2022/06/29

関カレ!

はじめに

最高のレースだった。で終わりたいくらい私にとっては過去最高のコンディションだった。自分の特性を考 慮してインカレ (だいたい 60 位くらい) ラインに滑り込むことを考えたら次のような展開が現実的だったろ う。

SWIM でできるだけ圏内に入り込む。BIKE で一回圏外になっても慌てないで冷静になって RUN を迎えて、 RUN でボーダーをぶち抜く。SWIM RUN でぶん殴る。

いざふたを開けてみたらその通りだった。いや、それ以上だった。SWIM で圏内に入って、BIKE 終了時にはまだ ボーダーにいた (!)RUN で最高 45 位くらいまであげて (そこでペナルティー消化した) 最終順位は 51 位。 インカレが現実味を帯びて見えてきて以来、多くのひとが「練習してるね」って言ってくれるくらいにはがん ばっていたから結果はとても嬉しい。

レースの反省だって、思い浮かぶのは3つだけ。 速いペースで回せて足張って辛いからこそ、もっと笑おう。苦しい顔してた自覚しかない。サポートのひとに 垂れてたって言われてたし、なにより写真写りが悪い。 2 大会連続ドラフティング違反でペナルティー。1年生のときは一回もなかったはず。それだけ勝ちをタイム を狙ってかつそれだけの実力がついてきたってことなんだろうし、BIKE での恩恵は 30 s 以上はあるだろうからペナルティー喰らったほうが速いのかもしれないけど、そのうち足元掬われて痛い目見る。 RUN のラスト、6, 7 人の団子を安々と見送ったのはバカだった。そのせいで正式リザルトでるまで全然安心 できなかった。 このくらい。もっとあるはずだけどまあいいさ。

 

1 SWIM

競技前にゆっくりできるのは SWIM だけ。ここにインカレがかかってるってところあったけど緊張が高ま りきらずにいられたのはつくとらの人たちと話していられたから。入水チェックで感じる水の気持ちよさ。渡 良瀬とはちがう!彩湖とはちがう!水がきれいだ!!W-up に目向けた SWIM 練が功を奏したのか、回る腕。そし て飲める水、まぶしい太陽。位置取りは前の真ん中より外。気づいたら周りにこじさんしのさんほたかさん。 他にもいたかも。いたかった位置にいれて幸先よし。ここでホーンが鳴る。レーススタート。 位置取りよしだったから快適な SWIM。私の周りにひと少なくて左 (ロープ沿い?) に密集しがちだったけど、 ブイの位置考えたら私の軌跡が最短なんだよなあ、って謎に日本人らしからぬ自信を持てていた。新しいゴー グルとなぜか良い視力でブイがはっきりと見えた。ただ、ヘッドアップちゃんとしないといけなかったけど。 ここで焦らずに、むしろ変なとこ泳いでる (と思って) まわりを見てリラックスできたのは強かった。那須塩 原の水は気持ちよい。気持ちよさを私という変換器で動力に変えるだけ。スプリントディスタンスは本当にす ぐ。いつの間にか橋の下。最後まで気は抜かない。ラスト 100m くらいは前のひとにチェーンして楽した。こ の判断、レース全体を見ていなかったら絶対していなかったと思う。だって SWIM で順位取りたかったらス パートかけるべきじゃん。それよりも後の BIKE を万全に迎えることに重きを置けた。偉いよ私。

もう、全部練習が効いた。SWIM 班だってことをちょっとだけ気負って、開錠と同時に学生証をかざして窓 開けて電気つけてメニューを書く。2,3カ月前から週1の課題になってた。気抜くとメニュー作りが回って くるし自分のメニューはさぼりたくてもさぼれないよね。。 位置取り、ヘッドアップ、直泳。単純な SWIM 力にオープンウォーター特有の要素がデバフをかけるわけだ けど、他のひとよりもその影響は少なかったんじゃないかなって思うし、練習に裏打ちされた自信ほど美しく て強いものはない。SWIM up から走るのちょっと長かったけど裏目標 (結果としてそうなってたらいいな、 の意) である「かのさんに勝つ」も達成できたし。 みうさんが 52 位って指で教えてくれたのがなぜか印象に残っている。インカレ圏内入ってる。楽に速く泳げ たのも相まってここはとても笑顔。

2 BIKE

一番苦手なパートだ。インカレ圏内から十数位か遠ざかっても焦らないようにそのようなレースを想定して おかなければならないくらいには苦手。アップダウンが3回あるコースだったのは私にとっては僥倖だったか も。主に不動峠、朝日峠で自主練していたし、登り坂は弱くない。 1周目。言われたように下りの最初でガーって漕いで給水した。軽く水被って覚悟を決める。平坦の折り返し 2 でしのさんとおおしろを見つけて心の中で勝負を挑んだ。登りは32キロ巡行だった。後半大丈夫か?ってふ くらはぎと相談しながら登りを終えた。 2周目。すでに集団とはこんにちは。しのさんにも抜かれた周。抜かれて抜かされて、ドラフティング違反に 対する意識が麻痺してた。しょうがない、とは思うけど取られてないひとが実際にはいるんだからやりようは あるはず。おかげで垂れずにいけたのだけれど。自分の練習以上のペースで走っているから、苦しかった。 3周目。突然の大雨。苦しさも足の違和感も流された。横風ひどかったからペースを緩めて結果的にそこで足 を残すこともできた。登りはちょっとがんばった。 他の2つと違うのは、周りのペースに流されるしイーブンでいけないこと。あるペースでイーブンでいるには それ以上の実力が必要な気がするから今回は仕方ない。

3 RUN

ペナルティーボックス入ったとは思えない走り。距離は十分に積んだ。圧倒的な自信の塊だった。それも しっかりと練習に裏打ちされた。BIKE のラストでしのと30秒以内!って言われたとき、追いつけるビジョ ンがすぐ浮かんだし、最後の2キロでほたかさん40秒前って言われた時も追いつく気でいた。あくまでイン カレ圏内だから足ぶっ壊れるとかはないように気配りながらだったけど。だから池でしのさんの背中を捉えて (圧倒的視力) 3キロ手前で抜かした時はここ一番の笑顔だったはず。でもなぜか、そこ以外笑えなかった。苦 しさを前面にだした走りは醜いし好きじゃない。楽しければ笑う。笑えば楽しめる。必要十分条件の理解が不 十分だけどそう信じてる。 後日、ゴールして、しのさんがいて、はすさんがわーってしてくれて、そこで初めて笑ってるの見たってマネ さんに言われてびっくりしたもん。そういえば、そうね。

終わりに

リザルトでなくて落ち着かないのと大学生したくて、徹夜で大学籠って解析力学した反動ダメージで失速し ていったブログ。私が思ったことをまとめます。 朝 SWIM もロング JOG も、「勝ちたい」の他にも「楽しい」を原動力に継続できたのがよかった。そのよう な練習に裏付けられた自信でレースで実力以上の実力を発揮できた。 逆に、BIKE は積極的にやろうっておもっていない (思ったように進まないからか? ) からいつまでも苦手。 不動アタックは帰りの朝日の景色を含めて楽しいからできる。 「勝ちたい」の燃料は私を動かすには少々非効率。でもやっぱりインカレ勝ちたいよ。ファイト。 あとは、やっぱりもっと笑いたかったよ〜〜。インカレは笑ってゴールテープを切る! そして、ペナルティー喰らってインカレ圏内とかいうオーバーキルできるまでに成長できたのはみんなのおか げです。当日だってサポートの声きけて安心したしレース前も安心できたし、ありがとうm(__)m

物理学類2年次 小林颯人

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