2024/11/20

前日譚 その2

<前書き>
 前回の続きとなります 

 インカレ完走・国体出場と競技面では好調の2023シーズン、その反面私生活には怪しい雲も... 

<2023秋> 
11月
シーズンが終わり代替わりの季節に(厳密には学生スプリント前に代は変わっていたがスケジュールの関係で代替え会は11月に催された)

 2022春時点でのSNSを見たことがある方はご存じだと思うが僕は初期の同期が少ない


(Facebookの投稿、入部式に新入生が自分しかいなかったのはいい思い出)

入部した当時は先輩達と仲良くなれたり、競争したりしていたので同期が少ないことはあまり気にならなかったが幹部代になると話は変わる

実際に部を動かすのは先輩達ではない、幹部のメンバーだ(現2年生全員がこの気持ちを持ちましょう)

幸いなことに2023年春に銀河、ななみ、まっすーの3人が加わり、当時の2年生は5人となったが幹部のメンバーの過半数がこの先の冬春を知らないつくトラ1年生なのだ
この状態で不安にならない方がおかしい

不安は部の運営のことだけじゃない
アスリートとしての自分、工学システム学類の生徒としての自分もいる
オフシーズン中に認定13級を何としても獲りたい、必修の難関単位達を落としたくない

この試練を乗り越えるためにとった自分の行動は

とにかく全方面で頑張る

脳が筋肉に侵食された人間の脳が出した答えはあまりにもシンプルだった
(自分を壊していくとも知らずに...)

2023年11月6日
僕はこの部活の顔、主将になった

幹部の役職決めは驚くほどスピーディーに完了した
ピースが5つしかないのだからそれもそうだろう
(今だから言えるが自分の性格・技量からすると副将が適していたと思う)

主将の仕事はふわっとしていて今でも具体的に説明するのは難しい(もちろん具体的な仕事もある)
責任者ではあるが独断で決めて突き進むと独裁になる、かといって周りの意見を都度仰いでいると処理速度が間に合わずパンクする
自分がたどり着いたやり方は針路を勝手に決め、幹部の了承を得るという方法だった
これなら独裁ではないし問題の処理速度も速い、ただその関係性はドライなものになってしまった(これに関しては自分の技量不足です、同期には申し訳ないがわかってほしい)

12月
体育会の体制が来年から変わるだのクリスマスや年の末も試験があるだの認定記録会があるだのひっきりなしに大事なイベントが流れ込んできた
この月を師走と呼んだ先人はよくわかっている

そんな忙しい月だが合宿に参加した
同茨城県にあり鬼の練習で知られるRKU学生合宿だ

日本を引っ張るトライアスリートとの合宿は心身ともに大きな刺激となった
それと同時にこの人たちにはこのままだと勝てる気がしない、そう悟ってしまった


授業を抜け出して合宿に向かい、帰ってきた次の日の朝には例の鬼単線形代数の試験
そんな日常を忘れ目の前の練習に食らいつく最高の合宿でした

幾重もの荒波を乗り越えた結果、年を越せるのか怪しいほど心身はボロボロになっていた

1月
短いながらもリフレッシュ期間を終え大学で最初にやったことはいつもの暴線形の試験
(くるしみのほとんどこれじゃない?ちなみに書いてない試験があと3~4回はあります笑)
秋C学期は比較的授業が少ないのにもかかわらず積み重なった心労があふれ、この頃から頻繁に体調を崩すようになった(実は12月頃から限界の兆候があり過敏性腸症候群を発症していた)
この時、主将・勉強・アスリートの3つを持って3年生に上がると本当に持たないと思い休学の決断をした

2月
あいも変わらず体調を崩す日々、しっかり休めば治せたのだろうけど課題は寝かしてくれない
心身相関という言葉がある通り心も次第に弱っていき、なんでもないタイミングで急に泣きそうになることが多かった
低空飛行を続けながら惰性で学年末の試験を乗り越え、すぐさまカーフマン(エリート)に出場した
前年はスイムがないことから参加を見送ったが今年は力試しと思い参加
詳細はすっ飛ばすが勉強の重石がなくなったことで調子はピーキングされ、金田さんに次いで部内2位、団体準優勝に貢献することができた
初めてのデュアスロンは新鮮で楽しかったです、スイマー名乗るの辞めます
(金田さん、ゆっくりでいいのでもう一回やりませんか?いつでも復帰待ってます)


この経験もあって今まで勉強・トライアスロンの二刀流でやってきたがトライアスロン一本に専念してみたいと強く思い始めた

3月
去年と同じく新歓準備や認定記録会、合宿、練習で持ち切り
いわゆる大学生の春休みではないがそれなりに充実していた
学業がなくなった分練習に集中できたこともあり月末の認定記録会ではついに13級を突破することができた

(ランで最終組に入れず風が強い中一人で走り切っての13級だから達成感すごかった)


アスリートとしての人生が始まりそうなところですが、、、

またまた長くなったので分割します
次回で前日譚は完結です、それでは

喩 梓銘

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