2021/07/26

東日本インカレレースレポ②

はすです。

 

動物に例えるのが流行っているようです。自分は昔、ヤドンに似ていると言われました。

 

最近の話題はめっぽう東京オリンピックですね。やっぱりスポーツっていいなあって思ってる今日この頃です。


自分はと言えば、先日『後輩から見たやさしさランキング男女混合個人』で同期中最下位(みんながとってもやさしいんだよね!)で予選敗退してしまいました。

周りのことへの配慮・関心が足らずにこのような結果になってしまい、応援してくれた人には申し訳ない思いでいっぱいです🤪。2024年に雪辱を果たせるように頑張ります。その前に1年後の冬もう一回やろうか

 

とまあ半分冗談で半分本当のような話は置いておいて、今回は前回書けなかった東日本インカレの後いろいろ思ったことについて綴っていこうかなと思います。レース前・中・直後の詳細や心情は少し前の部ログにアップしたのでよかったら是非。


そして東日本インカレから2週間が経ち、(レースの反省は別として)振り返るのはここで終わりにします。次があるなら前を向かないといけないし、振り返りすぎてると足元の角材につまづいて転んでまたトライスーツに穴でも開いてしまいそうなので(よみがえる悪夢)

 

今回、自分はかねてよりの目標を達成することができました。

赤シャツ欲しいし、高校部活の悔いを清算したいし、先輩かっこよかったし。色々なモチベがあったので本当に良かったです。前回の部ログに、「それらは『自力・他力・運』を総動員したおかげだ――」的なことを書いたので今回はそれらについてまとめようと思います。(レースレポではありません)

 


 

【自力】


ここはほぼ練習に直結します。テーマは「弱さの肯定」です。

 

自分は紛れもなきトライアスロン初心者。高校までサッカーをしていて、Swimは小学生の時の習い事くらい・Bikeは移動手段(ママチャリ)くらい・Runはスポーツやってる中では遅いね~くらい。


インカレ出場を果たすには、高校までに競泳・陸上をやっていた人たちに勝たなくてはいけません(凡人としてそういう人達に勝ちたいというのはむしろ動機にはなったけど)。そして時間的猶予もあまりなく、残された道は「滅茶苦茶練習する」のみ。キツイ・苦しいは高校までで散々だったので結構酷な道ではありました。

 

それでも、意外と続きはしました。週1020km泳いだり500km漕いだりはキツイけど自己肯定感を高める作用もあり、ある種の楽しさを感じる時もありました。

 

が、それはその練習が終わったから言えることであり、やる前はやはり憂鬱な時の方が多かったです。

 

「どうせ自主練だから、やらなくても誰も何も言わないよな~」

「けど、やらないと絶対にインカレなんていけないよな」

 

皮肉なことに、強さを求めて練習を重ねようとするほど自分の弱さを感じました。

 

いつの日か僕の好きな先輩が、「走るのが一番好き。自分の弱さが一番出るから」などと支離滅裂(ごめんなさい)な言動をしていましたが、僕は弱さなどできれば感じたくないし弱い自分は嫌いです。バルス。

 

かといって、トライアスロンの練習をするにあたって、自分の弱さとの向き合いは避けては通れないものでした。

 

そこで僕が出した結論が、『自分は弱い』と開き直ってそれを肯定することでした。

ニーチェも「ありのままの自分を肯定しろ」てきなことを言っていたので、それに従ってみました。

 

具体的に言えば、やりたくなかったら自主練をやらないことも許容しました(それでもmin週5はしたが)

 

ただ、「自分は弱い。うん、しょうがない」で立ち止まらずに、弱いなりに何が出来るか。弱者の戦い方を考えてみました。

 

それでたどり着いたのが、トランジションなどの技術練やローラー練です。自分はキツイことが苦なのであり、トライアスロンは好きなので、キツさを伴わずにタイムを速めることができる技術練は渡りに船だったし、ローラー練は室内でもできるので取り組みやすくブリックランにも繋げられる練習なので、実走のほうがいいとは思いつつも多く取り入れていきました。

 


また、

「最終目標はインカレに出場すること。練習はその一つの手段であり、必ずしも一つではない」

 

といった考えの下、練習以外で出来そうなことを可能な限り考えてみました。一番大事にしたのは実戦のイメトレで、そのためにレースレポを読み漁ったり、阿字ヶ浦でトライアスロンを開催したり、100キロ先の会場に下見しに行ったりしました。(実戦経験皆無なんだもん)

 


なんだか練習から逃れるための屁理屈にも聞こえますが、当時は本気でそう考えていました。「大リーガーレベルでさえ投球フォームが皆独特だから、王道にとらわれず個人のやり方があってもいいんじゃないか」理論です(結局イメトレという王道にたどり着いたのだけれど)

 


「弱いなりに(自分の性質に合わせて)できることを考える」「最終目標を見据えて色々な手段を考える」は意識してよかったなと思います。

 

 



とまあ偉そうに綴ってるわけですが、僕はインカレ出場という結果があるからこのように有意に話せてるわけで、仮にあと順位2つ、タイムにして20秒ちょい遅れていたら、「ごたごたと屁理屈を言って練習しなかったせいであと一歩でインカレを逃した」もしくは「敗者に口無し」という結論にもなりえました。そう考えただけで残酷なことだとは思います。

 

しかし、実はこれは練習中ずっと感じてたことでもありました。「これでインカレ行けなかったらただサボっただけになるよなあ」って。だから、「弱さを肯定した自分」をまた肯定するために結局練習を積みました。


また、この姿勢を支えた背景には父(そして偶然にも高校の国語の先生も)がくれた言葉に、

 

「自分の進む道を正解にしろ」

 

というものがあります。「世の中何が正解かは分からないし、進むべき道に迷うこともあるかもしれない。だったら正解の道を探すのではなく、自分が選んだ道・置かれた状況が後で"正解だった"と言えるように努力することの方が大事だ」といった意味でした。

 

自分が弱者であることを認め、「逃げ」と言われるような道に進みながらも、ひとまずそれを結果で「正解」とすることができてよかったです。

 


ただし、都合のいいようですが、結果を出せなくてもそれを全面的に「間違いだった」とする必要はないと思います。

 

欠場者が多かったであろう今大会、あと2人でも出場者に僕より速い人がいたら、決戦ホイールを貸してもらえなかったら、トランジでBikeを起こすのを手伝ってもらえなかったら

 

僕はインカレを逃していたでしょう。それだけ「結果を出せた/出せなかった」は紙一重であることを知ったし、その2つってただの結果論でしかないんじゃないかなって思いました。


ただ、正直なところインカレを逃がしても僕は自分を肯定する準備はできていました。「行けなかったら、『練習が足りなかった』ただそれだけのことだろう。よし、もう一度」って。おそらくそれは万全の準備をしたと思えたからなのかもしれません。(実際本当に行けなかったらどうなってたかはタラレバでしか話せないけど)

 


改めて見ると、アリがわらわらと寄ってきそうな甘さですね。そういえばスタバの茨城限定メロンフラペチーノって甘いと定評があるけど、どのくらいなのかな。


僕は歴代主将の中では最も自分に甘く、アスリートには到底向いていないのかもしれません。だからこそ自分に厳しく出来る人へのリスペクトがあるのですが。

 


ごちゃごちゃと脱線に脱線を重ねて国鉄三大ミステリーもびっくりですね。結論、


「ヒトにはヒトのやり方(戦い方)があってもいい、自分の信じるやり方をすればいい」

「結果が出なかったら、足りていたことはあっても何かが足りなかった。ただそれだけで過程全てを否定しないでほしいなあ」


と思います。ダメだったら何が必要だったかをちゃんと考えるというか。。特に身の回りに沿う人が多い気がするので。そして、そう思えるように万全の準備をしておくことは大事だなあとも思いました。

 

人によっては「インカレ出場程度で偉そうに」って思れるような気はしなくないけど、自分の中では本当に意味のある経験だったし、その過程で学んだこれらのことは、自分の中では自信を持って言えることなので癇に障ったらそっと無視してください)



 

【他力・運】


東日本インカレを迎えるにあたり、自分は本当に多くのサポートと幸運を受けました。それらなくして僕の目標達成は120%なかったでしょう。

 

運について…
・東日本インカレが開催されたこと←コレイチバン(尽力してくれた人に感謝、つくトラからも3人が活躍してくれました)

・東日本インカレの出場者が例年より少なかったのでインカレ出場のチャンスが巡ってきた。←コレ二バン

・天候と水温が不安視されていた中で、間隙を縫って晴れてくれたおかげで阿字ヶ浦トラSwimができ、OWSの課題とブリックランの感触を明確化できた。

・つくば市は比較的外出自粛期間が短かった。

・つくばという土地の練習のしやすさ

 

運は良くも悪くも、思いもよらぬタイミングで転がってくることが多かったですが、それらをうまく使えるように準備しておいてよかったです。何回も言ってるけど準備って大事。

 



他力について…

つくトラに助けられたと同時に、つくトラ自体も少しづついい方向に進んでいっているのではないかと思いました。

 

事務的なことを一手に引き受けて陰ながら(もはや表で)支えてくれるしゅむさん。怪我などで練習に参加できない時は皆のSwimRunのフォーム撮影を率先してやってくれる選手たち、落車したら絶対に誰かが来てくれ、OWSではブイをしてくれ、練習モチベを上げてくれるカメラマンがいて、身体をケアしてくれるトレーナーがいて、サポートをまとめてくれるベテランがいて、見えないところでそれぞれの間を取り持ったり、エールを送ってくれる人がいて、、、

 

深掘れば深掘るほど出てくる出てくる。小学校の時のジャガイモの収穫を思い出します(表現力)

 

ちなみにいまのは現部の人の話であり、卒業しても多くの人が見守ってくれていました。OBOGの方には部車や練習用具をはじめ物質的にも多くの支援をしてもらったし、個人的にもいろいろな人から装備やアドバイスを受けました。あたたかいですねえ

 

幹部就任当初、自分たちは「自由にトライアスロンに取り組む中で、部にどのように貢献できるかを考えてほしい」といった運営方針を掲げましたが、それを感じる機会が日に日に多くなっていったことをうれしく思いました。

 

今のつくトラは、なんだかふわ~っとしていて(責任は重く感じています)、競技力は例年に劣るでしょう(特に男子)。けどレース結果や練習状況を見ると、全体として着実に上を向いてきていると思うし、今回のレースに出ていいイメージや悔しい経験から必要なことが分かった人は多いと思うので夏全体としてもうひと頑張りしていければいいなと思います。

 


と、それと同時にトライアスロン関係以外の人にもお礼を言わなければなりません。僕は部以外にも2つの団体に所属していますが、部活に注力したせいでほぼそちらの力にはなれず、メンバーの負担を増やしてしまったかもしれません。というかきっと増やしたでしょう。それでも僕のスタンスを認めてくれたおかげで快く部活に打ち込むことができました。


親も、自転車のハンドルばかりでロクにペンも握ってないような息子の様子を見せても、特に苦言を呈さず応援してくれていたので助かりました。


離れた場所から見守ってくれる人も沢山いました。いろいろな人のサポートを受けてきました。本当にありがとうございました。

 

 

最後に、これからについて、インカレに向けて頑張るのは勿論ですが、文系大学3年生の夏なので研究や卒業後のことについても考えないといけません。特に就活について、自分の社会的価値を問われるようですが、自分は残念なことにバイトの一つも"今は"(←ココ大事)せず、税金の補助を受けながら在学し、むしろ練習のせいで人より多く温室効果ガスを排出するマシンと化した社会的価値最早マイナス人間(本当はそんなこと微塵くらいしか思ってません)なので、そこら辺を自覚しつつこれからを過ごしていきたいと思います。

 

まあ要約すると研究と就活と余暇活動も頑張ります。 

以上長々とお付き合いいただきありがとうございました。

 

 

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