2019/03/25

IRONMAN NZ 2019 第6章「Run ~腹痛と星空と全力ダッシュ~」

ここまではこちらから。
  1. 第1章「出発前」
  2. 第2章「NZの洗礼 ~ムール貝とスマホ~」
  3. 第3章「Swim ~ゴーグルと朝日~」
  4. 第4章「Bike Lap1 ~ジェルとトイレ~」
  5. 第5章「Bike Lap2 ~向かい風、同期、時々コーラ~」

3月2日(土) 15時40分


1周目(0-14km)

T2は死ぬほど休んだので、走り出しの感触は良い。手元のGarminでは6'00"/kmを切るペース。ダメダメダメ。このペースでは絶対バテる。
最初の2kmほどは対面通行になっていて、1km程進むと、大典とすれ違う。
僕「大典!ファイト!」
大典「おう!やっべぇキツイ!」
まじか。ミドルの経験もあり、僕よりはるかにトライアスロンランになれているだろう大典がわざわざ「キツイ」というんだから相等なんだろうな…とは思ったものの、一方の僕は、Bikeによる体の重さこそあったものの、キロ6で問題なく進んでいて、何がきついのか、この時にはまだよくわからなかった。

Runのエイドは2.5kmおきにある。最初のエイドは最初の坂の中腹にあった。エイドにはBikeのときにおいてあったもののほかには、ポテチ・クッキー・チョコ・氷が追加されている。最初のうちは余裕もあったので、水をもらって頭からかぶり、Electrolyteを飲み、バーをほおばって、Electrolyteで再び流し込んでさっさと通過した。

コースレイアウトは、タウポのモーテル街から、5km程離れた隣の住宅街まですすみ、住宅街の中をぐるぐるして、戻ってくることで1周14kmのコースを3周回なのだが、途中500m程度で15m位を上る、イメージ的にはループの大学会館前の位の坂が3~4つあるので、割と足を削られる。

僕も10km過ぎまでは先述の通り余裕だった。1kmごとのLapは
6:05-5:49-6:54-5:50-6:10-6:21-5:55-6:05-5:55-6:21
と、坂道とエイドを考慮すると、ほぼキロ6のペースが守れたといえる。

10kmを過ぎると身体に異変がやってくる。まずは、腹痛。
これの原因はすぐわかった。汗冷えだ。スタートした直後は汗をかくほど陽も出ていて、エイドでバンバン水をかけたもんだから、ある種持病ともいえる(笑)汗冷えが発症した。

5個目(12.5km付近)のエイドでトイレに駆け込む。Bikeのときとは意味が違う、緊急を要するトイレ。
とりあえずトイレを済ませたが、このとき完全にウェアの選択をみすったことを悟る。
汗冷えする体質なのに42kmもトライスーツで走ってはいけない。今後の戒めである。

それでも、トライスーツを着たのは、なんとなく「桐の葉のトライスーツでゴールしたかったから」と思ったから。まあ、自分のじゃないのだけれども、学群生活を締めくくるうえで、ウェアは桐の葉が良いなと。これに対しては、2周目に答えが出る。

さて、ここからが地獄。
トイレで出すものは出したものの、汗冷えは止まらず、止まってしまったせいか脚が重くなる。ペースはキロ7を割り、おなかはぴーぴー。
宿の前で堀さんに会って、発破をかけられる。そして、前ももが攣りかける。
Run Lap1(14.2km) 01:33:38 (6:35/km)
ギリギリ生きてる


2周目(14-28km)

そんな状況で2周目に繰り出す。時刻はすでに17時を回っているが、Taupoの日の入りはこの時期20時前後なので、まださほど暗くない。

しばらくすると大典とすれ違う。お互い辛い。とか思ってるとひざに痛みが。
そして、再度腹が冷える。本日6度目のトイレ。
トイレから出て、コースに戻るも上り坂なので歩きながら登る。
エイドで飲み食いしながら今後どうしようかと考えてると後ろから大典に追いつかれる。
どうやら、大典は登りは歩く方針で進んでいるようだ。
登り区間が終わって大典が先に行く。とりあえずおなかの調子が落ち着くまで歩くことにして3周目に勝負をかけようと決意。

2周目の住宅街に入るところで「スペシャルニーズバッグ」の存在に気づく。まあ、今回僕は何も預けてないんだけれども。ここに桐の葉トライスーツ預けておいて、途中から着ればよかったんじゃねと今更気づく。遅い…笑

ちょうど20km過ぎだろうか。後ろから智紀に抜かれる。そういえば、この前後で慶應の小野君にも抜かれた(勿論周回差。詳細を覚えてないので割愛)。お互いの状況を話しつつ、智紀が先に行く。
颯爽ととは行かないが着実に歩を進める智紀と、歩く俺。ん~どっかで見覚えがあるなこの風景。そうだ、つくマラだ。またか。
そんなことを考えていると22.5kmのトイレエイドにたどり着く。またトイレ休憩。汗もぼちぼち乾いてきた。トイレから出て、コーラを飲んだらなんかやる気が出てくる。
そろそろ動き出すか。ただ、坂は無理だ。ってことで「平地だけは走ろう」作戦に変更。
名前の通り、坂は登りも下りも走らない。

坂でまた一人抜かされる。ン、見覚えのあるトライスーツ。Afroだ。名前を見ると武部君。坂が終わり、平地で走り出すと割とすぐ追いついた。というのも、1h近く休んでいたおかげで(せいで)、平地の走速度はキロ6かそれを切る程度まで回復していた。
少し武部としゃべりながら並走し、また下り坂で離される。また平地で追いついて、坂で離されてを繰り返す。よくよく考えると嫌な奴だったに違いない。

そんなことを繰り返していると、再度智紀を捉える。そして、小野君も捉える。
皆疲労困憊。ペースの差や、エイドで休む時間の差もあり、なんだか抜かしたり抜かされたりが続く。

こんな状態でもメンタルを保っていたのは間違いなく沿道からの歓声のおかげ。
「Yuji, well done!」「Go! Go!」などとたくさんの人の応援に背中を押された。それは走っているときはもちろん、坂道を歩いているときもである。背中を押されただけではない気もする。時折、沿道のテンションに合わせて僕も「Hooo~~!!」などと声を張って返事をした。これがアドレナリンをバンバン出してるんじゃないかと途中から思い出し、沿道の声援に積極的に応えていく。
そのテンションでカメラ向けられたのでおもわずポーズ笑

そして僕は28kmのエイドで再度トイレ。もう何度目か覚えてない。トイレから出てくると、反対車線を智紀と武部が走っている。なんでも、後から聞いた話では智紀は僕が入ってたせいでトイレに入れなかったらしい。ごめんごめん。

そして、走り出して3周目に向かおうとすると、小野君ゴールのアナウンスが。おめでとう。
そしてさらに偶然ゴール会場から宿に戻る大典に遭遇。なんと12時間切ったらしい。すんげえなおい。智紀と武部と抜きつ抜かれつで走っていることを伝えると、「ゴールで待ってるわ」と言われたので、頭が回るんだか回らないんだかよくわからない僕は「なんだかんだaveキロ7で走れると思うから1.5h後位にはゴールするわ」と発言。

うん、確かにaveキロ7が正しいなら正しいよ?でもね、どこからキロ7の根拠が出ているんだい???
今ならばこう問うてやりたい。ちゃんと大典は1時間半後にはビクトリーロードでカメラ構えてくれていたらしい。ごめんなぁ

Run Lap2(13.8km) 02:11:12(9:30/km)

3周目(28-42km)

時刻は夜の19時半少し手前。さあ、あと1周だ。最初の2kmはほぼフラット。なので、僕もキロ6で走り、智紀と武部を抜かす。30.5kmのエイドで歩き、また武部に抜かれる。

そうこうしているうちに日が暮れる。エイドで保温用のポンチョが配られ始める。体が冷え切ってるのですぐもらう。着てみると、これはありがたい。すげえあったかい。そして、次のエイドでスティック状の蛍光ライトをもらう。安全用らしい。そして、平地が来たので走り始めようとしたが、もう筋肉が走りたがらない。うーん、なんとも。あと7km。どうしようかと考えた末、休めば回復するだろうという考えの元、ラスト2kmだけ頑張ることにした。

しばらく歩いていると37km地点で智紀に追いつかれる。智紀もきついのか、ラスト2kmだけ頑張る話をすると、一緒に行こうという話になる。智紀についていって軽くjogを再開。「大典、俺らが一緒に来ること予想してるかね」とか「ビクトリーロード全力ダッシュな」とか「でも最後は一緒にゴールしようぜ」とかくだらない話をしながら。

すでに僕がRunコースに出てから5時間は経過し、時刻は21時に近づいてきている。ふと空を見上げるとそこには満天の星空が。ちょうど道路から少し離れた湖畔の遊歩道を走っているときだったので星がすごくきれいに映っていた。智紀と「星出てるよ笑」「俺ら今レースしてんだよな笑」とか話しながら、確かに、スタートしたときは日が上り始めたころで、そこからかれこれ14時間弱も運動しているなんて、我ながらおかしい。何やってるんだ。笑えてくる。しかも、最後の局面になって一緒に走っている。IRONMANじゃなきゃありえないだろうな。

そうこうしているうちに残り2km。智紀と一緒にペースを上げる。しかし、二人とも体は限界なようで、お互い交互に攣っては止まり、つっては止まりを繰り返す。宿の前で堀さんご夫婦が応援してくれている。ポンチョ邪魔だったので預け、あと1km先へと迫っているゴールをめざす。

ゴールまであと400m、ゴール会場直前の最後のエイド。智紀と二人でコーラを飲み干す。
智紀「このコーラ、人生で一番うまいわ」
僕「わかる」
智紀、コーラで復活したのか、もともとためていたのか、ビクトリーロード手前にしてペースを上げる。一方の僕、ついていけない。「まって(笑)」

ビクトリーロードの入口へと差し掛かる。前および後ろとの間隔は十分。
智紀がルーティンとしている「ラスト200mダッシュ」を2人でやって一緒にゴールしようという計画。ほかの人と被ってしまっては面白くない。

マットが引かれはじめている位置に二人で立ち止まる。周りの関係者に怪訝そうに見られる。俺も14時間半の旅路の最後に智紀と全力ダッシュするとは思っていなかった。なかなか面白い最後じゃない?
僕の息が落ち着いたところで「じゃあ行くか」二人でカウントダウンを始める。

Three...!

Two...!

One...!

Goooooooooooooooo!

瞬間、二人は走り出した。瞬間、智紀は僕の視界から消えた笑
いや、いくら短距離専門とはいえ、お前14時間運動してきたんだよな?さっき脚攣りかけてたよな?って言いたくなる走りっぷり。僕は僕なりにダッシュ。
奇跡的に撮られてた。遅くてラッキー。
先に走り終えた智紀がゴールライン手前で待っている。大典もおそらくどこかで見てくれている。
ちゃんと走ってる!
走る僕と待つ智紀
ラストスパートで、最後は智紀と手を取りゴールラインをまたぐ。そして、

「You~~~~are~~~IRONMAN~~~」
というMCの実況。226km、14時間半の長旅は今ここに終結を迎えたのである。
We are IRONMAN!
Run Lap3 (14.2km) 02:06:13(8:53/km)
Run (42.2km) 5:51:03 (8:20/km)
Total (226km) 14:30:00

ボランティアの方にフィニッシャーメダルとフィニッシャータオルをかけてもらい、リカバリーテントへ誘導される。

リカバリーテントに入り、体重チェックを受ける。63.5kgでチェックインのときと比べて1.5kg減。よく食った証だろう。ちなみに僕の前の人は4kg以上減っててメディカルテントに連れていかれていた。

体重チェックの後はギアバックとフィニッシャーTシャツを受け取る。
そして、ご飯が待っている。コーラを飲み、ピザ2枚とチキンヌードルを食する。うんめぇ。胃腸がやられて食えない場合も想定していたが、全然食える。うまい。

そして、マッサージもやっている。僕は受けたかったが、智紀は帰りたいとのことなので、ここで一度別れる。マッサージの順番待ちの最中にピザを食す。うまい。
マッサージの順番が回ってきた。ボランティアのおっちゃんのすっげーパワーでゴリゴリやられる。いってぇ…余りの痛さに顔が歪んだのだろう。おっちゃんにっこりしながら「Sun burn! hurt?」とニコニコしながら聞いてくる。あー日焼けなのか。ここにきて日焼けの存在に気づく。たしかに日焼け止め塗ってないもんなあ。痛い。おっちゃん容赦ない。あれが痛がってるのみて、ニコニコしやがる。でもマッサージ自体は気持ち良い。

あれこれ考えてたらマッサージが終わった。やることは終わったので、リカバリーテントから出て、フォトスポットがあったので写真を撮ってもらった。

トランジエリアに入り、自分のバイクと再会。トランジで使ったギアバッグも揃えておいてくれている。本当に運営のボランティアの方々には頭が上がらない。
一人で宿への道を歩く。歩くというか、ロードバイクを歩行器替わりにしていたが。

宿に帰って大典と智紀と再会。3人ともつかれて写真を撮る元気がないので集合写真はなし笑僕もさっさとシャワーを浴びて、少しばかりTwitterをして、さっさと寝た。

人生で一番長い一日だったといっても過言ではない。ベッドに横たわるとすぐに眠ることができた。

2019/03/24

IRONMAN NZ 2019 第5章「Bike Lap2 ~向かい風、同期、時々コーラ~」

ここまではこちらから。
  1. 第1章「出発前」
  2. 第2章「NZの洗礼 ~ムール貝とスマホ~」
  3. 第3章「Swim ~ゴーグルと朝日~」
  4. 第4章「Bike Lap1 ~ジェルとトイレ~」

※この章には写真が一切ありません。想像力を働かせてお読みください。

3月2日(土) 11時40分

2周目往路(90~135km)

2周目に入ると右手にはきれいなタウポ湖。気が付くとSwimのブイはもう既に撤収されている。「2時間たってるとはいえ、仕事が早いなあ」とか、「3時間前に通った時より太陽は遥か高くから燦々と照り付けているなあ」とか,「日本はようやく7時半か。そろそろMKOあたりがトラッカーみてワイワイ楽しんでくれてるのかなあ」とかそんなことを考えながら2周目の街を行く(実際にMKO君がTwitterで騒ぎ始めてくれたのはさらに1時間後でした)。

2周目はほとんど1周目と同じコースなのだが、一部迂回するような部分がある。しかしここが迂回前よりアップダウンを増すレイアウトになっている。やってらんねえ…

100km地点をまたもや身体が主張をし始める「トイレに行かせろ」と。幸い、105km地点のエイドのトイレに寄ることができたので(トイレのタイミング良すぎないか)、再度休憩。トイレ待ちで、日本人の方と一緒になったのでしばし談笑。レース中にこんな状況ができるとは。びっくりしたが、日本語でしゃべれてリラックスすることができた。

トイレを済ませ、歩きながらエイドの品をもらい、さあレッツゴー。
「そういえば、智紀が前にいたなぁ。復路はそれどころじゃなかったけど、それはお互い様だし、まだ追いつける位置にいるんじゃね?」などと考えるとがぜんやる気が出てくる。
丘を下り、平地区間へ。しかしここで異変を感じる。
ん?なんか風強くない???
あれ、1周目の袋も向かい風だったような…。そう、レースの規模がでかすぎて、今までに経験しなかった「レース中に風向きが変わる」という経験をする。ややテンションが下がる。再び、フォームを意識し、サイコンにチラチラ目をやりながら、できるだけaveの数字が落ちないように回す。
2周回目に入った時点で28.5km/hほどだったので、復路で余計な力を使わないためにも、折り返しで27km/h台なら上出来といったところだろう。

僕の性格上、数字と闘っていると時間がさっさと過ぎてくれるのが良い。気づいたら120kmのエイドまで来ていた。あと15kmが勝負。ちなみに智紀はおろか、大典ともすれ違ってない。みんな風辛いんだろうなぁ

そうしているうちに128km地点。対向車線をピンク縁のサングラスを掛け、ずんずん進んでくる大典を発見。向こうもこちらを認識したようで、こちらから声をかけると、大典からまさかの一言
「智紀すぐ前にいるぞ!!」

え、そんなにすぐですか。ちょっとテンションUp。大典にもう一声かけて、さらにスピードを上げる。そしてその時は本当にすぐ来た。130km地点。見覚えのあるバイクジャージ。すぐ抜けそうなスピード差だったので一瞬だけとなりに並んで「トイレ行った?めっちゃリラックスしない?」とかいうしょうもない会話をして、最後に「じゃ、Runでぬかしてくれ」とかいう発言をして抜き去る。

大典との差はこの1周で10kmから15kmへ。智紀との差は5kmから0kmへ。およそ平均速度の差がうかがえる。智紀の方がRunは走れそうな気がするので、復路もぼちぼち差を開いていきたいところだ。そんなことを考えていると2周目も折り返し地点にたどり着いた。

2周目復路(135~180km)

折り返すとあとは帰るだけ。だがしかし、これが長い。今までに取り組んできたショートの距離にしてレース1回分の距離が残っている。そして、なによりもラスト20kmからの2つの丘。あそこまでに脚と体力を残していかなければならない。なおかつ、それで終わりではなく、そのさきにRunという人生2度目のフルマラソンが待ち受けているのだ。

そこで復路の作戦は3つ。
  1. 150kmと165km地点近くにあるエイドでガンガンエネルギーを入れていく
  2. 平地はできるだけ楽して、丘に全力を当てて、残りの下りは足を使わずに下る
  3. 丘手前のトイレに入ってリラックスして丘に挑む
こうでもしないと、丘でぶっ倒れそうな気がしたので笑

もう4度目となる牧場地帯を進むと、エイドにたどり着く。1周目は取り損ねていたのだが、ここと次のエイドではコーラが支給されている。これを取らない手はない。バナナとバーをもらった後、ボトルに入ったコーラをゲット。さっそくコーラを飲むと、
美味いっ
これが死ぬほどうまい。史上最強にうまい。なんだコレ。まあ、コーラなんだけど。炭酸抜けかけてるんだけど。それでもうまい。最高。めっちゃ気分がアガる。「空腹は最高の調味料」とはよく言ったものだ。HP超回復。

コーラ効果でスイスイ進む。160km地点にあったトイレに入る。りらーっくす。
さあ、あと20km。さらに、165km付近のエイドで再度コーラ。やはりうまい。

作戦はうまくいき、丘は1周目ほど苦しくなく越すことができた。しいて言うなら、水かスポドリを捨ててもコーラをBikeフィニッシュまで持っていければもっと楽だったかなと。

丘を越すと1周目と同じくほぼ脚を使わずに街までたどり着くことができた。ここでGarminをチェックすると6時間55分。操作ミスでT1の10分がが入っちゃってるので、Bikeは6時間45分。やはり、2周目の方が遅くはなるけれども7時間切りは何とか達成出来たようだ。街に入って少し漕ぐとトランジエリアに到着。

今度は間違いなく一度だけボタンを押す。
Bike(180km) 6:49:25(26.4km/h)
目標達成である。Swimよりはるかにうれしい。

3月2日(土) 15時20分

Bikeをボランティアの方に預け、T1の時と同様、ギアバッグをもらう。
テントに入り、着替えるため椅子に座る。「はぁ~~~~~~~~」とまるでレースが終わったかのような声が思わず出てしまった。確かに、8時間近く運動し続けているが、まだまだ、これからが本番。

しかし、つかれているのも事実。何度も攣りかけた筋肉をストレッチしたりしながらゆっくり着替える。バイクジャージを脱ぎ、匠から借りた桐の葉のトライスーツを着る。バイクシューズをランシューに履き替え、Runからはゼッケン装着義務があるのでゼッケンベルトをつけて、さあ、準備はできた。用具の準備は。

身体が疲労困憊である。このまま走ってもどっかで攣る気もする。うーん。そんな感じで椅子に座りながら悩んでると、ボランティアのおばちゃんが「水とElectrolyteあるけど飲むかい?(ざっくり和訳)」と聞いてくる。首を思いっきり縦に振る。相当疲れてる感出てるんだろうな笑わざわざテントの外にあるエイドから水とElectrolyteをくれる。水飲むついでにRun用のMag-onを1つ摂取する。

かなりゆっくり休憩していたのだろう。おばちゃんが再び「コーラもあるけど要るかい?(再びざっくり和訳)」と聞いてくる。コーラ!そういえばそんな最高な飲み物があった!再度首をブンブン縦に。コーラを飲み干して、おばちゃんに「Thank you!」と伝え、テントを出る。

テント出るとすぐにエイドがあった(笑)ポテチとチョコを口にする。もうレース中とは思えないが、こんだけ食っとかんと走り切れない気がした。そして、今日4度目のトイレに入る。気持ちを切り替えてRunへのスイッチを入れる。ようやく入った(笑)
トイレを出、トランジエリアを抜けると同時にGarminのボタンを押す。

T2 0:20:01

長っ(笑)さすがに休みすぎたか(笑)
ちなみに後日談だが、大典のお母さんはトラッカーみて俺が靴でもなくしたと思ったらしい。ご心配をおかけしました笑

Runコースにはまだまだ陽が残っていた。

ここまで 08:38:58

2019/03/23

IRONMAN NZ 2019 第4章「Bike Lap1 ~IRONMANジェルとトイレ~」

ここまではこちらから。
  1. 第1章「出発前」
  2. 第2章「NZの洗礼 ~ムール貝とスマホ~」
  3. 第3章「Swim ~ゴーグルと朝日~」

3月2日(土) 8時30分

1周目往路(0~45km)

トランジエリアを出て、Bikeに乗ろうとすると、皆ショートほど急いでいないので、みんなバイクシューズは履いたままトランジ出てきてるし、飛び乗りもしない。もちろん僕も例に漏れずなのでそれ自体はいいのだが、幅2m程の出口でたまられるのはやや面倒。人ごみを縫ってからBikeに乗る。さあ、行くぞKHAN。

スタートしてすぐ。そういえば最近ヘルメット変えた
スタートしてすぐは、宿泊先もある市街地を行く。まずは、(そこまで上がってもないけど)息を整え、体をほぐして、乗車フォームに体を慣らしていこう。と、思ったその時...

カラン、カラン、カラン、カラン、カラン、カラン...

????まさかメカトラ???
嫌な予感がする。一応、パンク修理キットは持ち合わせているが、1年の夏に経験した「Bikeで開始早々パンクしてDNF」が頭によぎる。いや、30万も払ってそれは嫌すぎるでしょ。メカニックカー回ってるらしいけど治すのは自力だし、自分で直せる範疇超してたらそれすなわち死...
とか、考えてるのもアレなので、いったん路肩に止まる。Bikeひっくり返してペダルをぐるぐる。すごい単純な結論に至る。フレームに付けてたパンク修理用のポンプがクランクとぶつかって音が鳴ってた。ポンプの配置を変えて解決。

さあ、再び出発。3kmも行かないうちに上り坂にあたる。こんなところで頑張ってもどうしようもないのだけれども、普通に速度差があるのでホイホイ抜かす。気持ち良いぞコレ。まあちょいきついけど。
上り坂終われば下り坂。漕がずとも35km/hのでるラッキー区間。タイム稼ぐ人はここでもガンガン行くんでしょうが、僕はave.26km/h出てればいいので脚温存のため、DHバーを握り、フォームだけ気を付けて下る。風が気持ち良い。

5kmごとに自動ラップをとってくれているGarminが10kmを知らせる。バイクジャージの背中からMag-onを取り出す。補給戦略はマツコの投稿も参考にしつつ
  • 日本から持ってきたMag-on 8個を10km地点から20kmおきに摂取する(最後30kmは考えてなかった)。
  • 5km毎に、水とスポドリを最低一口ずつは飲む。
  • あとは15km毎にエイドあるから気分でほしいもん食う。
という感じ。ちなみに、Mag-onはトップチューブに貼るとかさばりそうだったのでバイク
ジャージの背中に10個も投入。思ったより重さは気にならなかった。

さらに5km進むとエイドステーション。いらなくなったごみの投げ捨てエリアも兼ねている。ドリンクはボトルごともらう方式。ジェル・バーの類は開封した状態で渡してもらえる親切設計。バナナももらえる。山下さんも言ってたけど、これらを自転車乗りながら(減速はするけど)貰うの、なんだかテンションが上がる。楽しい。
ボトルもらえるの分かっていた僕は、もはや日本からボトルを持っていくことすらせず、最初のエイドで水とスポドリ(レース中には「Electrolyte」と呼ばれていたので電解質であることは確実)を一本ずつもらう。ついでにジェルももらってみる。口にしたその瞬間
濃い…砂糖…( ^ω^)・・・
IRONMANジェルとよばれたそのジェルは僕の口には合わず、1口で捨てた(ごめんなさいね)

行きは追い風だったのと、下り基調(スタート地点400m-最高点500m-折り返し地点330m)であったことも味方してスピードが出る出る。サイコンをチラチラ見ると30km/hは確実に超えている。トータル26km/hを出し、Runに余力を残すためには、一周目の行きで稼げるうちに稼いでおこう。両脇を牧場に囲まれただだっ広いコースをDHポジションを維持してガンガン漕ぐ。

ところどころ牛のアレが臭う。農業用のスプリンクラーから飛び散る水が心地よい。「あぁ、『大自然のなかでレースする』ってこういうことなんだなぁ」とか思いながら漕ぎ進める。いくら漕いでも牧場風景は変わらない。これ2周目きついだろうなぁ。

そんなことを考えながら進むと35kmを通過。おおよそ45kmの片道なのですれ違う人々とは20km程の差。「大典とはSwimで20分差なのでおよそ10km差でBikeスタートしていて、大典のほうが巡航早いだろうから15km程度の開きがあるだろうからそろそろすれ違うかな~」とか「そのあと智紀との差がどれくらいかな~」とかいつも通り暢気なことを考えながら漕ぐ。すると、40kmを過ぎたあたりで大典とすれ違う。「ファイト」と一言声をかけて通過。推定10km差。予想よりやや開いてない。ちょっとBike飛ばしすぎかなと思いつつも進むと、43kmあたりで智紀ともすれ違う。その差推定5km以下。追いつけんじゃね?と思ったが、焦らない。焦らない。

1周目復路(45~90km)

そんなこんなしているうちに折り返しに到達。ようやく1/4が終わった。そして折り返しとともに向かい風を感じる。やっぱりか…
しかし、智紀が捉えられそうな位置にいることにテンションも上がり、頑張る。すると…
ピッキーン
頑張ろうとしたその矢先、50km地点で脚が攣る。思わず止まってしまった。まじか、早くね?と思ったが、レースで漕ぐ距離としてはすでに最長距離を突破している。いつもの調子で進んではいけないということか。少しペースを落とし、帰りは空気抵抗を最小限に抑えることに注力しようと決意。再度漕ぎ始めると今度は尿意がやってくる。水飲み過ぎたのだろうか。まあでも、スタートから3時間たってるし、朝10時だし、当然なのか。とか思ってると、運よくペナルティーボックス併設のトイレ発見。バイクから降り、用を足す。洋式最高。最初は「座ったらその後動けないんじゃね」とか考えていたが、座ることで、尿意・便意はもちろんのこと
  • 脚も落ち着く
  • 心肺も落ち着く(150近くで推移していたのがトイレ出た後は100まで落ちる)
  • 気分も落ち着く
と割といいこと尽くしだった。
トイレ最高!!
完璧リフレッシュしてリスタート。
とは言ったものの、風景はもう見慣れてしまったし、向かい風がつらいことに変わりはない。まだ平地区間なので30km/hをやや切るくらいで回す。
考えることは行きとほぼ同じ。この時点で腹が減り始めてきたので、エイドではバーをもらった。ジェルと違ってこちらは口にあったので、固形物を腹に入れられる安心感を得た。

70kmを過ぎると、行きに45km/hくらいで下った丘が現れる。丘が2つほどあり、後からGarminで確認したところ、10kmの間に150mを上がる区間となっていた。すでに70km漕ぎ、3時間もバイクに乗っている体にこの登りはきつい。思わずギアをインナーに入れる。しかし、これが僕にとっては割とミスで、2つの丘の間の平地区間でアウターに戻すものの、筋肉がついて来ず、平地で20km/hを切るとかいう体たらく。2周目はギア落とさないようにしとこうと決意。…っていうか2周目持つかこれ?

丘を越すと、また10kmをかけて100mを下って市街地へ戻る。登りで脚をやられかけてるので、極力漕がず、空気抵抗を減らす。そんなことをしていても35km/hは出るのだから下りは恐ろしい。市街地が近づくにつれ、コースもまっすぐではなくちょいちょい曲がりも織り交ざってくる。そうして、ようやくTaupoの街に帰ってくる。ここまで3時間10分。
目標の7時間は割と現実的な勝負になりそうだ。2周目でバテれば危ういが、1周目と同じ感じで進めれば、2周目の疲労を考慮しても間に合うだろう。

Bike Lap1(90km弱,手元) 03:10:00
ここまで 04:39:39

2019/03/22

IRONMAN NZ 2019 第3章「Swim ~ゴーグルと朝日~」

ここまではこちらから。
  1. 第1章「出発前」
  2. 第2章「NZの洗礼 ~ムール貝とスマホ~」

3月2日(土) 早朝5時

ついにレース当日。予定通り起床に成功。そして、ヘルメットとサングラスをトランジエリアへ。ちなみに、ここで「スペシャルニーズバッグ」を預けたい人は預けることができる。僕らは誰も預けなかったが、僕に関してはRunに関してやや後悔。詳細は後ほど。

トランジエリアに入り、昨日セットした自分のBikeにヘルメットとサングラスをセットする。Bikeが朝露でびっしょりだったので、拭き取るモノ持ってくれば良かったかなと少し後悔(多分Bike乗る頃には蒸発してるので影響ないが)。トランジエリア内のメカニックにタイヤに空気を入れてもらい準備完了。

再び宿に戻り朝ごはん。といっても、パンに昨日のパスタソースを適当に塗って2、3枚食べた程度。

エイジのレースは7:00スタート。堀さんの話によると6:50位から入水が始まるという。宿からは歩いて10分ほどで会場に着けるので、着替えて6:30位に宿を出る流れに。ちなみに、僕は匠に借りたトライスーツ(エリート)の上からウエットスーツ。さあ、準備万端!行くぞ!と思ったら…

智紀「待って、ゴーグルがない」
…えっ(本遠征2度目)

急いで探すのを手伝う。しかし、いくら探してもない。時間も無いし、ギアバックの中に入れてしまっていたらもう見つからないので、とりあえず会場まで行ってどうにかしようということに。

会場について、同じツアーに参加している日本人の方に事情を話すと「オフィシャルに言えばスペアのゴーグルもらえる」とのこと。智紀にそのことを伝え、僕と大典はストリートギアバッグをボランティアの人に預ける。これはレース直前に着ていたもの、レース直後に必要なものを入れる袋である。そして、その場に居合わせた同じツアーの何人かで出陣前の記念写真
出陣前。後ろはストリートギアバッグを積んだトラック。
この後、ギアバッグに入れる予定だったサンダルを履きっぱなしなことに気づくorz

いざ、Swim会場へ。そこには人、人、人。
1000人以上がウェーブなしでスタートするんだからそりゃそうか。
Swimが得意じゃない僕がSwim頑張ってもまああまり意味なさそうなんで、場所取りは「狭くないところ」重視で。バトルは面倒なので避けたい。
ちょうどいい感じのところがあったのでそこにすることに。

ゴーグルを得た(というか、グレードアップした感があった笑)智紀と、大典と別れる。

数十秒後、大砲がドカンと鳴り響く。スタートの合図だ。
このレースのために買ったといっても過言ではないGarminのスタートボタンを押し、ゆっくりと泳ぎ始める。まだ、太陽は地平線から顔を覗かせたばかりだった。

Swimコースは約150mおきにブイが立てられている。まず、1650m岸とほぼ平行に進んでいく。水がきれいなことに油断してヘッドアップ怠ったらすげえ曲がった。GarminのGPSを信じるなら、1km進んだところで150mくらい余計に進んでいた。

1kmを通過するころには太陽も結構昇ってきていた。湖面に陽光が反射する。レース中ながらその美しさに感動していた。やっぱ自然ってすげえ。そして楽しい!!

そんなことを考えながら泳いでいたら、折り返しに到達。参加者の数が多いこともあり、周りにはまだ大量の人。すでにショートの距離以上を泳ぎ切っている。関カレだったら、もう周りはほとんどいないはず。だが今回のSwimはまだ半分すら終わってない。長いなあ...大典や智紀は今どこら辺だろうか。そんなことを思いながら50m沖(?)の方へ進む。1700mまで来たらしい。あとは帰るだけ。そんなことを言い聞かせて再び腕を回す。

Swimのゴールはスタート地点からさらに400m位奥にある湖から流れ出る川の入り口にある。その分、最後の400mは進行方向と同じ向きに流れが発生しているのでやや泳ぎやすかった。

ようやくSwim Finish。先ほど説明した通り、最後の3~400mは結構楽に泳げた。
Swim-Up直後。Garminを2度押すミスを犯す
Swim 1:19:49(2'06"/100m)

Swimは終わった。しかしトランジが長い。200mか300mくらいあった気がする。木更津並みに長い。更に、階段まである。史上最強に意味わからん。ただ、ロングなのでそんなに急がなくてよいのが何より。階段を上り、トランジエリアに入る。大量のギアバッグが並べてあり、「479!」と叫ぶと、ボランティアの人が袋を渡してくれる。予想通りだが、大典と智紀のバッグは既にない。まあ、ここで万が一が起きても困るんだけど(笑)

テントに入り、ウェットスーツを脱ぐ。Swimで着ていた匠のトライスーツ(エリート用)を脱ぎ、バイクジャージに着替える。末端冷え性なので、5本指ソックスを履くことも決めていた。にしても、Mag-onを10個も背中に入れたバイクジャージは重い(笑)
更に、そこまで気にはならなかったが、ギアバッグの中身、ビミョーに湿ってる。

手伝ってくれたボランティアの方にお礼を言って、テントを出る。エイドでスポーツドリンクを飲んでレッツゴー。ここで、日焼け止めを塗ってもらえたのだが、それをしてもらわなかったのが後日裏目になるとはこの時知る由もなかった。

バイクラックに辿り着くと、思ったより、周りのバイクが少ない。みんな速いんだなあ。まあいっか。さあ、Bike、Bike。180kmという長い旅路の始まりだ。

T1 00:09:49
ここまで 01:29:39

2019/03/21

IRONMAN NZ 2019 第2章「NZの洗礼~ムール貝とスマホ~」

ここまではこちらから。
  1. 第1章「出発前」

2月27日(水)

僕と智紀を乗せ、成田を2/26 19時頃に出発したNZ90便はほぼ定刻である2/27 9時半にオークランド国際空港に到着した。NZは日本より3時間進んでおり、更にこの時期はサマータイムを採用しているので4時間進んでいる。つまり、約11時間のフライトだった。

入国カードに滞在先を書き忘れて審査官に尋ねられ、拙い英語で喋るものの発音が違ったらしく通じなかったことを除いて(結局書いたことで解決した)は問題なく入国審査・税関を通過し、今回お世話になる堀さんご夫妻に会うことが出来た。

現地にいる間も普通にスマホ使いたかったのでプリペイドSIMを購入。$49で4GB使えるやつにしたけど、$29で1.5GBのやつもあった。結果的に(割とTwitterとかやったけど)8日間の滞在で1.33GBしか使ってなかった(宿や空港はWi-Fiがとんでるのでそれを併用したが)のでやや損した気分笑
このとき、まだ両替をしていなかったので、同じツアーに参加する平谷君にお金を借りる。彼は学年こそ1つ下だが、18才の時からIMNZに参加している常連さんで、KONAにも出ている強者。
更にちなみに、2019年3月でのレートはNZ$1=¥80位だった。以降の文章ではこのレートで換算していく。

当たり前だが、南半球のNZは3月は暮れとはいえ、夏。ちゃっかり蝉なんか鳴いてた。ていうか、蝉って日本だけだと勝手に思い込んでた。
到着後すぐ半袖の智紀
コンテナ付のハイエースのコンテナにBikeを収納し、ハイエースに乗り込んだら、オークランドからレース会場になるタウポへ。道中、堀さんがNZの説明をしてくれたり、お昼休憩でマタマタという町(ここらへんは近藤さんのブログが詳しいので割愛)に寄ったりして、5時間ほどかけてタウポに到着。 
部屋。手前二つがダブル、奥二つがシングル。ここに3人で泊まったので快適だった
Bikeを組み立て(色々手間取り2時間かかる)、夕飯の買い出しへ。ツアー中の食事は基本的に各自に委ねられているので、2人でタウポの街を散歩した後、自炊と決めてスーパーへ。コストコみたいな倉庫型スーパーで面白かった。メニューも決めてなかったので食材を見ながらメニューを決めようということに。2人ともややハイだったのか、食べたい物をカートに入れる。ラム肉やマリネ液漬ムール貝をはじめとして、写真の通りである。

あることにお気づきだろうか。そう、我々は調味料を買い忘れたのだ。更に、ただムール貝が食べたかっただけなのに、何故かマリネ液漬を買った。今思い返すと、恐らく疲れていたのだ。そのあとの行動が疲れ具合を物語っている。
「なんとかなんじゃね」のノリで肉を焼いた。塩コショウしかないのに。まあ、これはまだ良い。
更に「なんとかなんじゃね」のノリでムール貝をマリネ液ごと煮込んでスープにし始めたのである。コレが地獄。もう思い出したくないので何も言わない。読者の想像に委ねる。想像した際の損害は保障しませんが。 
画自体は悪くないのだが...
2人で「もう、自炊で変な挑戦するのはやめよう。明日からはパスタだ」と誓った。

2月28日(木)

この日は、朝からウエットスーツのチェックと試泳を兼ねて湖へ泳ぎに向かった。
さっっっむっっっ。
朝7時というのもあり(この時間に僕が起きてることは気にしないでほしい)、陽もまだ昇り始めた程度。更に風が強かったので、ほんとに夏かと思うくらい寒かった。しかし、水の中に入ってしまえばそれほど寒くはない。そして思った。「水が澄んでいる。ここで泳げるのか。」
今までいろんなところで泳いできたが、群を抜いてというか、もう格が違う。だって2,3mはあるだろう湖底が明瞭に認識できる。こんな綺麗な水は初めてだ。
撮影場所も時間も違うけど水が澄んでることだけは伝わるだろう
個人的な意見では
タウポ(3m以上)≫那須塩原(1m程度)≫≫渡良瀬(数10cm)≫≫手賀沼(数cmも怪しい)
である。ちゃんと「水の中を泳いでいる」という感覚だった。
水の綺麗さには感動したが、まだ身体も起ききっておらず、あまり泳がずに100m位行って折り返して帰ってきた。

試泳から戻ってくると疲れていたのか、2人とも3時間くらい寝てしまっていて、起きたら昼になっていた。部屋から出ると堀さんから衝撃の一言。
「松﨑君、スマホなくしちゃったらしいよ!!」

……えっ。
昨日、搭乗直前まで大典とはlineをしていた。ということはなくしたのは機内か空港内。とんでもない災難に遭ってるな、大典。卒研発表の日程といい、何か彼をIRONMANにさせまいという力がかかっていると思わざるをえない。頑張れ、大典…
昨晩の僕らといい、NZは試される大地(意味が違う)らしい。

昼ご飯は宿の裏にあったMcDonald'sにした(昨晩の一件もあったし)。海外のマックということでバカみたいなサイズを期待していたが、正直まあ普通だった。しかし、ラップサンドが売られていたりと、メニューの種類は日本より多かったなぁという印象。
僕はトリプルチーズバーガーを食べた。まあ、2が3になっただけだった

昼飯を食べた後、レジストレーションに向かった。ここで明日のギアチェックインに使うギアバックなどをもらう。

それっぽい感じの写真
受付はボランティアのおばちゃんがやってくれていたのだが、少しばかり発音のクセが強く、2人で苦戦。
おばちゃん「ふぁすたい?」
僕ら「???そーりー、わんもあ、ぷりーず」
お「ふぁすたい?」
僕ら「?????」
やべえ、何言ってるかわかんねぇ…
おばちゃんも見かねたのか、ジェスチャーを強調してくる。一本指をグイグイ主張してくる。
なるほど、どうやら「first time?」と聞かれていたらしい。2人で「yes,yes!」と答えると、なんだかゴムのリストバンドもらえた。やっぱりジェスチャー最強。あと、ベルを勢いよく鳴らせと言われたので、鳴らした。何の意味があるのかよくわかなかったが。智紀は「音が小さい」と言われてやり直しさせられていた(笑)
レジストが終わると、オフィシャルショップを散策。レース後にはFinisherグッズが追加されると言うことを聞き、じゃあ日曜にもっかい来れば良いかということに。コレがあだとなる。

そして宿に戻ってギアバックなどを漁っていると大典登場。卒研発表終わってすぐさまこちらに向かってき、さらにはスマホまで無くしていたが、まあいつも通りな様子でひとまず安心。

大典のBike組み立てを少し手伝ったりした後、Welcome Functionに向かう。
ハカを観たり、なんだか英語で色々喋ってるのを聞きながら出てきたご飯を食べた。メニューは写真の通り。
上:肉と米、下:サラダ ちょっと量が足らなかった
(別に誰もそんなこと言ってないんだけど)カーボパーティーだと勝手に思っていたので野菜類の多さに驚き。そしてこの野菜があまり美味しくない()
更に、量もあったわけではないので、宿に帰ってきた後で、3人でコレも宿の裏にあったバーガーキングに。やはりサイズは日本と同じくらい。翌日の自炊に向けて昨日と同じスーパーでパスタとトマト缶等を購入して、この日は寝た。

3月1日(金)

この日はコースの下見とBikeのセット及びギアバックを預けるのがメイン。
まずは、コースの下見。堀さんご夫妻の運転&案内の下、トランジの動線、Bikeコース、Runコースを確認する。Bikeコースは1周90kmを2周回。周回と言いつつ、コースの8割は対面通行の折り返しコース。のどかな牧場風景の中に切り開かれた道路をひたすら進む。
うし。一部エリアは臭い
途中、2つほど丘があり、帰りは残り15km位のところで上り坂となるのでそこが1つの関門となる。エイドは約15km起きにあるとのこと

Runコースは14kmを3周回。こちらも半分くらいが対面通行で、割とアップダウンのあるコース。エイドは2.5kmおきにあるらしい。

下見が終わり、昼飯(パスタ)を食った後、最初の5km位をBikeで試走。うーん思ったより坂がキツい。長らく登ってないけど不動くらいの斜度だったような。ただ、その分下りは漕がずとも35km/hは出そう。とりあえず頑張るしかない。

試走を終え、Bikeとギアバックのチェックインへ。それにしてもBikeの台数に驚く。てかほぼTTバイクじゃんとか思いながら無事にセット完了。
CerveloとSPECIALIZEDのTTバイクが多かった

無事三人ともセット完了。僕のは一番手前のロゴが見えない黒いバイク
帰り際に、Twitter用の写真を撮り、部のTwitterアカウントで3人の選手紹介をした。
お互いの紹介を考えるのが楽しかったり。

トモキはこれはハカでもやってるのか…?
夕飯もパスタ。さすが畜産の国。ビーフのミンチが$11/kg(=約¥90/100g)と安かったのでボロネーゼ的な何か。3人で800gのパスタを食し、着々とカーボローディングを進める。自画自賛だが結構美味かった。

奥はクスクスとパセリのサラダ、右は何かのコールスロー

さあ、遂に、明日が決戦の日である。現地時間で5時起きの予定だ。

目標は「15時間切って楽しく完走」すること。30万も払って嫌な思い出はいやですから笑

その上で、各パート
Swim 1:20:00 (ave. 2'06"/100m)
Bike 6:59:59 (ave. 25.7km/h)
Run 4:30:00 (ave. 6'24"/km)
が切れたらなぁという感じ。

やることもないので、21時には眠りについた。

2019/03/20

IRONMAN NZ 2019 第1章「出発前」

こんにちは。4年の和間です。近年流行っている(?)「IRONMAN NZに出て、ブログを書く」ってやつをやってみたいと思います。ちなみに、これを含めて、8章立てでお送りする予定です。文章をまとめるのは苦手ですねぇ。いろいろダラダラ書いてしまった。
ちなみに、3年前に近藤さんがブログに「失敗から学んでほしい」みたいな感じを書いてあったので、先輩方の失敗から学んで()、もう既にほとんど下書き書きあがってます。24時間おきくらいに小出しにしていく予定です笑

IRONMANに出ようと思ったのはいつ頃だろうか。

おそらく僕の場合、自己紹介の際よく発生した「トライアスロンやってます」「あーあのフルマラソン走るやつ!?」「あーまあ、そんな感じです」というやり取りに何とも言えないモヤモヤを感じていたからだろう。ざっくり言えば「トライアスロンを囓り始めたのだからIRONMANレースは体験してみたい」という感じである。
幸いにも僕らが入学した2015年度から、近藤さん、山下さん、優さん・昌人さん・萌乃さんと3年連続で4年の3月にIRONMAN NZに出場するという慣習(?)が出来上がっていた。これに乗らない手はない。いつ頃かは忘れたが、NZに行くということは自分の中で決定事項になっていた。
同期に誘いをかけると大典と智紀が釣れる。去年の春頃からAfroや東北、順天の知り合いもちょいちょい誘ってみるが、こちらは全滅。3人での参戦が濃厚に。

一方で、まともな練習からどれだけ遠ざかっているのかという話もあるし、ショートしかやったことないし、なんならフルマラソンすら走ったことないし…と不安要素は山積。4年のスッカスカな時間割を利用してつくマラの授業を受講、9月のイワタミドル、11月のつくマラとレースを設定した。幸い、つくマラ及びその授業の効果もあり、ランに関しては定期的に(といっても初めは週1とかだったが)走る習慣を身につけることができた。残念だったのは、イワタが中止になってしまったこと。スプリントのチームTTにこそ出たが、それを除けばトライアスロンレースは3年夏の木更津が最後、距離に関してもショート以下しか経験せずにIRONMANに臨むこととなった。
ちなみに、人生初のフルマラソンとなったつくマラは、サブ4狙いで挑んだものの、25km過ぎで下半身にガタが訪れ、ラスト6kmフルwalkで4時間49分という結果に。

Runこそ10月まで週1-3、12月からは週2-3で走っていたものの、Swimは夏の筑波合宿、スプリントで泳いで、年明けに一度1900mを泳いだだけだった。
Bikeは残り1ヶ月を切って筑波合宿とスプリントだけしかやってないみたいな惨状。そもそも1年の時の館山自走で170kmだし、180kmとか漕いだことないなヤバいなとか思ってたら、智紀から「Bike練しよう」と連絡が。乗らない手はない。僕の卒論発表(&提出)が終わってからBike梱包する2週間ちょいの間で予定を合わせて乗りに行った。結局出来たのは3回。
①牛久大仏(往復40km)…お互い超絶久々だったので足馴らしに。帰りの風が強かった。
②二宮(往復76km)…次回の100km越えを見越して。大体の巡航速度の目安を把握
③宇都宮(往復128km)…100km越えロングライドに挑戦。昼食を駅前の健太餃子で食って帰ろうとしたら雨に降られ、帰りは地獄を見た。
結果的に「まあ、なんとかなんじゃね」っていうなんとなくの自信と、26km/h巡航で7時間切りという目標を獲得。

Bike梱包は、スペゼロで空き段ボールを頂き(岩切さんありがとうございました)、3人で試行錯誤しながら詰めた。思ったより難しかったので、梱包初挑戦となる人は時間的余裕と有識者(ウェブサイト含め)の意見を参考にした方が良い。段ボールの下にキャスターを付けたが、100均のやつすぐぶっ壊れたので(個体差有り)、山新行って合計1000円くらいで自作した。正直、空港の駐車場からは、空港備え付けのカートを使えば十分どうにかなったけど、帰りが電車移動になる可能性もあったので、作って良かった。かなり安心して運搬出来たのでオススメ(というかまだ破損してないし譲れる)。

そんなこんなで、無事に梱包も終わり(23kgの制限もクリアして)、昌人さんに成田まで送ってもらって無事に飛行機に智紀と2人で搭乗することができた。…?え?大典はどこに行ったって?それは大典に聞いてください笑
バイクが2つも積める車すごい(小並感)

ありがとうございました。


オークランドに着いてからは次章からってことで。

2019/03/05

もっと熱くなれよ!!

さっきツタヤでスラムダンクを全巻借りてきました!

本当は今日、旅行に行く予定だったんですが諸々の都合で叶わず、結局家でのんびりしています。

 

こんにちは。1年(新2年って言った方がいいのかな)の伊藤です。

今回は新歓の進捗状況とデュアスロンのレースレポです。写真がうまく反映されるといいなあ。

 

 

この前は新歓で迎えていただいたのに、もう迎える番になってしまいました。1年が経つのが早い…。僕の仕事はHP管理・広報・PV制作です。HP管理は割と順調だと思う笑。広報は、今のところ、質問箱に来る(おそらく先輩方が投げてくださった)質問に答えるだけ。これからつくトラのことを発信していきます!!

 

問題はPV制作です。過去のPVを見ると、鳥肌が立つくらいカッコいいものばかり!試しにつくってみたものの、ビデオカメラの動画を使えず、スライドショーになってしまい全然面白くなかった泣。敏腕マネージャーがビデオカメラから動画を引っ張ってくれたので、これから動画も使って、作ろうと思います。

 

ただ、締め切りを言われていないので、何日かかるでしょう笑

完成を待っていてください!!

 

 

次にレースレポです。

1/13のカーフマン北関東と3/3の手賀沼デュアスロンに出場しました。

まず、カーフマンですが、1stランでペースが狂い、バイクで先頭集団と鬼ごっこをし、2ndランで上り坂を登れず、最終的に、周回を間違えてDSQ。もう絶対に周回を間違えない。同じ失敗はもう繰り返さない。と誓ったレースになりました。(皿海に「こう、2ndラン死んでたね。こうも人だったんだね。」って言われました。あたり前田のクラッカー。)

 

次に手賀沼デュアスロンです。ここ最近、テストなり、帰省なりで十分に練習ができっていなかったけど、一週間前から無理やりの調整。前夜には儀同と平風呂に行き、気持ちを高める。2ndランで1位目指す宣言。

 

現地に到着後、栗原さんにお会いできました。(お菓子ありがとうございます!)今回はバイクもヘルメットも全部自分で買ったものでの初レースでした。

 

 

1stラン 0:18:08 (9位)

カーフマンやTTよりもいいタイムで、自分でも納得のいく走り。ランコースは片道2.5㎞を一往復のため、周回ミスの心配性もなし!

 

バイク 1:21:12 (62位)

トランジはいつも通り。バイク自体は周りと比べて遅すぎることは承知の上のつもりだった。後ろからコォォォォとディスクホイールに抜かれていく。TTバイクカッコいいなあと思っていたらメリダに抜かされる。2周目くらいから雨が降りだす。寒いなあと思っているうちに全然進まない。もっと熱くなれよ!手賀WIND に負ける。足に力が入らず、どんどん抜かされていく。ネガティブワードが頭を駆け巡り、「帰り道は帰りたくなる」という曲が脳内再生される。しかし、まお、栗原さん、多くのボランティアの方からの声援で、なんとか走り切る。(雨も降り寒い中、本当にありがとうございます。)

 

2ndラン 0:25:51 (83位)

前日の宣言をみごとフラグ回収。足が全然動かない。歩こうか悩んだが、たかが5㎞と思い走る。とりあえず腕だけは振ろうと決め走る。途中あいさんとすれ違い、励まされ、ラスト200メートル程のところで、みきおさんに励まされる。

 

 

Total 2:05:11 (53位)

ゴールの後、テントに行き服を着るも寒くて震えが止まらない。エネルギーを取ろうと思い、バナナを食べようとするも、5本くらいにあるように見える。栗原さんに救護のひとを呼んでいただき、暖房ガンガンの車に運ばれる。体温は34℃代だったらしい。ん?34℃??その後30分くらい放心状態で、体温が上がるのを待つ。美味しい豚汁や毛布のおかげで、平熱まで上がりました。

 

年代別1位(1位/1人)(あまり喜べないが)だったため、賞品としてビール(未成年の賞品がアルコールでいいのか?)をいただいたが、飲めないので先輩にあげました笑

 

感想としては、低体温症になったことがもっとも悔しい。せっかくのレースなんだから全力を出し尽くしたかった。次にバイク力のなさ。少しは成長したと思ってた分ショックが大きい。

 

これで1年のレースはすべて終了。

モチベーションをあげるために、スラムダンク読みます。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

OBOG駅伝楽しみにしています。