2022/06/30

学生レースって、こんなに楽しんでいいんですか?



お世話様です。
M2村瀬です。


関カレレポ、みんな書いてくれて嬉しいですね!
おじさんもこの波に乗るとしましょう。



(タコ紹介忘れてない…よね??)



【レース前日〜当日】

あつい
アホみたいにあつい

分かっていたことではあったが、馴化しきれていた訳ではなかったので少々不安


環境が4年前に酷似していた

バイクもホイールも全く同じ
あの日の自分に真っ向からリベンジできるかな


試走で3年ぶりのコースを確認
バイクコースの折り返し地点が変更されている


関カレコースって上り下りに焦点行きがちだけど、下り切って左折した先のカーブコースってめちゃくちゃ走りやすくないですか!?

4度目にして得した気分




受付と開会式は黒磯文化会館
どこもかしこも懐かしさを感じてしまう

(ちなみに開会式は例年部ジャーで揃えていたような)




夜ご飯は"定食わらし"さん
おとうさん一人?で切り盛りしている小さな食事処でした

8人でお邪魔したらお米が4人分しか用意できないという事態発生
まあそりゃあこの人数は予想外よなあ

月見うどん大盛りをいただきました
前菜の筍とブロッコリーの煮物が美味しかったです




宿は昨年同様ホテルおおるり
温泉が楽しめる素敵な宿ですね!

一応トレーナーとしても帯同しているので、レース前日ケアを実行
自分が選手だろうが関係なし
ミーティング後に何人か(8人くらい?)の相手をしました
だいぶ慣れてきた感じがします。
遅い時間までかかってしまい、特に後半の人には申し訳なかったです。
その後の露天風呂は誰もいなかったので快適でした!



翌朝

少しでも寝たかったので朝ごはんは車にて
運転代わってくれたはっすーありがとう

はっすーを始め、今回のサポート組は人数が選手に対して少ないにも関わらず素晴らしい動きでした


レース会場に着き、バイクセットの準備をしていたところスプリントになったとの報を受ける


正直ODが良かったのは言うまでもないが
高温環境や雷の危険性から致し方なし


時間が変更になる可能性については前日にみんなに伝えておいたので、各々何とかするだろう



女子のレースを応援し、ゴールまで確認し、いざ入水


記憶にあるほど冷たくない
もはや気持ちいい

そう思ったら10分ちょっとしかここで泳げないことがとてつもなく寂しく感じてしまった
勿体無いので時間たっぷり試泳




陸に上がって水飲んでたら他のつくトラ勢を見失う
しゃーなしやなあ、と思い他大学の人たちに混ざる


「今回のバイクのドラって何回やっても30秒ペナルティらしいよ」
「まじ?じゃあずっとドラしてた方が絶対楽じゃんw」


そういう会話が聞こえた





とてつもなく悲しい気持ちになった

冗談でもそういう考えがよぎっている時点で相当よろしくない気がするのだが


結果として今回はルール設定側にも不手際があったようにも感じます
ですが、ペナルティは「取られなければ良い」ものではない
互いが公平かつ安全にレースをするためにドラフティングを禁止しているのだ

なぜそこが理解できないのか

ルールが如何であれ、公平なスポーツをするのであればどう動くかは自ずとわかることだと信じていたが
どうやらそうは考えられない人間は少なくないらしい


自分はもちろんつくトラの人がドラをしないことを祈りながらスタートへ

スタートラインにてフローティング中、コバやコジの姿を発見

頑張ろうぜと鼓舞してホーンを待つ


【Swim】
11:11 (42)

スタート位置は控えめに言って最悪の位置
ど真ん中2列目は全方向から攻撃を受けるのでオススメしません

揉まれていたら頭を上から押さえつけられてそのまま沈められる始末

ひどいことするなあ、誰やねん

あんまりバトルする気力はなかったので、様子見つつ空いてるところを探して自分の泳ぎに持っていく

第2ブイを回る頃ようやく周りが静かになってきたので、気持ちよく泳ぐ
でも残り200mくらいしかない

ああ、終わってしまう

できることならもう一周したい


スイムアップで40番台の声

まじ?と思いながらウェットを脱ぎ、確実にゼッケンとメット、サングラスを装着


【Bike】
42:58 (50, split 37)

飛び乗りは微妙
しかし落ち着いて靴を履く
1周目はとりあえず先行しているシンメイを追うことに

下りに差し掛かり、一気に巡航を50超えまで上げる
なぜか右端を走る謎の選手に遭遇

ドラやブロッキングはもちろん、キープレフトも遵守してくれ

確かに左側の路面はよろしくないが、そのクソっぷりは全選手に平等に与えられていますゆえ


下り後のカーブコースでシンメイの姿を捉え、折り返し後に抜かす
登りに入ってすぐに後ろから選手が抜かしてくるのが見えたので、給水しながら抜かされるのを待つ

10人くらい一気に抜かれた
その中には他大の知ってる顔も
それにしてもみんな右側走るのやめないし
左側に幽霊でも走っているのが見えているんですかね
もはや集団になってた


20mくらい離れたのを確認したので32〜33くらいで回し始めたが、じわじわ追いつく

千切れた選手()を抜かし、常に前の集団が見える位置に

オフィシャルのバイクが常に集団近くを巡回してて草

いつまであの集団走続けるつもりなのか…
(結局最終周までほぼ変化が見られなかったが)



対面区間でシノ、コバ、コジ、シュン、タマイを見かける
シノはじわじわ近づいていたので、これはランで刺されるかもなと呑気


3周目の下りで突然の大雨
おいおいマジか

とりあえず加速はしない
ハンドルもDHからブラケットへ

学連の方や応援・サポートの皆、大丈夫かなあ
みんなも落車してないかなあ

ひたすら不安な気持ちになっていたが、対面区間で一通り会えたので一安心
リョウタとゴンには一度も会わなかったので心配だった


写真撮ってほしくてレース中つくトラサポートを見つけてはこちらからアピール
たくさん撮ってくれてありがとう

バイクもメットも目立つ色じゃないから見つけてもらえないことも多いんだよなあ


【Run】
20:28 (35)

ランシュー片方が隣の人のウェットに隠されてたが探し出してスタート

天気は一転、日光が照りつける


4年前と違って体が動く
キロ3:50切るペースで気持ちよく走る

ランナーがガンガン前に出て抜かしていくが、生憎スピード出す練習は積めてないので自分のペースを守る

外周の角を曲がった時、同期エースの影が見えた気さえした。
4年前は遥か遠く、3年前は共に走り後を追ったあの雄々しい影が。

これまでにないほど清々しい


そしてあちこちで応援が聞こえる

なんて気持ちいいんだろう


いつかの先輩も言っていたことだが
「M2になっても沿道で名前呼んで応援してくれる人がいる」
これってめちゃくちゃ幸せなんですよね

わざわざ遠くから駆けつけてくれた同期やOB OGがいたり
うちわを振って応援してくれるレース後の女子選手がいたり

できることならもう一周(以下略



少しずつ順位は上がっていたが、もはや気にしていなかった

ラストスパートはキャップとサングラスを外し
ダッシュで一人抜かす

[photo by ひらり 速すぎましたかね…?笑]



【Total】
1:14:37 (29)

結果としてつくトラトップのゴールとなったのだが

その後のボーダー付近のみんなが心配で心ここに在らずウロウロ

スプリントだったので体へのダメージも少なめ


全員のゴールを見届け、顔見知りと会話


「インカレどうするの??」

口を揃えて皆が言う


正直このラインに自分がいること自体驚きだったし

インカレ出るつもりは毛頭無かった

ですが流石にこれから研究と実験とで忙しさが佳境に入るので
現段階では辞退する予定です

インカレに対する熱は数年前に冷めてしまったし
インカレではアンケート調査とつくトラ選手のサポートに勤しみたい



全体を通して
今回は前日のマッサージのみならず勉強会やトレーニングのアドバイスなどを行ってきたので
気持ちよくレースを終えられた選手がいる一方
悔しい思いをした選手もまた存在していた
うまくサポートし切れずただただ申し訳ない



最後に一つ

4年前のレース後、僕は強い選手になりたいと願っていた
そのためにはどうすべきか自分なりに考えて実行した
結果としてそれは「自分が弱いこと」を認めることに繋がった

僕は未だに「弱い」人です
だからこそ「強くありたい」と願うのです
一度「弱さ」を認め、その弱さを周りに隠さなかった選手は
自分の知る限り「人として強い」選手へと成長しています

それが正解の方法かは分かりません
弱さを認めてそれをむき出しにするのは簡単なことではないです

ですが、トライアスロンは言わば「自分の弱さ」との戦い
そこにトライアスロンの「旨味」があると信じて。



長くなりました。
応援・サポート、学連及び関係者の皆様、本当にありがとうございました。




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