2022/05/24

スプリング、ハズ、カム。vol.2

こんにちは。かのです。"スプリング" 振り返りです。

 

2021.5.23

初トライアスロン@阿字ヶ浦。「今トライアスロンしてるっっ......!!」楽しすぎて興奮冷めやらなくて帰りの車でも口角が下がらない始末。エンジンかかったエモーショナルな日。

 

2021.6~7

トライアスロンが、つくトラが、楽しくて仕方ない毎日。

https://tsukuba-triathlon.blogspot.com/2021/07/blog-post.html

関カレ。https://tsukuba-triathlon.blogspot.com/2021/07/blog-post_16.html

 

それからはいろいろあったが略。再び "春" がやってきた。シーズンの幕開けである。ラストチャンスだとおもってやってきた。

 

2022.5月某日

小島氏から「母性あるよネ。」@ジュエル。へえ。高校でもよく指摘された。私にはつくトラというホームを守る責任があるように感じる。良いのか悪いのかわからない、脆いということ。けれど全部を受容したい。肯定したい。

 

2022.5.3 認定記録会

swim: 5:34.74 力みすぎ。

run: 11:57.33 目標達成。

どんなバックグラウンドがあろうと、負けるのは純粋に悔しい。珍しく思えた日だった。この日は心身のコンディションがバッチリだったのだ。

 

2022.5月某日2

夢の中で同期に怒られた。夢から覚めたらスイム練終わってた。こういう感じが続いていた。なさけないいぃ。供養。

 

2022.5.22 渡良瀬スプリング

「醒めて起て~」は幹部代みんなで。そんな主将を半年やってきた。変わるか変わらないかは自分次第か。

 

レースレポ、は後述。総括は「及第点」。

 

「何か言ってほしいことはある?」

ありがたい提案には「笑わせて」とオーダーした。楽しいレースがしたい。あの一年前の高揚を味わいたい。何度も聞こえた。笑えただろうか。及第点のレースにはそれなりの下積みがあるだろうに、地味だが着実な成長を満足に喜べないのは、もっと頑張れたはずの架空の自分と比較しているからだろうか。そうでない過去をもって今ここに存在するのに。

 

ODは体力が」といっていたさきから数日後、「がんばる」という一言とスプリングエントリー完了画面が送られてきた。そのあとを追って焦ってエントリーしたのは笑い話。

一緒に出られるだけで心強かった。追いかけて、やっぱり頑張れた。純粋にうれしいし幸せである。関カレではもっとたくさん身近なライバルが出場しそうなのもうれしい。

 

競技者としての自覚。遠征をカタチにするだけでも、優しさだけでも、足りない。指揮する立場にいながらほとんど指示はしなかったことが悪いことだとは思っていない。そういうやりかたもある。問題は中身なのだと思う。全部正しいとも、間違っているとも思いたくない。そして私はきっと流されやすい。

「こうしたい」はある。多分大きすぎるくらいに。伝えることが難しいのかな。どうすれば納得できるカタチに近づけるのか、わからない。肯定も受容もまだできていない。何をどう整えれば、あのときみたいに純粋にトライアスロン"も"満喫できて楽しいのだろうか。一辺倒では嫌だ。すべてが疑問形。みんなの目にはどう映っただろう。ただ、これを抱きながら生きているのがデフォルトであり、非日常が明瞭にしただけ。気づきに感謝。

 

みんなが楽しかったって言っているのはやはりすごく安心した。初レース、初観戦、初学連、初OD。新たな顔ぶれと、いつも通りの心強い先輩たちと、塗り替えられ塗り重なり鮮明になるつくトラの輪郭。ほぼ毎日一緒に頑張る仲間たちがいて、近くにも遠くにも応援してくれている人たちがいて、あたたかいサポートを受けられて、51.5を完走できたことは、ありがたいことだなあとしみじみ感じる。いつか返せるといいな。いまは、いまよりもっと楽しむ姿で返していきたいなと思っている。

 

そして、初学連だったみんなにインタビューしたけれど、答えは聞いた3人中3人「大変」の一言だった。学連の皆様、いつも本当にありがとうございます。競技できることへの感謝を忘れずにがんばります。

 

 

レースレポ詳細版。

臨場感あるのはいいなと思ったので、なるべく詳しく思い出してみた。長くなったのでこちらに引っ越し。

 

swim: 24:30

「前行かなくていいの?()」さきをあおってみる。やや緊張、けれどリラックスできていた。選手権の精鋭たちだからこそプレッシャーは少なかった。追う立場で居られる環境はいつになってもありがたい。

スタートのホーンが聞こえ、落ち着いて入水。あれ、意外と抜かせるじゃん。しばらくしたらあたりは静かになってきた。人数少ないし、泳力同じくらいの人もいなかったみたいである。そして顔を上げるたびに見えるのは目立つ白い頭(さき)。まさかずっと差が開かないとは思わなかったが、飛ばしすぎている感覚はなかったのでこのまま視界にとらえたままで泳ぎ続けられたら、と順調に進む。第一ブイの近くで、一人選手権女子を抜かせた。ついてくるなと足に力を込める。二周目から、男子選手に抜かされ始め、ついていこうとしてもさすがに苦しく、いつしか周りにはいろんな人が泳いでいた。足を使いすぎないように意識しながら、蛇行したり迂回したり平泳ぎで休憩したり、最後にはどこに上陸すればよいのか迷い、くねくね泳いでロス。準備不足。

スイムアップで、「24分半!」という声が聞こえ、おお!やや気持ちが昂る。スイムが一番伸び悩んでいたし練習も最近積んでいなかった(自己責任)のに、想定より速い。皮肉だな、と思える冷めた?冷静な?レース中。

 

トランジinすると愛さんに「すぐまえ、さき」とびっくりされたような表情で声をかけられた。ありがとうございます。連番だったので、トランジで25分ぶりに再会。何も話さなかったけれど。これはバイクで追いつけるな。と急いでトランジを後にする。

 

bike: 1:24:12 (Ave 30.8km/h)

最初にはさきの背中は見えた。ターゲットは関カレの目標の32km/hだが、最近の調子だと31km/h40km行けるかどうか、といったところだった。

面白くなかった。背中は小さくなり、消えた。

選手権女子に抜かされて半年前のインカレを思い出す。オープンのゼッケンをつけた女子に抜かされ、2,3人だけ男子を抜かしたような。小林に抜かされ、駿亮を見つけ、シノの声が聞こえ、玉井がにこっとして声かけてくれて、駿は、どこで抜かされたっけ。涼太はスイムアップ後に一度見えた。

まずトライアスロンは自分との戦いであるが、この1時間半弱の大半を占めていたのはなんで?さき速くない?なんで?という悔しさだった。疑問だった。サポートのみんながすぐ前にさき!と言ってくれていたけれど、3周目からは聞こえなかったということは、差が開いているということ。きっとどこかで追いつけると踏んでいた。デジャヴ。

 

レース中に湧き上がって消えないなぜ??を消化することさえ始めた。バイクは距離は前より踏めている。今も、大幅に落ちているわけではなく、今のこれは実力通り。勝負である以上、自分だけでなく他人にも勝たなければならない。どうしたらバイク力がつくのか。ローラーか。少し、先が暗くなったような。いや、先ばかり見ているから目の前が暗いのか。

 

再びトランジin。愛さん「5分まえくらい、、」ありがとうございます。マジか。

ランは前のことを気にすることはなかった。4:40で入る。そのあとはペーランかビルドアップか様子見る。それだけ。靴下をはき、アクエリアスを飲み、のんびりとらんじになった。

 

Run: 48:11 (Ave 4:49/km)

入りは4:33。ブリックの走り始めはペースが乱れがちなのはいつものことなので、おっと速かったか、程度で落ち着いていた。ここから落ちすぎなければ、よかった。。落ちた。足が動かない。5:02と表示されて焦る。考える。冷水をいただきアイシングと水分補給でなんとか動いてきた。たまにさきとの差を見つつ、越せなくてももう悔しくはなかった。けど、越せるぞ、という応援の声が聞こえる。予定より大幅に遅れたけど回収できた。ひそかに勝手にとんとら女子のタケダユイさん以外には勝ちたいと思っていたので、すれ違うときに先行しているのか負けているのか気になった。

ラスト半周。なんか前で靴脱いで走っている猛者がいる。私にはその出力は残っていないし、きっとまた出し切れない。一本勝負に勝つことにこだわりがない。あなたすごいよ、どこでそんな負けず嫌いさを手に入れたの?と思いながら若干ペース上がったかな、くらいでフィニッシュ。ランも実力通り。及第点だろう。ゴールにいたヒカルさんに名前を呼ばれて、うれしかったし、楽しそうだったことはもっとうれしかった、安心した。

 

total 2:38:35

全力ODは初めて。大きく乱れなかったのはよし。こういうタイプである以上、ベースアップで少しずつ最大値を高めてそれを維持するしかない。地道。1か月しかない関カレに狙いを定めるのはつまらない。今の私が1か月で大きくは伸びることは多分ない。過去は変えられない。時間が解決するのを待つしかない。もちろん諦めているわけでも甘く見ているわけでもない。そういう今の私の通過点として、全力で通過したいのである。出し切れたときには笑えているから。

 

 

不器用で、公私も運営と競技も切り離して割り切れない。だから片方でもうまくいかなければ、不完全燃焼。欲張りだけどどっちも成就させたい。

そしてみなさん、いつもありがとう。これが私の今のすべてです。

1 件のコメント:

  1. OB藤本です。
    リアルなレースレポ、ありがとうございます。読んでいるだけで、ワクワクします。
    いろいろな経験をして成長していますね。今年はレースも増えそうで楽しみですね。

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