2021/07/24

ヒルクライム体験談

 こんにちは、小林颯人です。

先だっての関カレ、インスタで投稿したところ部ログに載せるという手があることに気づかされました。(インスタどうやってコピペするの?)折角なので初めてのhill crime書こうかなーと思います。(暇なのと写真がないのと経験の昇華のため)

 

 bike練 7月24日 不動 ヒルクライム

これを見てどういうものか想像できる人は一体何人いるだろうか?(つくトラの先輩方はほぼわかるだろうけど)というか、ヒルクライムが平地とどう違うのか漕がずして実感が沸く人はいるだろうか?実は一回だけ名前は知らなかったけど行ったことはある。筑波山神社方面から登ろうとして、情けないことに百数メートルで押し歩いたのだけれど。でもそのときはクロスバイク、スニーカー、普段着、受験明け。対して今回はロードバイク、ビンディングシューズ、バイクスーツ、スプリント経験済み。完走はできるだろ。どんな感じか知ろうとはしなかった(でも普通しないよね)

 24日。全貌が見えてきた、気がする。途中の道で先輩が教えてくれた「3.8kmくらい」「平均傾斜6,7°くらい」スタート直前「ブリックランはしない」え、2往復で16�?走りもしない?楽メニュー??困惑しながら不動スタート。

 まず、傾斜。体力の使い方がわからないので思いっきり漕ぐ。サイコン見たら23�くらい。結構いいと思う。それからも、ずっと傾斜。当たり前だけど足はすぐ疲れた。最初に抜いた先輩が「ギア軽くすると楽だよ」なんて追いついてくる。最悪。止まったら死ぬよな。最早時速12�。足が止まらないことだけ考えた。なんとか登りきった。ラスト100mが一番やばかったかも。方向転換して下りへ。ブレーキかけないとスピード出てビビるから安全運転。ただ滑空してるだけだと色々考えちゃう。まず左手で見下ろせる関東平野。センターオブジアースみたい。きれいすぎたよね。それからここの標高。斜辺4000m、斜角7.5°の直角三角形ってことにしよう。30°から2倍角を使って15°。もう一回使って……。√3は1.7でいいか……。

 2回目の登りはなにで登ったのだろう。女子には追い付いてやる、なんて思ってたのに。木漏れ日がきれいだ。昼なのに暗がりを照らす木漏れ日。真夏なのに冷えた身体(けれど火照った身体)。私はここにいるのだろうか。1�ではない1�を漕いでいることは考えなかった。(練習だろ考えろ?)体力が粉のようなもので表せるのだとしたら不動に体力まき散らして、やっと、登り終えたら先輩たちがいて。もっと先に行くのだとか。え、初耳。でもアウターインナーのことを聞いた。みんなインナーに入れてたらしい。知るものと知らざるものの差は大きい。もうちょっと、傾斜をこぎたかった。

 風返峠からつつじが丘へ。時速10�だと1.6�は何分かかるんだろう。2�だと5で割って12分。45かけて9分ちょい耐えるのか。疲れると計算する癖でもあるのかな。計算結果に心で悲鳴を上げる。泣きたいよ。ずっと登りだし。関東平野がまた見えた!一瞬じゃなくて結構長いぞ。(漕ぐスピードのせい)なんて美しいんだろう、テンションが上がる。一喜一憂も疲れ故。富士見橋で標高400mを知る。自転車でこんなに登れるんだ、とっても幸せ。インナーにしたらスピードは変わらなかったけど楽さは断然。どうにかつつじが丘ロープウェイに到着。まあすぐ帰るんだけど。

吹き抜ける風と景色から時折遠い世界にいるような感覚に襲われる。時速40�。頑張って獲得したポテンシャルエネルギーがいとも簡単に変換されていく。たまんないなあ。静寂を自分で切り裂きながら下っていく。こちら側から見れば、行く手を遮る障壁と呼べるものは何もないのだ。そのうちに熱風に抱かれて安心に包まれる。田んぼは眼前に姿を現す。ただいま。

 

今回は、

・上り坂はインナー楽。

・ふともも使って漕ぐ&ふきらはぎあたりで踏む、の2漕ぎを身に着けてもまたヒルクライムに勝てなかった(メンタル?体力?漕ぎ慣れ?)

・夏のバイク、水分500mlでは無理。

などを感じました。関カレを見ると(順位しか評価基準がないけれど)bikeが一番伸び代あるな〜って思うのでこの夏頑張りたいです。もちろんswimrunももっと伸ばします。

余談ですがこんな調子だけど将来は理学の知識を貯めてSF小説とか書いてみたいんです。投稿しようと思ってタイトルどんな感じ?って思って部ログ開いたら数件更新されてて熱量多めで文章に引き込まれました。そういうのって強く経験したことに対してじゃないと難しいと思うのですよ。そういうのを書きたい。レースレポの中に突っ込むのもあれですが、書いちゃったので送ります。

 

 

 

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