2021/07/26

関カレレースレポ(🐱)

パンダ好きなかのの同期女子、さきです。ネコ担当です。

 

関カレが終わってからずっと部ログを書きたい、という気持ちともう少し時間に余裕ができてからにしよう、という気持ちの葛藤を繰り返しこんなに遅くなってしまいました。

先延ばしにしていたら館山合宿が始まってしまいそうなのでそろそろ。

 

部ログご無沙汰なので前置きが長くなりそう…。

関カレ当日までの心情をだらだらと書き連ねますので興味のない方はぜひ飛ばしてください。

 

随分と遡りますが私がつくトラに入部する前。

Twitterの新歓アカウントを見ていて「女子はインカレを狙いやすい!」という言葉を見つけました。

そんな簡単に行けるわけないやん。そう思いました。

入部当初はインカレを別に目指すつもりはないけど、トライアスロン楽しんでみたいなーなんていう気持ちでした。

 

部活後のご飯中。

誰かが私に「さき頑張ればインカレ行けると思うよ」と言いました。

それが初めてインカレを意識し始めた瞬間でした。

インカレ?私が?いや無理でしょ。そう言いながらもその日からなんとなく、もしかしたら行けるのかも?と心のどこかで思っている自分がいました。

 

部室に貼られた上半期の目標、私は「インカレ出場。」とだけ書きました。

届きそうな位置なら狙ってみたいという気持ちと、目標は高く持ったほうがいいよねという気持ち。

 

競技コースが公開された日、コース図をじっと見つめイメトレをしてみました。

心臓がばくばく。

緊張しすぎて考えるのをやめました。

スイムで貯金を作ってバイクはみくさんについていく&かのに追い付かれない、ランはかのに追い付かれないように耐える。

他大女子がどのくらいのタイムで来るのか全く想像できなかったので、ひたすらにつくトラ女子を基準に目標を立てました。

 

関カレが近づくにつれ、一昨年のリザルトやつくトラメンバーのリザルトを眺めるようになりました。

また心臓がばくばく。

みんなはやい…。私本当にインカレ行けるの?不安になってきました。

目標に書いた「インカレ出場。」。それしか書かなかったことを後悔しました。

関カレを楽しむ!とでも書いておけば、気楽に目標達成できただろうに。

 

 

以上が関カレまでの気持ちです。

このように前日まで緊張し続けた私ですが、本題のレースはここからです。(前置きを読んでくださった方はありがとうございます。)

 

 

関カレ当日。

うーん、一場面一場面を切り取って書くとほんとにきりがなさそう…。

でもレースレポートって後輩も読むだろうし、失敗談?私が学んだこと?も書いといたほうが良さそう。

 

まずはゼッケンベルト。トランジ練習のときはカチャって閉めるより下からはいたほうが早いって聞いたからそうやって練習していたけど、ゼッケンをつけると下からはきにくい。朝試しにはく練習しようとしたら一回目でビリッ!て。

私が初心者すぎるせいかもだけど。

普段から紙をつけて練習したほうがよさそう。

結局本番は素直にカチャってしました。

 

あとは周りの圧に負けないこと。

朝から三本ローラーとかやってて女子みんな速そうに見えました。

気持ちも体も自分のペースで準備できればいいと思います。そんな偉そうなこと言えないけど。

 

 

ついについに、もうすぐ入水チェック。

駿亮に、緊張しすぎて無理だーー、と言うとみなさんご存じのあの笑顔で、大丈夫だよ、楽しめよ!って言ってくれた。彼はいつも私の弱気発言とは真逆のポジティブさで返してくれる。

そのポジティブ発言を聞きたくて彼に話しかけたのだけれど。いい同期。

ちなみに彼自身は本当に終始楽しそうだった。

 

入水チェック。

水冷たいし水中濁りすぎだし上がるとこぬるぬるしてて転びそうだし。

でも調子はそんなに悪くない。

緊張しすぎてスタートまで何度もれなさんのところに行って水をもらったけど。

前日からずっと近くで見守ってくださったれなさんみゆさん、本当にありがとうございます。

 

swim10:57(13)

ついにスイムスタ―ト。

場所とりは最前列の真ん中くらい。

気が付いたら金のキャップの人たちに囲まれてたけどまぁいいや。

そんなに争いはなかった。

練習通りヘッドアップでブイ、というよりは前方の人を確認しながら自分のペースで泳いだ。

疲れたら内側を泳いでる人を見ながらヘッドアップをさぼった。

最後の辺が異様に長く感じた。

でももうすぐ上がれる、と思って顔を上げたとき、みくさんらしき姿が見えた。

ん?もしかして私けっこーいい順位なのでは??

 

スイムアップしてからは頭が働かず、ウェットの腕を脱ぐの数秒間忘れたまま走っていた。

冷静さって大事。

とにかく慎重に、でも急いでトランジを終え、バイク乗車位置へ。

私はやっぱり練習不足でビンディングを履いた状態でバイクに乗った。

そして恐れていたことが起こった。

クリートがなかなかはまらない…。ださいなぁ。

なんでもっとトランジ練習を大事にしなかったんだろう。

ビンディングはつけとくよりはいとく方が速い。

そう自分に言い聞かせていたのは甘えだったと痛感。

 

bike42:45(31)

長く緩やかな下り坂と上り坂。

下りは楽しかったけど上りは辛かった。

傾斜がきつく短い坂の方が好みな私にとっては心が折れそうだった。

サポート・学連・男子の応援、前日に先輩から頂いた「とにかく楽しんで!」のメッセージ。それらを頼りにとにかく漕ぎ続けた。

抜かし抜かされ抜かされ抜かし抜かされ抜かされ…の繰り返し。

みんなバイクはやいなぁ。

とにかくみくさんとの差を縮めないと。

 

run27:36(34)

バイクを降りてランスタート。

ランは本当に苦手。

なんでスイムは750mしかないのにランは5km?ラン得意な人いいなぁ、なんて、レース中はそんな呑気なこと考えてる余裕もなく。

走り始めたとき、さき25位!と叫ぶ声が聞こえた。

25位?余裕もって30位までOKだとしても5人に抜かされたら終わりじゃん!

そう思った瞬間、インカレに出たい、という気持ちが最大限に達した。

嫌だ。このままゴールしてインカレに行きたい。

5km耐えればインカレ。耐えろ耐えろ。

 

池の周りで一人に抜かされた。

外周に入ってペースがつかめてきた。

そう思った瞬間、後ろから「さきファイト!」。

思ったよりもすぐにかのに追い付かれてしまった。

抜かすときにファイトって言ってね、そうかのに言ってはいたけど、"さき"ファイト!なんてずるい。

名前をつけて声かけられるだけでこんなに嬉しいんだなぁ。どんどん差が開いていくかのの背中を必死に追いかける私。かのが腕を上げ、斜め前を指さしていた。

「一緒に前に行こう」

そう言ってるんだなと思った。

(その後も彼女はずっと腕をぶんぶん振り回していてあんまり振り回しているから肩が痛いのかと思ったけど、後から聞いたらそれも前に行こうの意味だった。かのごめん。)

自分のことで精一杯な私とは対照的に、かのがこんなに応援してくれてる。

みくさんとかのに置いて行かれるわけにはいかない。

一緒にインカレに行きたい。

そんな思いでかのの背中を見ながら走り続けた。

 

最後の池周り。

とにかく後ろからの足音が怖かった。

みんなラストスパートをかけ始め、一人二人と私のことを抜かしていく。

あぁやばいかもなぁ。そう思い始めた。

でも不思議と諦めという気持ちは全くなかった。

少しの望みにかけ、とにかく順位を落とさないことに必死だった。

最後直線前あたり。目の前に二人いた。

ラストスパートで抜かしてやる、そう思って力を振り絞ったのに二人もラストスパートをかけてその二人でゴールを競いあっていた。

置いて行かれた私。やっぱりみんな体力残ってるのね…。

 

total1:21:18(28)

とにもかくにも力を出し切ってゴール。

ふらふらでアンクルバンド外せなかった。

ゴールした時には27位?28位?というアナウンス。

インカレ行けたのかなぁ、微妙かなぁ。

まぁどっちでもいいや。

あんなにインカレ行きたいと思っていたのにゴールしてからはインカレ行けたら嬉しいなぁくらいの気持ちになっていた。なぜならブリックランに悔いがないから。

自分にとっては満足のブリックラン。

タイム的にはそうでもなかったけど、みんなに比べたら全然遅いけど、そのときの身体で出せる最大限を出し切ったつもりだった。

関カレが終わった、安堵の気持ちでいっぱいだった。

 

 

男子入水チェック直前。

「さきインカレ行けたで!」

そう言われた。こみ上げるものがあった。

みくさんとかのの3人でインカレ,,,?幸せすぎる。

遠いと思っていた目標が一瞬で目の前に現れ、ずっと不安だったことが消えて。

良かった。

出てくるのはその言葉ばかりだった。

 

 

以上長々と書き連ねた関カレレポ。

人に自分をさらけ出すのが苦手な分、文字になると言いたいことがこみ上げてくる。

一言で済ませるなら

「楽しい1日だった。」

それだけで終わりなんだけれども。

 

 

最後になりましたが、サポート、学連、運営・応援してくださった方々、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

応援の一言一言やみなさんの気遣いがあったおかげでここまで楽しむことができました。

自分も選手からあの応援助かった!元気でた!と言ってもらえるような存在になりたいです。

 

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