2019年3月31日日曜日

祝・卒業

2018年度も終わりですね。
こんなタイトルなのに先日卒業した身の和間がお送りします。

今バイトから帰ってきたら、目の前の家に住んでいた大輝の元住居に新たな入居者が入っていて動揺が隠せないので、なんか勢いでブログ書きます。現在23時。

昨日までの合宿お疲れさまでした。各所で筑波合宿の感想が飛び交っていてみんな充実していたようで何よりでした。ちなみに、僕と「7万円Tシャツ」とかいうアホなチーム名でスプリントに出場し、その後もなぜか一度うちの練習にも参加し、なんだかすっかり某38君に次ぐ常連感をもって(?)今回の合宿に参加してくれた北大・阿部のブログがこちらです。自分が直接運営にかかわったわけじゃないですけどなんだかうれしさで溢れました。僕も2年後のデュアスロン出て号泣しようかな。

はい、前置き終わり。
今日は僕ら4年生の卒業旅行でした。追いコンのときに、匠と「結局卒業旅行してねーな」「いやお前らNZいったじゃん」「それとは別じゃね」みたいな話になり、一次会会場の一太郎で「日帰りで上野行こう」ってことに。日帰りなのは、僕が春休み全日程夜はバイトが入ってたから。上野なのは、日帰りなら東京の山手線の西側ぐらいだろうってのと、全員を集合させるためにハードルの高い大輝を釣るには動物園だろうと思ったから。

意外とすぐに日程は決まる。筑波合宿終わりの3/31。その場にいた僕・匠・大典・日菜そして大輝も一発OK。2次会で智紀と美来に確認するとこちらもOK。まさかの全員OK

そして、前日3/30の夜。
同期ラインにて
僕「明日の集合時間どうする」
匠「10時」
大輝「練習したいからわんわんランドにしよう」

おい(笑)

まあ、追いコン始まるタイミングだったし、軽い口約束だったのもある。
偶然その夜松屋で遭遇したので聞いたら「荷物運ばなきゃだし、練習したい」とのこと。
う~ん(苦笑)

そして、悲劇は重なる。
みく「バイト入ってた」
智紀「忙しいから全日程は無理」

ふぁ~~~

まあ、いろいろ忙しい時期に無理やりつっこんだ感は否めないが

そんなこんなで今日は僕・匠・大典・日菜の4人で上野へ。
上野動物園を回ってシャンシャン見たり、タカの大きさにビビったり、大典たっての希望で不忍池のスワンボートで遊んだり、アメ横をぶらぶらしたりして6時間を満喫しました。めっちゃ楽しかったです。全員揃うと最高だったろうなと思いますが。

ここからが本題。

思い起こせば4年前の4月29日。入部式にて僕らは9人で筑波大学体育会トライアスロン部に入部した。
1年目。珍しく体専が4人もいたこともあり、みんなの練習への熱意がすごかった。
(念のためですが、僕が朝起きれなくなったのは1年の夏休み後半からです。それまではちゃんと大典がライバルだと個人的には思えるくらい頑張ってました)
クリスマスパーティーが懐かしい。
2年目。部の運営などをめぐり、先輩方に死ぬほど迷惑をかける。結果的に部をめちゃくちゃにした。でも、最後までみんな代MTには全員参加したし、考えることだけはやめなかった。それが唯一誇れるところ。
3年目。一人と別れ、一人と出会う。環境を取り戻すことに皆それぞれ精いっぱいだった。
幹部を終え、皆それぞれの道を探り出す。
4年目。区切りの時。みんなそれぞれの進む道が決まる。

今となっては(僕にとっては)どれも懐かしい思い出。のべ10いた同期だが、筑波に今いるのは8だし、追いコン来たの7だし、連絡とれるの7だし、卒業したの6だし、卒業旅行きたの4である。もはや、僕ららしくていいかと開き直れるレベル。

さて、残り7分なので締めます。

つくトラ同期に限らず、学生トライアスロンで出会ったすべての同期の皆様。
皆さんのおかげで(いろいろありましたが)楽しい4年間でした。
それぞれの明日からの舞台で頑張りましょう。

僕はあと2年、学生トライアスロン続ける予定です。詳細なことは時間がないので省略しますが、とりあえず関カレ頑張ります。

それでは。

2019年3月27日水曜日

IRONMAN NZ 2019 最終章 「トライアスロンとは。そして。」

ここまではこちらから。
  1. 第1章「出発前」
  2. 第2章「NZの洗礼 ~ムール貝とスマホ~」
  3. 第3章「Swim ~ゴーグルと朝日~」
  4. 第4章「Bike Lap1 ~ジェルとトイレ~」
  5. 第5章「Bike Lap2 ~向かい風、同期、時々コーラ~」
  6. 第6章「Run ~腹痛と星空と全力ダッシュ~」
  7. 第7章「After the race ~バンジーとイルカとラムチョップ~」

さて、レースはすべて終わりましたし、長ったらしい観光編も終わったので、今回の遠征を総括したいと思います。

レース後、大典と智紀と今後ロングをやりたいだのやりたくないだの、トライアスロンをやりたいだのしばらくはいいだの話をしていた。そんな話をしてるうちに、自分がなんでトライアスロンをやってるのか、一時は理由をつけてレースから遠ざかっていたのにまた戻ってくる気になったのか、そして、今回のレースから一か月弱が経った今でも、来シーズンが楽しみで仕方ないのか。そういったことへの答えに近い”何か”が見いだせたような気がする。

僕にとってトライアスロンは「旅」であり「祭」である

これが、今回の遠征の一番の収穫なのかもしれない。

あるときは大自然の中を、またあるときは人々の生活の舞台の中を、自らの身体を頼りに一歩、また一歩と歩みを進めていく。ときに人とすれ違い、抜かされ、抜かす。様々な人がそれぞれの歩みをそれぞれのペースで進めていく。こんな旅に似たところがトライアスロンにはあるような気がしたし、それが魅力だと僕は思う。

入部後割とすぐの時期、優さんに「トライアスロンのレースってね、会場全体がすごいお祭りムードなんだよ」と言われたのは今でも覚えている。山下さんもNZのブログの中で「僕たちを見世物(悪い意味でなく)にしたお祭りのような」と表現していた。
2人の指す「祭」が僕の思う「祭」と重なるか分からないし、完全に重なることはないと思うが、僕にとって「祭」とは「非日常」である。

いつもそこにないものが祭にはあって、いつもあるものがなかったりする。そういったところの新鮮さが僕にとっての祭の価値である。
トライアスロンにおいては、レースをやるってことで、

  • いつもは魚や水鳥、水草が遊ぶ水辺を、何百何千といった人間が泳ぐ
  • いつもは自動車が飛ばしてる道路の真ん中を、ロードバイクが転がり続け、脚が地面を蹴り上げる
  • いつもは人々の憩いの場だったり、または何もない寂れた空き地だったりする場所が、歓喜のヴィクトリーロードとなり、EXPOで盛り上がる舞台となる
  • いつもは社会のため、家族のため、自分のために汗水たらして働いている(もしくは勉学にいそしむ)人々が、選手としてレースに出たり、運営としてサポートしたり、沿道の観衆として声援を掛ける
このほかにも数多の「非日常」がニョキニョキと顔を表す。その非日常は選手だろうが、運営だろうが、観衆だろうが関係なくかかわる人々に様々な形で喜びを与え、楽しく明るい気分にさせる。

僕は旅と祭がとても好きだ。まあ、だからこんな結論になるのかもしれないが、僕にとってトライアスロンは、その舞台を自ら駆け抜ける旅の爽快感と、非日常を一心に享受できる祭の楽しさを一度に獲得できる貴重な体験なのである。

さて、僕自身の話はこの程度で終わりにします。誰得なことをこんなにだらだら書いてもしょうがないのでね(笑)

まず、IRONMAN NZに参加し、僕らに十分すぎる前例をくださった、近藤さんをはじめとする先輩方。ありがとうございました。前例がなければこんなにうまくいく遠征になってないだろうし、そもそも参加してるかわからないです(笑)

次に、日本で応援してくださったり、帰国後祝福していただいた方々。なんだか、うれしかったです。ありがとうございました。

そして、これを読んでいてIRONMANに出ようかなとか少しでも考えてる後輩諸君。僕も先輩が書いてたことと同じことを、先輩面して、IRONMAN面して語ります。「迷ってるなら出たほうがいい。」
完走に関しては、今回僕が完走したことでほぼほぼの人の不安は取り除けたのではないでしょうか(?)
そして、もし出場した暁には、優さんも言ってたようにぜひ感想を聞かせて下さい。
それがこのブログ書いた目的の半分です。残りは自己満z(略)
どこの大会だろうといいんだけど、同じ境遇という意味ではNZに出てくれると話も弾むなあと思います。これは大典も言ってた。

極論をいえば、ロングである必要すらないっちゃない。ロングならではの体験談ももちろんあると思うけど、「その人が何を思って、何を考えながらレースの準備をして、レース運びをしているのか」これも大典が言ってた気がする。さらに僕的に言うなら遠征を通じて他愛もない話もあってもいい。まあ、何が言いたいって
「ブログ書こうな!!!!」

はい、話がずれました。戻ります。

レースを運営してくれた人々、沿道から歓声をかけてくれた人々、ともに同じレースで戦った選手の皆さん、最高のレースでした。ありがとうございます。

今回の遠征を全面的に支えていただいた堀さんご夫妻。異国の地で安心してレースできました。ありがとうございます。

そして、何よりともに遠征に行ってくれた大典・智紀。
4年間同じ部活のメンバーとしていて、最後にこういう形で最高のレースができてよかったです。ありがとう。

これにて、僕のIRONMAN NZ 2019雑記は終わりです。
脱線したり、回りくどかったり、わけわからん駄文だったりした箇所もあったかと思いますが、最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
一部しか読んでないって方もありがとうございます。残りも読んでくれると嬉しいな(笑)

Fin.

2019年3月26日火曜日

IRONMAN NZ 2019 第7章「After the race ~バンジーとイルカとラムチョップ~」

ここまではこちらから。
  1. 第1章「出発前」
  2. 第2章「NZの洗礼 ~ムール貝とスマホ~」
  3. 第3章「Swim ~ゴーグルと朝日~」
  4. 第4章「Bike Lap1 ~ジェルとトイレ~」
  5. 第5章「Bike Lap2 ~向かい風、同期、時々コーラ~」
  6. 第6章「Run ~腹痛と星空と全力ダッシュ~」

※この章はただの観光日記です。興味のない方は飛ばしてください(笑)

3月3日(日) 8時

レースの翌朝は、日焼けの痛さで起きた。前日それなりに冷やしたけど、それでも腕のほてりがやばい。ただの火傷じゃんこれ。立ったら立ったで、足の皮膚が張ってしまって痛い。レースから1日たって日焼け止め塗らなかったことを後悔した。
そして、恐れていた筋肉痛がない。あれ?

12時

フィニッシャーグッズなどのIRONMANグッズを買いに、智紀と大典と3人で、昨日ゴールしたエキスポエリアへ。しかし、既に多くのグッズが売り切れ。あとから聞いた話だが、この日は7時か8時からショップが開いていて、今日しか売られないフィニッシャーグッズ
を目当てに開店前に並ぶ人がいるくらいらしい。
僕は、買いたいものが売り切れていたので、宿へ帰って、Taupoツアーに参加することに。

12時半

堀さんがツアー参加者のうち希望者を募ってタウポの観光スポットに連れて行ってくれるということで。もちろん参加するしかないでしょ!と思っていた。大典と智紀は疲れたからパスということで、結局学生は慶應の小野君と2人に。

  1. Huka Falls
    Taupo湖の下流に位置する滝。めっちゃきれいでめちゃくちゃ癒された
    反射しすぎてうまく撮れなかったけどすごい透明度
  2. Huka honey hive
    NZの名産の1つであるハチミツのお土産ショップ的なところ。
    有名なマヌカハニーの商品がたくさん売っていた。
    面白半分でハニーディッパーを購入笑
  3. Taupo Bungy
    そうです。バンジーやってきました。
    湖の少し下流、先ほどのHuka Fallsよりはやや上流に位置するこのバンジー、47mの高さからすごくきれいな川へ足首だけ固定されて落下する純粋なバンジーで、
    近藤さんや山下さんがやってきたオークランドのスカイジャンプとはまた別物。ちょいと違いをまとめておきましょう。
  4. Taupo BungySky Jump
    場所TaupoAuckland
    落下距離47m192m
    最高時速70km/h前後(推定)85km/h(web調べ)
    固定方法バンジー(ゴム紐の命綱)で足首固定ハーネスで胴体固定
    落下環境崖の上から川へタワーの上からビル乱立の市街地の中へ
    とまあ、こんな違いなんですが。一番違うのはやっぱり足しか固定されてないこと。頭から落っこちることになります。
    崖の根元から川を眺める。景色は抜群。

    高さがなんとなくわかりそうな画像
    $180(\14,400)を支払い、体重を測定。いろいろ誓約書とかに署名を書かされる。順番がやってくると崖に設置されている桟橋へすすみ、ハーネスを付けてもらう。ただし、これは万一に備えての装置っぽく、基本は足に命綱を付けられる。
    なぜだか知らないけど、ここまで全然恐怖感がやってこない。そんなもんなのだろうか。やっぱり昨日の今日で感覚がマヒしてるんじゃないかなとか思ったり思わなかったり。そうこうしているうちに、前の日本人観光客二人組が飛び終える。叫ぶ言葉を決めていたが、ただの「キャー」という叫び声にしかなってなかった笑
    バンジー直前。なぜだかまだ余裕。
    インストラクターに落下する方法とかいろいろ指示をされる。なんとなーくわかったので、なんとなーくうなずく。そして、飛び場へ誘導される。足形がかかれているのでそこに立つ。一瞬下を見る。これが完全にミス。
    え、高くね?俺今からここ落ちるの?え?まじ?
    急に脳が現実に直面して混乱しだす。そんな事お構いなしに、インストラクターは落下のポーズになれと指示してくる。いわゆる「ストリームライン」の姿勢でそのまま上体を倒して落っこちる方式らしい。姿勢を作ったはいいものの、膝が笑い出す。
    そんなことはお構いなしに、インストラクターは「Are you ready?」と聞いてくる。ウーンチョットダイジョウブジャナイ。でも、こんなところで止まっててもかっこ悪いので「Yes!」と元気よく返事笑
    インストラクターの掛け声に合わせて「Three!  Two!  One!」
    バンジ~~~~!!!!
    よく見ると膝が曲がっている。
    自衛隊のヘリ部隊の人にダメだしされた笑

    気づいた時にはもう既に頭が下。えげつない落下速度。外プールの10m飛び込みより速い(そりゃそうなんだが)。どんどん川が迫ってくる。うっひょすんげぇ~
    膝こそ曲がりまくっていたけれど、それ以外に関しては、怖さはおそらくその迫力に負けてどっかへ行ってしまっていた。バンジーを終えた後の感想は「爽快」だった。
    後から知ったことだが、バンジーってNZ発祥(厳密にはどこかの民族の通過儀礼を最初にアトラクションにし始めたのがNZ)らしい。もし来年以降もNZに行く人が入ればSky JumpでもTaupo Bungyでも良いので是非やってみたらいいと思う。

  5. Spa Thermal Park
    こちらは先輩方のブログで散々取り上げられた例の川辺の温泉。NZも日本と同様火山活動が活発で、Taupo湖の周辺にも温泉が湧き出ているらしい(だからTaupoと箱根は姉妹都市らしい)。
    堀さんから、川の流れが速いんであまり油断しないようにってことと、あったかいエリアは微生物がいるので首より上を付けないようにとのアドバイス。
    水と温泉の混ざったぬるいエリアにみんなたまる
    川の冷水が、日焼けを冷やすのにとても良いことに気が付き、ずーっと川の方にいた。というか、温泉の方は日焼けに染みて浸かってられなかった。もし、温泉を楽しみたければちゃんと日焼け対策した方がいい(もはやメインが違っている)。

17時

ツアーから帰ってきて、Bikeの梱包(行きよりはるかに短時間で済んだ。成長、成長)を済ませると、17時からAward Party。幸い、僕は胃腸がまったくやられてないのでしっかり食べれたし、お酒も飲めた。赤ワインめっちゃうまい。






パーティーの最中に表彰式もあったんだけど、マジ皆バケモンかってタイム。同年代の18-24男子のエイジトップは9時間19分39秒。大典と「この競技でタイム争うのマジ異次元」みたいな話をした。

21時

Award Partyも終わり、宿に戻ってくると、明日の出発のために荷物をトレーラーに積む。出発するのは明日といっても早朝3時。というのも、ほとんどの人が翌日すぐ日本に帰るので、9時代の飛行機に乗るために7時にはオークランドに戻らなきゃいけないという理由があったので。
荷物を預け終えたら、学生5人(つくば3人+小野君+平谷君)で飲み会スタート。3時起きは無理だから徹夜しようという作戦に。途中人狼を始めたりいろいろ楽しかった。

3月4日(月) 午前7時

無事徹夜に成功(俺が一番怪しかったが)し、3時にハイエースに乗り込んで一路オークランドへ。ハイエースの中で寝て、起きたらオークランド。7時前に到着し、帰国組とは別れを告げる。そのままオークランド市内のホテルに連れて行ってもらって宿に荷物だけ預ける。チェックインは午後2時。およそ7時間、知らない街で徹夜明けに近い状態で何をすればいいかわからない僕ら。とりあえず朝飯を…と思ったがそんな元気すらなく、30分ほど仮眠。起きて、「オークランド 朝食」とかで検索をかけると美味しそうなエッグベネディクトを出してる店が。
 その後、まだまだ時間があるので、オークランド中心地にあるスカイタワーへ。そう、スカイジャンプで有名な。
南半球で一番高いらしい
いや、まあ誰もやってないですけどね。僕はバンジーしましたし(笑)

展望台昇ったけど、眠気再来で一周見たら「高いなぁ~」と思っただけは覚えてるけど他は忘れてしまった(笑)
大典と智紀は昨日多く寝てるのもあって少し元気だった

時間がお昼になったので、スカイタワーを後にし、港のエリアへ。レストランを見つけ、着席するともう食べたいものは決まっている
そう、フィッシュアンドチップスである。やっぱ美味い。なんだかチップスが無性に美味い。感動しながら昼ご飯を食べ終えると、待望のチェックインの14時がすぐそこに。
宿に戻り、軽くシャワーだけだけ浴びて3人とも爆睡
正直、観光もよかったが、それよりも寝たかった方が大きい

 午後7時

2時すぎに寝たが、先述のとおり疲れまくっていたので、3人とも7時近くまで爆睡。そして、起きてもなんとなくボケーっとしている。とても歩き回って飯を探す気力はなかった。誰かが「現地の日本食食べてみたくね」という発言にとても同意。さらに、ググったらホテルの裏、徒歩5分の所にラーメン屋「TANPOPO」なる店が。満場一致で向かう。
 思った以上に日本色強くて面白かった。メニュー日本語だし、店の入り口に「正社員募集」って漢字で書いてあったし(笑)

3月5日(火) 午前9時

この日もよく寝れた。やっぱり疲れてるんだろうな。でも昨日と違って充電は完了している。この日の予定は昨日予約した「Wheal&Dolphin Watching」というツアー。
昨日いくつかの観光案を検討したうえで、クジラも50か60%、イルカに至っては90%(天候不順により欠航した日を除く)の遭遇率らしく、クルーズ船に乗ってればいいというのもあってこれになった。
ツアーは昼過ぎに港を出発なので、港近くにあるFisher's Marketに寄って、IKA BOWLなるものを朝食兼昼食に。
野菜多めの海鮮丼といった感じ。いろいろカスタマイズできる。
 昼飯の後に出発。およそ4時間半の船旅でイルカエリアまで1.5~2時間、鑑賞時間は30分~1.5時間程度らしい。なんだかんだ言いつつ寝足りてないのは3人とも同じで、寝たり起きたりを繰り返してた。

そして、なんだかんだしてるうちに船が速度を緩める。どうやら近くにいるらしい。

イルカだ
 いやまあ、そういうツアーなんで当たり前なんですけど(笑)
でも野生のイルカとか見たことあります?僕はないですよ?水族館が関の山で。
すごい。なんかテンション上がる。やっほ~い!!
船のすぐそこを泳いでくれてるのですごい近くで見れる
このツアーはあたりだった気がする。テンション上がりっぱなしで持ってきたカメラのシャッター切りまくる。もちろん、直接目の前のイルカを楽しむことも忘れずに。
しかし、カメラで近くを眺めすぎた結果、船酔いになり、帰り道はずーっと寝てる羽目にorz

午後6時半

ツアーから帰ってくると、午後6時半。ちょうどおなかのすく時間。明日は帰国日。つまりNZで食べるご飯は今日が最後。「食べきれてないのは、ラムとムール貝だけだね」って話に(初日に食ったのはノーカン)。

色々話した結果、再びググってうまそうなラム肉のお店へ。店の名前は「TONY'S LOAD NELSON」結構有名なお店らしい。
クラムチャウダー・ラムチョップ・チーズケーキを注文
クラムチャウダー頼んだらまさかのムール貝。美味かった
 さてさて、真打登場。ラムチョップ!!!
めっちゃ柔らかい。すげえ。肉ってこんなに柔らかいのか。
 今まで食べた肉で一番柔らかった気がする
一人一つ頼んだつもりが3人で1つになったチーズケーキ
とってもおいしかったです。値段は…触れないでおきましょう。知りたい人は3人の誰かに聞いてください(笑)

3月6日(水) 午前7時

ついに帰国の日。堀さんご夫婦に空港まで送っていただき、あと1日オークランドに滞在するらしい平谷君と堀さんたちに見送ってもらう。

チェックイン手続きで大典の搭乗券出てこなかったり、俺の荷物24kg台になったり、最後もいろいろハプニングはあったけど(どっちも結局どうにかなって)、ついにお別れのとき。本当にありがとうございました!

出国から帰国までは特に書くことがないので割愛。
成田に着くと1週間ぶりのまさとさん。ほんと3往復もありがとうございました。

そうしてこうして3人はIRONMAN NZの旅を終えたのであった(最後雑)。

第1章で8章立てといいました。そうです。観光編書きすぎたのでまとめは最終章に委ねます。それでは!

2019年3月25日月曜日

IRONMAN NZ 2019 第6章「Run ~腹痛と星空と全力ダッシュ~」

ここまではこちらから。
  1. 第1章「出発前」
  2. 第2章「NZの洗礼 ~ムール貝とスマホ~」
  3. 第3章「Swim ~ゴーグルと朝日~」
  4. 第4章「Bike Lap1 ~ジェルとトイレ~」
  5. 第5章「Bike Lap2 ~向かい風、同期、時々コーラ~」

3月2日(土) 15時40分


1周目(0-14km)

T2は死ぬほど休んだので、走り出しの感触は良い。手元のGarminでは6'00"/kmを切るペース。ダメダメダメ。このペースでは絶対バテる。
最初の2kmほどは対面通行になっていて、1km程進むと、大典とすれ違う。
僕「大典!ファイト!」
大典「おう!やっべぇキツイ!」
まじか。ミドルの経験もあり、僕よりはるかにトライアスロンランになれているだろう大典がわざわざ「キツイ」というんだから相等なんだろうな…とは思ったものの、一方の僕は、Bikeによる体の重さこそあったものの、キロ6で問題なく進んでいて、何がきついのか、この時にはまだよくわからなかった。

Runのエイドは2.5kmおきにある。最初のエイドは最初の坂の中腹にあった。エイドにはBikeのときにおいてあったもののほかには、ポテチ・クッキー・チョコ・氷が追加されている。最初のうちは余裕もあったので、水をもらって頭からかぶり、Electrolyteを飲み、バーをほおばって、Electrolyteで再び流し込んでさっさと通過した。

コースレイアウトは、タウポのモーテル街から、5km程離れた隣の住宅街まですすみ、住宅街の中をぐるぐるして、戻ってくることで1周14kmのコースを3周回なのだが、途中500m程度で15m位を上る、イメージ的にはループの大学会館前の位の坂が3~4つあるので、割と足を削られる。

僕も10km過ぎまでは先述の通り余裕だった。1kmごとのLapは
6:05-5:49-6:54-5:50-6:10-6:21-5:55-6:05-5:55-6:21
と、坂道とエイドを考慮すると、ほぼキロ6のペースが守れたといえる。

10kmを過ぎると身体に異変がやってくる。まずは、腹痛。
これの原因はすぐわかった。汗冷えだ。スタートした直後は汗をかくほど陽も出ていて、エイドでバンバン水をかけたもんだから、ある種持病ともいえる(笑)汗冷えが発症した。

5個目(12.5km付近)のエイドでトイレに駆け込む。Bikeのときとは意味が違う、緊急を要するトイレ。
とりあえずトイレを済ませたが、このとき完全にウェアの選択をみすったことを悟る。
汗冷えする体質なのに42kmもトライスーツで走ってはいけない。今後の戒めである。

それでも、トライスーツを着たのは、なんとなく「桐の葉のトライスーツでゴールしたかったから」と思ったから。まあ、自分のじゃないのだけれども、学群生活を締めくくるうえで、ウェアは桐の葉が良いなと。これに対しては、2周目に答えが出る。

さて、ここからが地獄。
トイレで出すものは出したものの、汗冷えは止まらず、止まってしまったせいか脚が重くなる。ペースはキロ7を割り、おなかはぴーぴー。
宿の前で堀さんに会って、発破をかけられる。そして、前ももが攣りかける。
Run Lap1(14.2km) 01:33:38 (6:35/km)
ギリギリ生きてる


2周目(14-28km)

そんな状況で2周目に繰り出す。時刻はすでに17時を回っているが、Taupoの日の入りはこの時期20時前後なので、まださほど暗くない。

しばらくすると大典とすれ違う。お互い辛い。とか思ってるとひざに痛みが。
そして、再度腹が冷える。本日6度目のトイレ。
トイレから出て、コースに戻るも上り坂なので歩きながら登る。
エイドで飲み食いしながら今後どうしようかと考えてると後ろから大典に追いつかれる。
どうやら、大典は登りは歩く方針で進んでいるようだ。
登り区間が終わって大典が先に行く。とりあえずおなかの調子が落ち着くまで歩くことにして3周目に勝負をかけようと決意。

2周目の住宅街に入るところで「スペシャルニーズバッグ」の存在に気づく。まあ、今回僕は何も預けてないんだけれども。ここに桐の葉トライスーツ預けておいて、途中から着ればよかったんじゃねと今更気づく。遅い…笑

ちょうど20km過ぎだろうか。後ろから智紀に抜かれる。そういえば、この前後で慶應の小野君にも抜かれた(勿論周回差。詳細を覚えてないので割愛)。お互いの状況を話しつつ、智紀が先に行く。
颯爽ととは行かないが着実に歩を進める智紀と、歩く俺。ん~どっかで見覚えがあるなこの風景。そうだ、つくマラだ。またか。
そんなことを考えていると22.5kmのトイレエイドにたどり着く。またトイレ休憩。汗もぼちぼち乾いてきた。トイレから出て、コーラを飲んだらなんかやる気が出てくる。
そろそろ動き出すか。ただ、坂は無理だ。ってことで「平地だけは走ろう」作戦に変更。
名前の通り、坂は登りも下りも走らない。

坂でまた一人抜かされる。ン、見覚えのあるトライスーツ。Afroだ。名前を見ると武部君。坂が終わり、平地で走り出すと割とすぐ追いついた。というのも、1h近く休んでいたおかげで(せいで)、平地の走速度はキロ6かそれを切る程度まで回復していた。
少し武部としゃべりながら並走し、また下り坂で離される。また平地で追いついて、坂で離されてを繰り返す。よくよく考えると嫌な奴だったに違いない。

そんなことを繰り返していると、再度智紀を捉える。そして、小野君も捉える。
皆疲労困憊。ペースの差や、エイドで休む時間の差もあり、なんだか抜かしたり抜かされたりが続く。

こんな状態でもメンタルを保っていたのは間違いなく沿道からの歓声のおかげ。
「Yuji, well done!」「Go! Go!」などとたくさんの人の応援に背中を押された。それは走っているときはもちろん、坂道を歩いているときもである。背中を押されただけではない気もする。時折、沿道のテンションに合わせて僕も「Hooo~~!!」などと声を張って返事をした。これがアドレナリンをバンバン出してるんじゃないかと途中から思い出し、沿道の声援に積極的に応えていく。
そのテンションでカメラ向けられたのでおもわずポーズ笑

そして僕は28kmのエイドで再度トイレ。もう何度目か覚えてない。トイレから出てくると、反対車線を智紀と武部が走っている。なんでも、後から聞いた話では智紀は僕が入ってたせいでトイレに入れなかったらしい。ごめんごめん。

そして、走り出して3周目に向かおうとすると、小野君ゴールのアナウンスが。おめでとう。
そしてさらに偶然ゴール会場から宿に戻る大典に遭遇。なんと12時間切ったらしい。すんげえなおい。智紀と武部と抜きつ抜かれつで走っていることを伝えると、「ゴールで待ってるわ」と言われたので、頭が回るんだか回らないんだかよくわからない僕は「なんだかんだaveキロ7で走れると思うから1.5h後位にはゴールするわ」と発言。

うん、確かにaveキロ7が正しいなら正しいよ?でもね、どこからキロ7の根拠が出ているんだい???
今ならばこう問うてやりたい。ちゃんと大典は1時間半後にはビクトリーロードでカメラ構えてくれていたらしい。ごめんなぁ

Run Lap2(13.8km) 02:11:12(9:30/km)

3周目(28-42km)

時刻は夜の19時半少し手前。さあ、あと1周だ。最初の2kmはほぼフラット。なので、僕もキロ6で走り、智紀と武部を抜かす。30.5kmのエイドで歩き、また武部に抜かれる。

そうこうしているうちに日が暮れる。エイドで保温用のポンチョが配られ始める。体が冷え切ってるのですぐもらう。着てみると、これはありがたい。すげえあったかい。そして、次のエイドでスティック状の蛍光ライトをもらう。安全用らしい。そして、平地が来たので走り始めようとしたが、もう筋肉が走りたがらない。うーん、なんとも。あと7km。どうしようかと考えた末、休めば回復するだろうという考えの元、ラスト2kmだけ頑張ることにした。

しばらく歩いていると37km地点で智紀に追いつかれる。智紀もきついのか、ラスト2kmだけ頑張る話をすると、一緒に行こうという話になる。智紀についていって軽くjogを再開。「大典、俺らが一緒に来ること予想してるかね」とか「ビクトリーロード全力ダッシュな」とか「でも最後は一緒にゴールしようぜ」とかくだらない話をしながら。

すでに僕がRunコースに出てから5時間は経過し、時刻は21時に近づいてきている。ふと空を見上げるとそこには満天の星空が。ちょうど道路から少し離れた湖畔の遊歩道を走っているときだったので星がすごくきれいに映っていた。智紀と「星出てるよ笑」「俺ら今レースしてんだよな笑」とか話しながら、確かに、スタートしたときは日が上り始めたころで、そこからかれこれ14時間弱も運動しているなんて、我ながらおかしい。何やってるんだ。笑えてくる。しかも、最後の局面になって一緒に走っている。IRONMANじゃなきゃありえないだろうな。

そうこうしているうちに残り2km。智紀と一緒にペースを上げる。しかし、二人とも体は限界なようで、お互い交互に攣っては止まり、つっては止まりを繰り返す。宿の前で堀さんご夫婦が応援してくれている。ポンチョ邪魔だったので預け、あと1km先へと迫っているゴールをめざす。

ゴールまであと400m、ゴール会場直前の最後のエイド。智紀と二人でコーラを飲み干す。
智紀「このコーラ、人生で一番うまいわ」
僕「わかる」
智紀、コーラで復活したのか、もともとためていたのか、ビクトリーロード手前にしてペースを上げる。一方の僕、ついていけない。「まって(笑)」

ビクトリーロードの入口へと差し掛かる。前および後ろとの間隔は十分。
智紀がルーティンとしている「ラスト200mダッシュ」を2人でやって一緒にゴールしようという計画。ほかの人と被ってしまっては面白くない。

マットが引かれはじめている位置に二人で立ち止まる。周りの関係者に怪訝そうに見られる。俺も14時間半の旅路の最後に智紀と全力ダッシュするとは思っていなかった。なかなか面白い最後じゃない?
僕の息が落ち着いたところで「じゃあ行くか」二人でカウントダウンを始める。

Three...!

Two...!

One...!

Goooooooooooooooo!

瞬間、二人は走り出した。瞬間、智紀は僕の視界から消えた笑
いや、いくら短距離専門とはいえ、お前14時間運動してきたんだよな?さっき脚攣りかけてたよな?って言いたくなる走りっぷり。僕は僕なりにダッシュ。
奇跡的に撮られてた。遅くてラッキー。
先に走り終えた智紀がゴールライン手前で待っている。大典もおそらくどこかで見てくれている。
ちゃんと走ってる!
走る僕と待つ智紀
ラストスパートで、最後は智紀と手を取りゴールラインをまたぐ。そして、

「You~~~~are~~~IRONMAN~~~」
というMCの実況。226km、14時間半の長旅は今ここに終結を迎えたのである。
We are IRONMAN!
Run Lap3 (14.2km) 02:06:13(8:53/km)
Run (42.2km) 5:51:03 (8:20/km)
Total (226km) 14:30:00

ボランティアの方にフィニッシャーメダルとフィニッシャータオルをかけてもらい、リカバリーテントへ誘導される。

リカバリーテントに入り、体重チェックを受ける。63.5kgでチェックインのときと比べて1.5kg減。よく食った証だろう。ちなみに僕の前の人は4kg以上減っててメディカルテントに連れていかれていた。

体重チェックの後はギアバックとフィニッシャーTシャツを受け取る。
そして、ご飯が待っている。コーラを飲み、ピザ2枚とチキンヌードルを食する。うんめぇ。胃腸がやられて食えない場合も想定していたが、全然食える。うまい。

そして、マッサージもやっている。僕は受けたかったが、智紀は帰りたいとのことなので、ここで一度別れる。マッサージの順番待ちの最中にピザを食す。うまい。
マッサージの順番が回ってきた。ボランティアのおっちゃんのすっげーパワーでゴリゴリやられる。いってぇ…余りの痛さに顔が歪んだのだろう。おっちゃんにっこりしながら「Sun burn! hurt?」とニコニコしながら聞いてくる。あー日焼けなのか。ここにきて日焼けの存在に気づく。たしかに日焼け止め塗ってないもんなあ。痛い。おっちゃん容赦ない。あれが痛がってるのみて、ニコニコしやがる。でもマッサージ自体は気持ち良い。

あれこれ考えてたらマッサージが終わった。やることは終わったので、リカバリーテントから出て、フォトスポットがあったので写真を撮ってもらった。

トランジエリアに入り、自分のバイクと再会。トランジで使ったギアバッグも揃えておいてくれている。本当に運営のボランティアの方々には頭が上がらない。
一人で宿への道を歩く。歩くというか、ロードバイクを歩行器替わりにしていたが。

宿に帰って大典と智紀と再会。3人ともつかれて写真を撮る元気がないので集合写真はなし笑僕もさっさとシャワーを浴びて、少しばかりTwitterをして、さっさと寝た。

人生で一番長い一日だったといっても過言ではない。ベッドに横たわるとすぐに眠ることができた。

2019年3月24日日曜日

IRONMAN NZ 2019 第5章「Bike Lap2 ~向かい風、同期、時々コーラ~」

ここまではこちらから。
  1. 第1章「出発前」
  2. 第2章「NZの洗礼 ~ムール貝とスマホ~」
  3. 第3章「Swim ~ゴーグルと朝日~」
  4. 第4章「Bike Lap1 ~ジェルとトイレ~」

※この章には写真が一切ありません。想像力を働かせてお読みください。

3月2日(土) 11時40分

2周目往路(90~135km)

2周目に入ると右手にはきれいなタウポ湖。気が付くとSwimのブイはもう既に撤収されている。「2時間たってるとはいえ、仕事が早いなあ」とか、「3時間前に通った時より太陽は遥か高くから燦々と照り付けているなあ」とか,「日本はようやく7時半か。そろそろMKOあたりがトラッカーみてワイワイ楽しんでくれてるのかなあ」とかそんなことを考えながら2周目の街を行く(実際にMKO君がTwitterで騒ぎ始めてくれたのはさらに1時間後でした)。

2周目はほとんど1周目と同じコースなのだが、一部迂回するような部分がある。しかしここが迂回前よりアップダウンを増すレイアウトになっている。やってらんねえ…

100km地点をまたもや身体が主張をし始める「トイレに行かせろ」と。幸い、105km地点のエイドのトイレに寄ることができたので(トイレのタイミング良すぎないか)、再度休憩。トイレ待ちで、日本人の方と一緒になったのでしばし談笑。レース中にこんな状況ができるとは。びっくりしたが、日本語でしゃべれてリラックスすることができた。

トイレを済ませ、歩きながらエイドの品をもらい、さあレッツゴー。
「そういえば、智紀が前にいたなぁ。復路はそれどころじゃなかったけど、それはお互い様だし、まだ追いつける位置にいるんじゃね?」などと考えるとがぜんやる気が出てくる。
丘を下り、平地区間へ。しかしここで異変を感じる。
ん?なんか風強くない???
あれ、1周目の袋も向かい風だったような…。そう、レースの規模がでかすぎて、今までに経験しなかった「レース中に風向きが変わる」という経験をする。ややテンションが下がる。再び、フォームを意識し、サイコンにチラチラ目をやりながら、できるだけaveの数字が落ちないように回す。
2周回目に入った時点で28.5km/hほどだったので、復路で余計な力を使わないためにも、折り返しで27km/h台なら上出来といったところだろう。

僕の性格上、数字と闘っていると時間がさっさと過ぎてくれるのが良い。気づいたら120kmのエイドまで来ていた。あと15kmが勝負。ちなみに智紀はおろか、大典ともすれ違ってない。みんな風辛いんだろうなぁ

そうしているうちに128km地点。対向車線をピンク縁のサングラスを掛け、ずんずん進んでくる大典を発見。向こうもこちらを認識したようで、こちらから声をかけると、大典からまさかの一言
「智紀すぐ前にいるぞ!!」

え、そんなにすぐですか。ちょっとテンションUp。大典にもう一声かけて、さらにスピードを上げる。そしてその時は本当にすぐ来た。130km地点。見覚えのあるバイクジャージ。すぐ抜けそうなスピード差だったので一瞬だけとなりに並んで「トイレ行った?めっちゃリラックスしない?」とかいうしょうもない会話をして、最後に「じゃ、Runでぬかしてくれ」とかいう発言をして抜き去る。

大典との差はこの1周で10kmから15kmへ。智紀との差は5kmから0kmへ。およそ平均速度の差がうかがえる。智紀の方がRunは走れそうな気がするので、復路もぼちぼち差を開いていきたいところだ。そんなことを考えていると2周目も折り返し地点にたどり着いた。

2周目復路(135~180km)

折り返すとあとは帰るだけ。だがしかし、これが長い。今までに取り組んできたショートの距離にしてレース1回分の距離が残っている。そして、なによりもラスト20kmからの2つの丘。あそこまでに脚と体力を残していかなければならない。なおかつ、それで終わりではなく、そのさきにRunという人生2度目のフルマラソンが待ち受けているのだ。

そこで復路の作戦は3つ。
  1. 150kmと165km地点近くにあるエイドでガンガンエネルギーを入れていく
  2. 平地はできるだけ楽して、丘に全力を当てて、残りの下りは足を使わずに下る
  3. 丘手前のトイレに入ってリラックスして丘に挑む
こうでもしないと、丘でぶっ倒れそうな気がしたので笑

もう4度目となる牧場地帯を進むと、エイドにたどり着く。1周目は取り損ねていたのだが、ここと次のエイドではコーラが支給されている。これを取らない手はない。バナナとバーをもらった後、ボトルに入ったコーラをゲット。さっそくコーラを飲むと、
美味いっ
これが死ぬほどうまい。史上最強にうまい。なんだコレ。まあ、コーラなんだけど。炭酸抜けかけてるんだけど。それでもうまい。最高。めっちゃ気分がアガる。「空腹は最高の調味料」とはよく言ったものだ。HP超回復。

コーラ効果でスイスイ進む。160km地点にあったトイレに入る。りらーっくす。
さあ、あと20km。さらに、165km付近のエイドで再度コーラ。やはりうまい。

作戦はうまくいき、丘は1周目ほど苦しくなく越すことができた。しいて言うなら、水かスポドリを捨ててもコーラをBikeフィニッシュまで持っていければもっと楽だったかなと。

丘を越すと1周目と同じくほぼ脚を使わずに街までたどり着くことができた。ここでGarminをチェックすると6時間55分。操作ミスでT1の10分がが入っちゃってるので、Bikeは6時間45分。やはり、2周目の方が遅くはなるけれども7時間切りは何とか達成出来たようだ。街に入って少し漕ぐとトランジエリアに到着。

今度は間違いなく一度だけボタンを押す。
Bike(180km) 6:49:25(26.4km/h)
目標達成である。Swimよりはるかにうれしい。

3月2日(土) 15時20分

Bikeをボランティアの方に預け、T1の時と同様、ギアバッグをもらう。
テントに入り、着替えるため椅子に座る。「はぁ~~~~~~~~」とまるでレースが終わったかのような声が思わず出てしまった。確かに、8時間近く運動し続けているが、まだまだ、これからが本番。

しかし、つかれているのも事実。何度も攣りかけた筋肉をストレッチしたりしながらゆっくり着替える。バイクジャージを脱ぎ、匠から借りた桐の葉のトライスーツを着る。バイクシューズをランシューに履き替え、Runからはゼッケン装着義務があるのでゼッケンベルトをつけて、さあ、準備はできた。用具の準備は。

身体が疲労困憊である。このまま走ってもどっかで攣る気もする。うーん。そんな感じで椅子に座りながら悩んでると、ボランティアのおばちゃんが「水とElectrolyteあるけど飲むかい?(ざっくり和訳)」と聞いてくる。首を思いっきり縦に振る。相当疲れてる感出てるんだろうな笑わざわざテントの外にあるエイドから水とElectrolyteをくれる。水飲むついでにRun用のMag-onを1つ摂取する。

かなりゆっくり休憩していたのだろう。おばちゃんが再び「コーラもあるけど要るかい?(再びざっくり和訳)」と聞いてくる。コーラ!そういえばそんな最高な飲み物があった!再度首をブンブン縦に。コーラを飲み干して、おばちゃんに「Thank you!」と伝え、テントを出る。

テント出るとすぐにエイドがあった(笑)ポテチとチョコを口にする。もうレース中とは思えないが、こんだけ食っとかんと走り切れない気がした。そして、今日4度目のトイレに入る。気持ちを切り替えてRunへのスイッチを入れる。ようやく入った(笑)
トイレを出、トランジエリアを抜けると同時にGarminのボタンを押す。

T2 0:20:01

長っ(笑)さすがに休みすぎたか(笑)
ちなみに後日談だが、大典のお母さんはトラッカーみて俺が靴でもなくしたと思ったらしい。ご心配をおかけしました笑

Runコースにはまだまだ陽が残っていた。

ここまで 08:38:58

2019年3月23日土曜日

IRONMAN NZ 2019 第4章「Bike Lap1 ~IRONMANジェルとトイレ~」

ここまではこちらから。
  1. 第1章「出発前」
  2. 第2章「NZの洗礼 ~ムール貝とスマホ~」
  3. 第3章「Swim ~ゴーグルと朝日~」

3月2日(土) 8時30分

1周目往路(0~45km)

トランジエリアを出て、Bikeに乗ろうとすると、皆ショートほど急いでいないので、みんなバイクシューズは履いたままトランジ出てきてるし、飛び乗りもしない。もちろん僕も例に漏れずなのでそれ自体はいいのだが、幅2m程の出口でたまられるのはやや面倒。人ごみを縫ってからBikeに乗る。さあ、行くぞKHAN。

スタートしてすぐ。そういえば最近ヘルメット変えた
スタートしてすぐは、宿泊先もある市街地を行く。まずは、(そこまで上がってもないけど)息を整え、体をほぐして、乗車フォームに体を慣らしていこう。と、思ったその時...

カラン、カラン、カラン、カラン、カラン、カラン...

????まさかメカトラ???
嫌な予感がする。一応、パンク修理キットは持ち合わせているが、1年の夏に経験した「Bikeで開始早々パンクしてDNF」が頭によぎる。いや、30万も払ってそれは嫌すぎるでしょ。メカニックカー回ってるらしいけど治すのは自力だし、自分で直せる範疇超してたらそれすなわち死...
とか、考えてるのもアレなので、いったん路肩に止まる。Bikeひっくり返してペダルをぐるぐる。すごい単純な結論に至る。フレームに付けてたパンク修理用のポンプがクランクとぶつかって音が鳴ってた。ポンプの配置を変えて解決。

さあ、再び出発。3kmも行かないうちに上り坂にあたる。こんなところで頑張ってもどうしようもないのだけれども、普通に速度差があるのでホイホイ抜かす。気持ち良いぞコレ。まあちょいきついけど。
上り坂終われば下り坂。漕がずとも35km/hのでるラッキー区間。タイム稼ぐ人はここでもガンガン行くんでしょうが、僕はave.26km/h出てればいいので脚温存のため、DHバーを握り、フォームだけ気を付けて下る。風が気持ち良い。

5kmごとに自動ラップをとってくれているGarminが10kmを知らせる。バイクジャージの背中からMag-onを取り出す。補給戦略はマツコの投稿も参考にしつつ
  • 日本から持ってきたMag-on 8個を10km地点から20kmおきに摂取する(最後30kmは考えてなかった)。
  • 5km毎に、水とスポドリを最低一口ずつは飲む。
  • あとは15km毎にエイドあるから気分でほしいもん食う。
という感じ。ちなみに、Mag-onはトップチューブに貼るとかさばりそうだったのでバイク
ジャージの背中に10個も投入。思ったより重さは気にならなかった。

さらに5km進むとエイドステーション。いらなくなったごみの投げ捨てエリアも兼ねている。ドリンクはボトルごともらう方式。ジェル・バーの類は開封した状態で渡してもらえる親切設計。バナナももらえる。山下さんも言ってたけど、これらを自転車乗りながら(減速はするけど)貰うの、なんだかテンションが上がる。楽しい。
ボトルもらえるの分かっていた僕は、もはや日本からボトルを持っていくことすらせず、最初のエイドで水とスポドリ(レース中には「Electrolyte」と呼ばれていたので電解質であることは確実)を一本ずつもらう。ついでにジェルももらってみる。口にしたその瞬間
濃い…砂糖…( ^ω^)・・・
IRONMANジェルとよばれたそのジェルは僕の口には合わず、1口で捨てた(ごめんなさいね)

行きは追い風だったのと、下り基調(スタート地点400m-最高点500m-折り返し地点330m)であったことも味方してスピードが出る出る。サイコンをチラチラ見ると30km/hは確実に超えている。トータル26km/hを出し、Runに余力を残すためには、一周目の行きで稼げるうちに稼いでおこう。両脇を牧場に囲まれただだっ広いコースをDHポジションを維持してガンガン漕ぐ。

ところどころ牛のアレが臭う。農業用のスプリンクラーから飛び散る水が心地よい。「あぁ、『大自然のなかでレースする』ってこういうことなんだなぁ」とか思いながら漕ぎ進める。いくら漕いでも牧場風景は変わらない。これ2周目きついだろうなぁ。

そんなことを考えながら進むと35kmを通過。おおよそ45kmの片道なのですれ違う人々とは20km程の差。「大典とはSwimで20分差なのでおよそ10km差でBikeスタートしていて、大典のほうが巡航早いだろうから15km程度の開きがあるだろうからそろそろすれ違うかな~」とか「そのあと智紀との差がどれくらいかな~」とかいつも通り暢気なことを考えながら漕ぐ。すると、40kmを過ぎたあたりで大典とすれ違う。「ファイト」と一言声をかけて通過。推定10km差。予想よりやや開いてない。ちょっとBike飛ばしすぎかなと思いつつも進むと、43kmあたりで智紀ともすれ違う。その差推定5km以下。追いつけんじゃね?と思ったが、焦らない。焦らない。

1周目復路(45~90km)

そんなこんなしているうちに折り返しに到達。ようやく1/4が終わった。そして折り返しとともに向かい風を感じる。やっぱりか…
しかし、智紀が捉えられそうな位置にいることにテンションも上がり、頑張る。すると…
ピッキーン
頑張ろうとしたその矢先、50km地点で脚が攣る。思わず止まってしまった。まじか、早くね?と思ったが、レースで漕ぐ距離としてはすでに最長距離を突破している。いつもの調子で進んではいけないということか。少しペースを落とし、帰りは空気抵抗を最小限に抑えることに注力しようと決意。再度漕ぎ始めると今度は尿意がやってくる。水飲み過ぎたのだろうか。まあでも、スタートから3時間たってるし、朝10時だし、当然なのか。とか思ってると、運よくペナルティーボックス併設のトイレ発見。バイクから降り、用を足す。洋式最高。最初は「座ったらその後動けないんじゃね」とか考えていたが、座ることで、尿意・便意はもちろんのこと
  • 脚も落ち着く
  • 心肺も落ち着く(150近くで推移していたのがトイレ出た後は100まで落ちる)
  • 気分も落ち着く
と割といいこと尽くしだった。
トイレ最高!!
完璧リフレッシュしてリスタート。
とは言ったものの、風景はもう見慣れてしまったし、向かい風がつらいことに変わりはない。まだ平地区間なので30km/hをやや切るくらいで回す。
考えることは行きとほぼ同じ。この時点で腹が減り始めてきたので、エイドではバーをもらった。ジェルと違ってこちらは口にあったので、固形物を腹に入れられる安心感を得た。

70kmを過ぎると、行きに45km/hくらいで下った丘が現れる。丘が2つほどあり、後からGarminで確認したところ、10kmの間に150mを上がる区間となっていた。すでに70km漕ぎ、3時間もバイクに乗っている体にこの登りはきつい。思わずギアをインナーに入れる。しかし、これが僕にとっては割とミスで、2つの丘の間の平地区間でアウターに戻すものの、筋肉がついて来ず、平地で20km/hを切るとかいう体たらく。2周目はギア落とさないようにしとこうと決意。…っていうか2周目持つかこれ?

丘を越すと、また10kmをかけて100mを下って市街地へ戻る。登りで脚をやられかけてるので、極力漕がず、空気抵抗を減らす。そんなことをしていても35km/hは出るのだから下りは恐ろしい。市街地が近づくにつれ、コースもまっすぐではなくちょいちょい曲がりも織り交ざってくる。そうして、ようやくTaupoの街に帰ってくる。ここまで3時間10分。
目標の7時間は割と現実的な勝負になりそうだ。2周目でバテれば危ういが、1周目と同じ感じで進めれば、2周目の疲労を考慮しても間に合うだろう。

Bike Lap1(90km弱,手元) 03:10:00
ここまで 04:39:39

2019年3月22日金曜日

IRONMAN NZ 2019 第3章「Swim ~ゴーグルと朝日~」

ここまではこちらから。
  1. 第1章「出発前」
  2. 第2章「NZの洗礼 ~ムール貝とスマホ~」

3月2日(土) 早朝5時

ついにレース当日。予定通り起床に成功。そして、ヘルメットとサングラスをトランジエリアへ。ちなみに、ここで「スペシャルニーズバッグ」を預けたい人は預けることができる。僕らは誰も預けなかったが、僕に関してはRunに関してやや後悔。詳細は後ほど。

トランジエリアに入り、昨日セットした自分のBikeにヘルメットとサングラスをセットする。Bikeが朝露でびっしょりだったので、拭き取るモノ持ってくれば良かったかなと少し後悔(多分Bike乗る頃には蒸発してるので影響ないが)。トランジエリア内のメカニックにタイヤに空気を入れてもらい準備完了。

再び宿に戻り朝ごはん。といっても、パンに昨日のパスタソースを適当に塗って2、3枚食べた程度。

エイジのレースは7:00スタート。堀さんの話によると6:50位から入水が始まるという。宿からは歩いて10分ほどで会場に着けるので、着替えて6:30位に宿を出る流れに。ちなみに、僕は匠に借りたトライスーツ(エリート)の上からウエットスーツ。さあ、準備万端!行くぞ!と思ったら…

智紀「待って、ゴーグルがない」
…えっ(本遠征2度目)

急いで探すのを手伝う。しかし、いくら探してもない。時間も無いし、ギアバックの中に入れてしまっていたらもう見つからないので、とりあえず会場まで行ってどうにかしようということに。

会場について、同じツアーに参加している日本人の方に事情を話すと「オフィシャルに言えばスペアのゴーグルもらえる」とのこと。智紀にそのことを伝え、僕と大典はストリートギアバッグをボランティアの人に預ける。これはレース直前に着ていたもの、レース直後に必要なものを入れる袋である。そして、その場に居合わせた同じツアーの何人かで出陣前の記念写真
出陣前。後ろはストリートギアバッグを積んだトラック。
この後、ギアバッグに入れる予定だったサンダルを履きっぱなしなことに気づくorz

いざ、Swim会場へ。そこには人、人、人。
1000人以上がウェーブなしでスタートするんだからそりゃそうか。
Swimが得意じゃない僕がSwim頑張ってもまああまり意味なさそうなんで、場所取りは「狭くないところ」重視で。バトルは面倒なので避けたい。
ちょうどいい感じのところがあったのでそこにすることに。

ゴーグルを得た(というか、グレードアップした感があった笑)智紀と、大典と別れる。

数十秒後、大砲がドカンと鳴り響く。スタートの合図だ。
このレースのために買ったといっても過言ではないGarminのスタートボタンを押し、ゆっくりと泳ぎ始める。まだ、太陽は地平線から顔を覗かせたばかりだった。

Swimコースは約150mおきにブイが立てられている。まず、1650m岸とほぼ平行に進んでいく。水がきれいなことに油断してヘッドアップ怠ったらすげえ曲がった。GarminのGPSを信じるなら、1km進んだところで150mくらい余計に進んでいた。

1kmを通過するころには太陽も結構昇ってきていた。湖面に陽光が反射する。レース中ながらその美しさに感動していた。やっぱ自然ってすげえ。そして楽しい!!

そんなことを考えながら泳いでいたら、折り返しに到達。参加者の数が多いこともあり、周りにはまだ大量の人。すでにショートの距離以上を泳ぎ切っている。関カレだったら、もう周りはほとんどいないはず。だが今回のSwimはまだ半分すら終わってない。長いなあ...大典や智紀は今どこら辺だろうか。そんなことを思いながら50m沖(?)の方へ進む。1700mまで来たらしい。あとは帰るだけ。そんなことを言い聞かせて再び腕を回す。

Swimのゴールはスタート地点からさらに400m位奥にある湖から流れ出る川の入り口にある。その分、最後の400mは進行方向と同じ向きに流れが発生しているのでやや泳ぎやすかった。

ようやくSwim Finish。先ほど説明した通り、最後の3~400mは結構楽に泳げた。
Swim-Up直後。Garminを2度押すミスを犯す
Swim 1:19:49(2'06"/100m)

Swimは終わった。しかしトランジが長い。200mか300mくらいあった気がする。木更津並みに長い。更に、階段まである。史上最強に意味わからん。ただ、ロングなのでそんなに急がなくてよいのが何より。階段を上り、トランジエリアに入る。大量のギアバッグが並べてあり、「479!」と叫ぶと、ボランティアの人が袋を渡してくれる。予想通りだが、大典と智紀のバッグは既にない。まあ、ここで万が一が起きても困るんだけど(笑)

テントに入り、ウェットスーツを脱ぐ。Swimで着ていた匠のトライスーツ(エリート用)を脱ぎ、バイクジャージに着替える。末端冷え性なので、5本指ソックスを履くことも決めていた。にしても、Mag-onを10個も背中に入れたバイクジャージは重い(笑)
更に、そこまで気にはならなかったが、ギアバッグの中身、ビミョーに湿ってる。

手伝ってくれたボランティアの方にお礼を言って、テントを出る。エイドでスポーツドリンクを飲んでレッツゴー。ここで、日焼け止めを塗ってもらえたのだが、それをしてもらわなかったのが後日裏目になるとはこの時知る由もなかった。

バイクラックに辿り着くと、思ったより、周りのバイクが少ない。みんな速いんだなあ。まあいっか。さあ、Bike、Bike。180kmという長い旅路の始まりだ。

T1 00:09:49
ここまで 01:29:39

2019年3月21日木曜日

IRONMAN NZ 2019 第2章「NZの洗礼~ムール貝とスマホ~」

ここまではこちらから。
  1. 第1章「出発前」

2月27日(水)

僕と智紀を乗せ、成田を2/26 19時頃に出発したNZ90便はほぼ定刻である2/27 9時半にオークランド国際空港に到着した。NZは日本より3時間進んでおり、更にこの時期はサマータイムを採用しているので4時間進んでいる。つまり、約11時間のフライトだった。

入国カードに滞在先を書き忘れて審査官に尋ねられ、拙い英語で喋るものの発音が違ったらしく通じなかったことを除いて(結局書いたことで解決した)は問題なく入国審査・税関を通過し、今回お世話になる堀さんご夫妻に会うことが出来た。

現地にいる間も普通にスマホ使いたかったのでプリペイドSIMを購入。$49で4GB使えるやつにしたけど、$29で1.5GBのやつもあった。結果的に(割とTwitterとかやったけど)8日間の滞在で1.33GBしか使ってなかった(宿や空港はWi-Fiがとんでるのでそれを併用したが)のでやや損した気分笑
このとき、まだ両替をしていなかったので、同じツアーに参加する平谷君にお金を借りる。彼は学年こそ1つ下だが、18才の時からIMNZに参加している常連さんで、KONAにも出ている強者。
更にちなみに、2019年3月でのレートはNZ$1=¥80位だった。以降の文章ではこのレートで換算していく。

当たり前だが、南半球のNZは3月は暮れとはいえ、夏。ちゃっかり蝉なんか鳴いてた。ていうか、蝉って日本だけだと勝手に思い込んでた。
到着後すぐ半袖の智紀
コンテナ付のハイエースのコンテナにBikeを収納し、ハイエースに乗り込んだら、オークランドからレース会場になるタウポへ。道中、堀さんがNZの説明をしてくれたり、お昼休憩でマタマタという町(ここらへんは近藤さんのブログが詳しいので割愛)に寄ったりして、5時間ほどかけてタウポに到着。 
部屋。手前二つがダブル、奥二つがシングル。ここに3人で泊まったので快適だった
Bikeを組み立て(色々手間取り2時間かかる)、夕飯の買い出しへ。ツアー中の食事は基本的に各自に委ねられているので、2人でタウポの街を散歩した後、自炊と決めてスーパーへ。コストコみたいな倉庫型スーパーで面白かった。メニューも決めてなかったので食材を見ながらメニューを決めようということに。2人ともややハイだったのか、食べたい物をカートに入れる。ラム肉やマリネ液漬ムール貝をはじめとして、写真の通りである。

あることにお気づきだろうか。そう、我々は調味料を買い忘れたのだ。更に、ただムール貝が食べたかっただけなのに、何故かマリネ液漬を買った。今思い返すと、恐らく疲れていたのだ。そのあとの行動が疲れ具合を物語っている。
「なんとかなんじゃね」のノリで肉を焼いた。塩コショウしかないのに。まあ、これはまだ良い。
更に「なんとかなんじゃね」のノリでムール貝をマリネ液ごと煮込んでスープにし始めたのである。コレが地獄。もう思い出したくないので何も言わない。読者の想像に委ねる。想像した際の損害は保障しませんが。 
画自体は悪くないのだが...
2人で「もう、自炊で変な挑戦するのはやめよう。明日からはパスタだ」と誓った。

2月28日(木)

この日は、朝からウエットスーツのチェックと試泳を兼ねて湖へ泳ぎに向かった。
さっっっむっっっ。
朝7時というのもあり(この時間に僕が起きてることは気にしないでほしい)、陽もまだ昇り始めた程度。更に風が強かったので、ほんとに夏かと思うくらい寒かった。しかし、水の中に入ってしまえばそれほど寒くはない。そして思った。「水が澄んでいる。ここで泳げるのか。」
今までいろんなところで泳いできたが、群を抜いてというか、もう格が違う。だって2,3mはあるだろう湖底が明瞭に認識できる。こんな綺麗な水は初めてだ。
撮影場所も時間も違うけど水が澄んでることだけは伝わるだろう
個人的な意見では
タウポ(3m以上)≫那須塩原(1m程度)≫≫渡良瀬(数10cm)≫≫手賀沼(数cmも怪しい)
である。ちゃんと「水の中を泳いでいる」という感覚だった。
水の綺麗さには感動したが、まだ身体も起ききっておらず、あまり泳がずに100m位行って折り返して帰ってきた。

試泳から戻ってくると疲れていたのか、2人とも3時間くらい寝てしまっていて、起きたら昼になっていた。部屋から出ると堀さんから衝撃の一言。
「松﨑君、スマホなくしちゃったらしいよ!!」

……えっ。
昨日、搭乗直前まで大典とはlineをしていた。ということはなくしたのは機内か空港内。とんでもない災難に遭ってるな、大典。卒研発表の日程といい、何か彼をIRONMANにさせまいという力がかかっていると思わざるをえない。頑張れ、大典…
昨晩の僕らといい、NZは試される大地(意味が違う)らしい。

昼ご飯は宿の裏にあったMcDonald'sにした(昨晩の一件もあったし)。海外のマックということでバカみたいなサイズを期待していたが、正直まあ普通だった。しかし、ラップサンドが売られていたりと、メニューの種類は日本より多かったなぁという印象。
僕はトリプルチーズバーガーを食べた。まあ、2が3になっただけだった

昼飯を食べた後、レジストレーションに向かった。ここで明日のギアチェックインに使うギアバックなどをもらう。

それっぽい感じの写真
受付はボランティアのおばちゃんがやってくれていたのだが、少しばかり発音のクセが強く、2人で苦戦。
おばちゃん「ふぁすたい?」
僕ら「???そーりー、わんもあ、ぷりーず」
お「ふぁすたい?」
僕ら「?????」
やべえ、何言ってるかわかんねぇ…
おばちゃんも見かねたのか、ジェスチャーを強調してくる。一本指をグイグイ主張してくる。
なるほど、どうやら「first time?」と聞かれていたらしい。2人で「yes,yes!」と答えると、なんだかゴムのリストバンドもらえた。やっぱりジェスチャー最強。あと、ベルを勢いよく鳴らせと言われたので、鳴らした。何の意味があるのかよくわかなかったが。智紀は「音が小さい」と言われてやり直しさせられていた(笑)
レジストが終わると、オフィシャルショップを散策。レース後にはFinisherグッズが追加されると言うことを聞き、じゃあ日曜にもっかい来れば良いかということに。コレがあだとなる。

そして宿に戻ってギアバックなどを漁っていると大典登場。卒研発表終わってすぐさまこちらに向かってき、さらにはスマホまで無くしていたが、まあいつも通りな様子でひとまず安心。

大典のBike組み立てを少し手伝ったりした後、Welcome Functionに向かう。
ハカを観たり、なんだか英語で色々喋ってるのを聞きながら出てきたご飯を食べた。メニューは写真の通り。
上:肉と米、下:サラダ ちょっと量が足らなかった
(別に誰もそんなこと言ってないんだけど)カーボパーティーだと勝手に思っていたので野菜類の多さに驚き。そしてこの野菜があまり美味しくない()
更に、量もあったわけではないので、宿に帰ってきた後で、3人でコレも宿の裏にあったバーガーキングに。やはりサイズは日本と同じくらい。翌日の自炊に向けて昨日と同じスーパーでパスタとトマト缶等を購入して、この日は寝た。

3月1日(金)

この日はコースの下見とBikeのセット及びギアバックを預けるのがメイン。
まずは、コースの下見。堀さんご夫妻の運転&案内の下、トランジの動線、Bikeコース、Runコースを確認する。Bikeコースは1周90kmを2周回。周回と言いつつ、コースの8割は対面通行の折り返しコース。のどかな牧場風景の中に切り開かれた道路をひたすら進む。
うし。一部エリアは臭い
途中、2つほど丘があり、帰りは残り15km位のところで上り坂となるのでそこが1つの関門となる。エイドは約15km起きにあるとのこと

Runコースは14kmを3周回。こちらも半分くらいが対面通行で、割とアップダウンのあるコース。エイドは2.5kmおきにあるらしい。

下見が終わり、昼飯(パスタ)を食った後、最初の5km位をBikeで試走。うーん思ったより坂がキツい。長らく登ってないけど不動くらいの斜度だったような。ただ、その分下りは漕がずとも35km/hは出そう。とりあえず頑張るしかない。

試走を終え、Bikeとギアバックのチェックインへ。それにしてもBikeの台数に驚く。てかほぼTTバイクじゃんとか思いながら無事にセット完了。
CerveloとSPECIALIZEDのTTバイクが多かった

無事三人ともセット完了。僕のは一番手前のロゴが見えない黒いバイク
帰り際に、Twitter用の写真を撮り、部のTwitterアカウントで3人の選手紹介をした
お互いの紹介を考えるのが楽しかったり。

トモキはこれはハカでもやってるのか…?
夕飯もパスタ。さすが畜産の国。ビーフのミンチが$11/kg(=約¥90/100g)と安かったのでボロネーゼ的な何か。3人で800gのパスタを食し、着々とカーボローディングを進める。自画自賛だが結構美味かった。

奥はクスクスとパセリのサラダ、右は何かのコールスロー

さあ、遂に、明日が決戦の日である。現地時間で5時起きの予定だ。

目標は「15時間切って楽しく完走」すること。30万も払って嫌な思い出はいやですから笑

その上で、各パート
Swim 1:20:00 (ave. 2'06"/100m)
Bike 6:59:59 (ave. 25.7km/h)
Run 4:30:00 (ave. 6'24"/km)
が切れたらなぁという感じ。

やることもないので、21時には眠りについた。