2026/10/05

日本デュアスロン選手権ブログ

インカレブログで盛り上がってくる頃ですが,僕もインカレの翌週にデュアスロンの日本選手権に出てきたので,レースレポとして残します。M2の渡邊です。

8月末から練習を再開して,約1か月,このレースに向けて準備してきました。ランはキロ5で5キロ,バイクは210Wで10分が限界からのスタートで,かなり厳しい一か月でしたが,なんとか1stで戦えるランと,バイクでくらいつくだけのパワーまでは戻しました。1stランで打ちあがらないだけのペースコントロールと,bikeで千切れても次の集団に乗るだけの余力を残した立ち回りができて,100%の力を発揮すれば完走いけるかなぁという感覚でしたが,ぎりぎり完走できました。嬉しいです。欲を言えば日本トライアスロン選手権のクオリファイポイント(先頭から8%以内のタイムでゴールすればもらえる)が欲しかったところでしたが,それには及びませんでした。一旦レースレポします。

前日は国際武道大OBの大樹さんと試走をして,コーナーや立ち回りのアドバイスをいただく。大樹さんのご家族総出で応援にいらしていて,僕の応援もしていただけると。今回は一人だったので本当に心強い。思ったより風がきつく,単走になりたくないなぁなんて考えながら走る。
競技説明会で,LAPの基準が周回差ではなく,先頭が2ndrunの折り返し(大体1.3km地点)に入るまでにbikeがその地点を通過していないと最終周でもLAPになるということを知り,ショックを受ける。
今回ランとバイクが同じコースで行われるので,ランナーと自転車が重ならないようにするためだそうだ。バイクコース1周が6.33kmで,周回差なら8分差くらいが基準と思っていた。このルールだと4,5分差ぐらいがボーダーになるので,きっちぃという印象を受けた。

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↑ラン折り返して返ってくる時と,バイクが返ってくる時でコースが同じで危ないからLAPになる

レース当日
気温は暑くも寒くもない。風はあるが前日よりはまし。行きが向かい風,帰りが追い風。前日に少し雨が降ったが路面は乾いており,悪くないコンディションに感じた。

コースフォーマットはラン,バイクともに手前の折り返しが大きく円を描くようになっており,奥側はコーンを周るもの。手前でいかにノンブレーキで突っ込むかと,奥のコーナーでおいていかれず立ち上がりで踏めるかが重要になってくる。

1stランは余裕をもって走り第二集団に乗る。バイクは千切れない,2ndランを3'40/kmで走ってクオリファイポイント獲得が最高のレースプラン。
1stで突っ込んで打ちあがり,垂れて4,5人の集団になってしまい,無理して前に出ようとして千切れてLAPが最悪のレースプラン。
こんな感じかなぁと想定。

初めてのレース前のコールにドキドキ。大きく名前を呼んでくれるの嬉しい。
それではレース開始
レースフォーマットは4.93km(2.33km+2.6km)-31.65km(6.33km×5)-5.33km(2.6km×2+0.13km)

1st run 15:49 (ave 3'12/km) 32位/51人
意識したのはマイペース。自分は集団で走るのが苦手。多分ピッチがかなり速く,同じピッチの人があまりいないため合わせるのが難しいからかな。練習でも前の方が後ろより楽だし心拍数も低い。集団をつくることを考えず,最低限先頭の動きが見える範囲でゆったり走る。最初の一周は牽制していて,先頭でも3'10/km切るくらい。この時かなり余裕もあり,今思えば先頭で戦う勇気を出して前に出ても良かったかも。2周目から先頭がペースを上げたが,ついていかずに一人で走る。先頭のペースアップからこぼれた人を抜かしつつ,第二集団が数秒前に見えていたので少しペースアップ。少し頑張れば確実に追いつけたが,バイクのことも考えて維持か判断がつかず,結果第二集団にギリつけず,後ろは10秒以上離れる中途半端な位置で1人ランをフィニッシュ。パフォーマンスは良かっただけに,判断ミスが悔やまれる。エリートレースはこういう判断の積み重ねも結果に直結するんだなと実感。自力で展開を変えられるチャンスだったが,そこは経験不足もある。100点の走りではないものの,悪くない走りだった。

1st トランジ
3~5秒前に第二集団がいて,急いでトランジしたがぎりぎり間に合わず,トランジで手間どっていた人と二人になってしまった。

bike 50:02(ave 38.3km/h) 41位/41人
二人で前を追ったが,僕が限界が来たので無理と言って後ろを待つことに。ほどなくして第三集団の東北大のとおるくんのパックが来たのでそこに乗る。何とか乗れたが前に出れない。4回に1回とかしか出れず,,,なんならとおる君に「リョウタさんギア下げた方がいいっすよー」なんて気を使ってもらう。ホントありがとう。

しかし,1周目の手前のカーブで数人がコースアウトをして集団が壊れてしまった。従来のコースから変わったと前日説明会で言ってたじゃん,,ちゃんと聞いといてやと思いつつ,後ろにいるから集団に戻るのに手間取り,東海の津田君と二人千切れてしまう。
正直ここで諦めそうだったが,津田君に「二人で頑張りましょう」と言ってもらい,気持ちを切らさずいけた。ほどなくして東北大の俵君のパックが来た。さっきの集団より速い。振り落とされそうだったが何とか乗っかった。この集団はマジで速くて前に出ることは厳しかった。めっちゃ怒鳴られた。皆ごめんなさい。その後先ほど千切れたとおる君のパックに追いつき,15人くらいの集団になった。そのまま2,3周目を終えたが,4周目の奥側の折り返しで中切れが起きかけた。やべぇと思って死ぬ気で踏んで埋めた。本レース唯一の功績。しかしそこでかなり足を使ってしまい,最終周の立ち上がりで千切れてしまった。

最終周だからと言ってLAPの可能性がないわけではない。あの集団はかなり速かったからよほど落とさなければ大丈夫だと思っていたが,向かい風が強く思うように進まない。行きの向かい風は耐えて帰りの追い風でオールアウトの作戦にする。行きのすれ違いでは先頭とパッと見0.4周差ほど。うーん,4,5分差つくと終わりと考えると半周差ちょいでアウトかなぁとか適当に計算して,割とやばいと思い踏ん張る。
帰りの追い風でオールアウトし,何とか先頭のランより先にポイントを通過。バイクを終える。

良かった点は後ろから来る集団においていかれずスピードに乗れたこと,千切れても諦めずに後ろの集団に乗り,前の集団に追いついたこと,コーナーでも上手く立ち回って後れを最低限にできたこと,最後千切れても総崩れせずに耐えきったこと。今までのレースでは一度打ちあがってからは何もできなかったことが多いが,そこは良かった。
悪かった点は前を全然引けなかったこと。正直頑張ればちゃんと回せるというレベルではなかったが,パワーをもう少し上げれば最終周千切れるのは防げたように思う。まずはそこを目指して,集団を落とさないことを意識したい。
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↑千切れた瞬間

2ndトランジ
ヘルメットを指定のかごに入れないとペナルティなのでそれだけ気を付けてやった

2nd run 21:43 (ave 3'58/km) 40位/41人
先ほどの集団と最終周のわずか6kmで2分差つけられてしまった。もう周りに誰もいない。爆速で先頭の高村君や岡田さんに周回差で抜かれる。速いなぁ,あれキロ3'10切ってるなぁ。なんて思いながら,ピッチだけは先頭の人たちに合わせる意識に変えた。一つ学びだったのは,バイクで出し切った時はピッチもストライドも死んでいる。この時に頑張って足を前に出してストライドを上げてもペースは上がらない。大事なのはペースよりリズムで,自分のリズムで走ればおのずとペースは上がってくる。自分の走りができてからストライドを徐々に上げていけばいい。結局なんでも基本が大事なんだなぁ。特に自分の様に集団で走るのが嫌いで,マイペースで走りたいなら頑張らずに走る。それを意識したら最初キロ4を超えていたが,徐々にキロ4を切ってきた。もうどうやっても順位は変わらないが,せめていい走りを保ってキロ4を切って終わろうと思い,淡々と走り続ける。最後まで集中を切らさずに完走者最下位でフィニッシュ。

finish 1:27:34 41位(完走者41人,出走者51人)

完走できた,,,
嬉しい反面,改善点,願望が多かった。
・今回の1stの展開なら,今の自分でも頑張れば先頭集団に乗れた(と思う)から,勝負しても良かった(かも)。50人中半数が先頭だった。それは追いつかん
・結局それができなかったのはbikeが弱いから1stで勝負ができなかった。bikeのパワーを上げて,得意のランを100%活かせるようにしたい
・後輩に引かせるの情けない
・2ndでつぶれないようにbikeで足残せるようにしたい
・練習はパッドがあるバイクジャージだが,本番のトライスーツはパッドがないからお尻くそ痛くて2ndきつかった。慣らすのにトライスーツで練習するのありかも
・結局自分がいた集団で2nd走れた人までがクオリファイポイント獲得だった。その瀬戸際の勝負したかったよ
・タラればだし,ほぼ無理だが,1st runで勇気を出して先頭についていって,大集団の後ろで風よけさせてもらって奇跡的に千切れずに2nd runも走れる世界線も,可能性は0ではなかった

結局あとちょっとのswim,あとちょっとのbike,あとちょっとのrunで展開は大幅に変わる。そこを埋め続けていくのがトライアスロンなんだなと改めて感じた。
あと書いていて思ったけど,やっぱりbikeが雑魚すぎて得意を打ち消してしまっている。集団回すのは厳しいかもだが,せめて千切れない,2ndに足を残せるだけのbikeにできたら,デュアスロンでかなり上に行けると思う。素のランは決して弱くない。久しぶりに未来の見えたレースだった。

関カレが終わってから目標が見つからず,またトライアスロンから逃げていたが,ミーティングでインカレに向けてつくトラが全力で取り組んでいるのを見て,もう一度本気でレースに出ようと思った。マイナスからのスタートだったが,よく完走したと思う。しかしもっと強くなって戦える選手になりたい,トライ(デュ)アスロン楽し〜って思えたレースだった。

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