2022/06/29

一に楽しむ、二に結果

2021→2022関カレ(0.75 km, 20(→24)km, 5 km

関東順位:25→28

総合タイム:01:21:18→01:2842

Swim0:10:57→0:11:45

Bike00:42:45→00:50:21

Run00:27:45→00:26:36

 

お分かりいただけただろうか。

そう。1年でほとんど成長していないじゃん!

バイク・ランはちょぴっと速くなってるけど得意のスイムはむしろ退化。

でも私にとって成長していないことは自業自得であり、それをわかったうえでレースに臨んだつもりだったので悔しさはほとんどない。

ほとんど,,,スイムが退化していることと、かのに抜かされたことだけは本当に悔しい(笑)

そんな3年五十嵐咲季の関カレ振り返りです。

 

私のトライアスロンに対する姿勢は、競技に全力で打ち込む選手たちにとっては目障りで、イラっとさせてしまうことがあるかもしれない。

つくトラという組織だからこそ許されている(よね?)ということにまず感謝したい。

 

遡ること1年前。

インカレ出場を目標に挑んだ関カレ。

緊張と不安が大きすぎて、関カレ楽しみ!というよりも早く終わってくれ解放させてくれ、という気持ちの方が強かった。前日の夜に宿泊所の1階ロビーでポジティブ人間に励まされながら涙を流したのもいまではいい思い出。

とにかくインカレに出れるのだろうか、という不安で辛かった。しかし、その不安とは裏腹に、関カレからは最高の結果とともに解放された。

楽しいレースだった。

 

さぁインカレだ。そうなったとき、やっぱり練習を頑張れなかった。トライアスロンをやるよりも旅行や帰省の時間の方が幸せだった。インカレに行けたことへの喜びや安堵感とともに残っていたのは、もう1試合あるのか、というマイナスの感情。本当にインカレに行きたくて行けなかった人に対して失礼すぎる感情。応援してくれている方々に対しても失礼。

でもあのときの私はインカレを早く終えてトライアスロンから解放されたい、の気持ちだった。

インカレはランで最後尾の自転車につきまとわれながら、なんとか完走。初めてのレースOD。初めての知らない人との集団走。ランは足が動かなくてほとんどジョグだったけど声援には笑顔でこたえられていた気がする。

楽しいレースだった。

 

秋冬。週4の実験を言い訳に、B班にうつった。

スイム実験ランバイクスイム、、、そんな毎日が嫌になった。できるだけ練習に参加しつつ、行きたくないときは練習に行かない。逃げ場ができたことが自分を楽にしてくれた。

でもしばらくして、部活に行かない日々がつまらないことに気が付いた。自分からつくトラを除いたら何もないんだなぁと。

3月の強化練。中途半端な自分の参加姿勢に嫌気がさし、できるだけ参加した。自分で作ったスイムメニューでぼろぼろになり、練習の締めの一言で「練習行かないと私みたいになるよ」と自虐。

このままシーズンにはいったらもっと苦しむのは自分だと思い、入部式を機にA班に戻ることにした。

 

 

以上のなんとも中途半端な半年強を経て私が気づいたことは、

・自分は運動を頑張り続けることが苦手

・つくトラは好き

・レースは楽しい

 

甘えの塊である。許してください、、、泣

 

入部式前のバイク練、2022年度上半期目標を考えていた。インカレに行きたいという思いは弱く、トライアスロンをやめたくもない。

結論:「つくトラを楽しむ」

 

去年は楽しむことを忘れ、結果を残さなきゃいけない、でも練習行くのが辛い、そんな毎日だった。でも私はつくトラという組織に所属している自分が好きで、久しぶりに練習に参加したときはなんとなく後ろめたく感じる。

だったら、結果を求めずに練習に参加すればいいじゃない。RTの練習に参加した結果として、いい結果がついてきたらそれでいいじゃない。

その結果には期待しすぎないし、後悔もない。

つくトラにいられる限られた時間を謳歌しようじゃないか。

 

 

そうした前向きな気持ちで臨めた今回の関カレ(やっと本題、、、?)。

ただ楽しむ、インカレは行けたらいいな、行けなくても後悔しないくらいには頑張ろう!

そんな感じだったので特に緊張はしなかったし、RT以外の練習は特別しなかった。

 

・入水チェック

水が冷たすぎて足つりそう。2周泳いで少し慣れてきたので退散。

渡良瀬より全然きれい、、、泣

 

Swim

真ん中あたりちょっと外側寄り。インカレで沈められたのがトラウマすぎてもまれたくない一心。

最初はもちろん泳ぎにくかったけどなんとか人の少ないところを見つけて入り込む。ほとんど水中で周りの人を見ながら泳いでた。たまに顔をあげてブイの位置確認。同じ速度の人をみつけてしばらく並んで泳ぐ。

最後のブイをまわったとき、右後ろから見覚えのあるキャップ・ゴーグル・ウェットスーツ、、、みゆさん!

私は右呼吸、みゆさんは左呼吸。心なしか呼吸で顔を見合わせたときみゆさんが笑っているようにみえた。あまりにもずっと隣にいるもんだから私も笑ってしまった。

スイム楽しい〜。

 

T1

ウェットスーツを脱ぎながら立ちくらみ。足元みずに脱ごうとしていたらアンクルバンドを必死に脱ごうとしてた、危ない危ない。余裕があったら口にいれようと思って置いておいた塩分タブレットを投げ捨て(トランジは荒らしすぎないようにしようね)、先にトランジを終えたみゆさんの背中を追いかける。(女子の名前順、トランジ遠すぎ!)。

走ってるときに聞こえたしのの声。「かの、みゆさん前!」、、、、、ほぇ!?

思わず聞き返しそうになった。かのが前?まじか。笑いさえこみあげてきた。スイム遅かったのか。かのがはやかったのか、、、考えたって仕方ない。目標ができた。

バイクでかのに追い付いて差をつけよう。

 

・バイク

去年よりはバイク力ついてるし、辛かったあの上り坂も楽に感じるだろう、という期待のもとの前日試走。全然楽じゃない、、、でもこの上りさえ頑張れば周りと差が付けられるはず。そう思いながら臨んだバイク。

折り返しのあたりでかのとすれ違う。やばいやばい。このまま追いつけなかったらどうしよう。自分が焦ってきているのがわかった。焦りの感情を押し殺すため、一人で笑顔をつくってみた。大丈夫。楽しめる。1周目の上りでかのの背中が見えた。ギアはいつもより軽くしてはやく回すことを意識。かのが少しずつ近くなる。上り終えるころにはすぐ目の前にかのがいた。あと2周で抜かして差をつけよう。そう思ったけど結局抜かし抜かされの繰り返しの後、3周目の上り坂で差をつけられてしまった。自分の足が重いのがわかる。

やっぱりこの坂苦手です。

 

・ラン

「さき28位!」誰かの声が聞こえる。インカレ枠は31。まじかぁけっこーぎりじゃん。でも不思議と5 kmのランなら足の疲れに負けることなく頑張れる気がした。ODのために練習していたおかげ。

走り始めてすぐ、1人に抜かされた。近くに見えていたかのの背中はどんどん遠くなっていく。池をでて、1人抜かす。抜かされてばっかりだった自分が抜かせたことに感動。

外周はたくさんの人(地域のボランティアの方々?)が応援してくれた。ゼッケンと手に持っている紙を見比べて、「五十嵐さん頑張れ!」なんて言ってくれる人もいた。

五十嵐さん頑張るよ!

外周の途中、下り坂?すごく足が軽かった。距離や速度を見ると乱れる気がしてガーミンは見ないようにしていたが、いいペースで走れているのがわかった。去年ここでかのが腕をふりまわしてくれてたなぁなんて思いながら、同じペースで走り続ける。足音は聞こえなかった。前も後ろも誰もおらず、焦ることなく快適な時間だった。

池にはいると2回足音が聞こえた。ここまできて抜かされるのかぁ。順位に不安がでてきたが、焦ったら負け。抜かしてきた人の背中は見送り、自分のペースで走り続けた。池をでたらラストスパートをかける元気は残っていなかった。

 

Finish

ゴールが見えたときに気付いた。ゴールテープある!最近のレースはコロナでなかったから地味に嬉しかった。さぁゴールテープを切ろう。目の前の選手が一人ゴールテープを切る。スタッフが片方のテープを追いかける。すぐに私が来るからだろうか、再び張り直す気配なし。

あ、、、。

ゴールテープを切るという小さな願いはあっけなく消えた。とにもかくにもゴール。「31位」のアナウンス。

インカレ行けたっぽい、、、!

・レース後

かのが待ってくれていた。レース終わったあと誰もいないと少し寂しいので嬉しかった。女子陣と合流し、愛さんを応援。愛さんめちゃ楽しそう〜。今年の上級生みたいに、私も来年以降関カレに出る気になっているといいなぁ。

 

今年もぎりぎり得たインカレへの切符。

合宿もできそうだし、今年の夏は垂れないように頑張ろう。

今年の目標は

・インカレ完走。脱・最後尾。

 

 

関カレレースレポのつもりが1年の振り返りになってしまいました。

いまはトライアスロンが、つくトラで回っている毎日が楽しいです。

つくトラ現部員、OBOGの皆様、学連、大会運営に携わった方々、すべての方々に感謝します。そして、かの運営ありがとう。つくトラ学連の方々、ありがとうございました。

 

 

最後に、私の競技スタンスに共感してくれた人に一言。

 

嫌になったら一度逃げてみればいい。

そこが好きな場所だったら、自然と戻りたくなる。

楽しむことを忘れずに。

 

 

〜次回予告〜

日本一美しいトライアスロンとやらを見に行こうじゃないか。

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