2025/02/20

カーフマン2025 bike弱者なりに考えたこと

 2025.2.16(日)

2回カーフマン・シグネーチャーデュアスロン in 東扇島2025・日本学生デュアスロン選手権・JTU 関東ブロックデュアスロン選手権

 お疲れ様です。他己紹介以来の部ログ執筆となります、B1で元マネジャー(?)の大友柚希と申します。  

 昨日、↑の大会に出場してきました。つくばっく道中、首都高の渋滞に巻き込まれている間に自分専用の反省をつらつら書いていましたが、遠征後のひとり一言でうっかり口を滑らせたために先輩方から”それを部ログに書けば”と提案されてしまいました。いえ、嫌なら別に書かなければいいだけなのですが、折角なので他人の参考にしていただけそう?な部分は書いてみようと思います。  

 と、執筆に当たり過去の部ログを「カーフマン」で検索かけて遡ってみると面白すぎて書き始めがだいぶ遅れました。ただ文章が個性的で面白いとかクスリとくるとかではなくって、過去の熱い熱いレースを知ることで、昨日の皆さんの言葉がより深く理解できたような、改めて真意がわかったような気がします。それで今日の涼太さんとの洗車までにはとても間に合いそうにありませんが、学年暦の上では明日から春季休業ということで、たっぷり時間をかけて綴っていきたいと思います。私の文章は皆さんの個性的な文体に比してとってもシンプルでストレートで面白みに欠けますが、どうぞ暖かい目でご覧ください。
            ↑渋滞中の車窓より。動かないスカイツリー 

 〈前提〉  
 ご存じない方のために紹介しておくと、私は初心者のbike激弱選手です。  
 小学生の頃に自転車自体は体得したものの日常生活で使用する機会が皆無で、ロードバイクに憧れがあり入部したものの週1回のbikeRTでは足りるはずもなく、いつまでも不慣れで激遅のままでした。初レースである昨年のスプリントではバイクラップ断トツ最下位。カーフマン直前は辛うじてビンディング練やローラータバタ、カーブ練など、今更ながら少しずつ練習しておきました(結局、”無事故・安全”という目標を優先してTRANSIRO HYDRAはお留守番、終始ランシューのZOOM FLYと競技を共にしました)。  

 昨年4月にひらりさんや金田さんのお話を聞いて”swimに自信がなくても競える場があるんだ、デュアスロンなんてトライアスロンよりさらにマイナーそうだし、面白そう”と思っていたし、実際、はじめは”君はデュアスロン向きかもねー”と言っていただいたりしたのに……。約9か月後、bikeメインでしかも経験者曰くトライアスロンよりキツいというこの大会に、ビギナークラス(2-10-2km)と迷いながら背水の陣的な思いで申し込むことになるとはあまり思っていませんでした。 


〈レース前〉  
 積み込み後、即帰宅・洗濯・筋トレ・軽く夕食・準備して就寝、と考えていたのが、”この後ご飯行く人?”の一言で揺らぎました。一瞬で瓦解した、訳ではないですが迷った末の選択です。少し帰りが遅くなろうと皆さんと一緒にご飯に行ってお話を聞くことがとっても大事なんです。前日は緊張や満腹防止のためあまり食べないつもりが、行き先の川聚閣はこのご時世に珍しいご飯セルフとのことで例によって栄養摂取スイッチ入りました。前半を省いたカーボローディングだと思ってよしということにします。  

 集合はあさひさんとけんたさんに続き3番目。私にしては珍しく早い方。全員揃うまでの間、昨夜あげられていたサポート要望リストと銀河さん渾身のおぢさん構文メッセージをに気付き慌てて私も要望を入力しました。遅くなったのに追加してくれてありがとうございます。 
 
 当日は直前に初Mag-onいただきました。青みかん味。とっても濃くておいしかったです。ありがとうございました。
      ↑珍しくテントのない陣地 

 〈総合〉 
2:03:35 総合順位92位 学生OPEN女子8位(出場15名・完走9名中)  

 以下、手元のGarminによる記録です。正確な公式記録(かかった時間ではなく通過した時刻が表示される)を見ればトランジ時間やラップが算出できますが、とりあえず今回は詳細な分析を省き、全体のタイムを見ていきます。 

〈1st run〉 
5.01km・22:39・4:31/km  

 あれ、距離が短い?というのも、開始5分前にアンクルバンド配布いうかなりギリギリな行程の上、定刻になればカウントダウンもなしにいつの間にかホーンが鳴っているというゆるゆるのスタート。もっと言えば整列中、一緒に並んでいたゆーなちゃんと私は隣の見知らぬ学生選手から”2周-6周-2周ですよね?”と周回数を確認されていました。私たちが喋っていたから話しかけやすかったんでしょうか。ともあれ、それらのゆるさのおかげで緊張が和らいだのはよかったです。  

 遅れながらGarminも起動しペースに乗ってくると、意外と多くの人数を抜かせました。数えきれないくらい。目標というか目安にしていた4:30/km切りにはいかないけれど、まだ先が長いことを考えると妥当かも……?ペースについて考えていたら、直前に”run出し切れよ”と声かけていただいた玉井さんから、上げろだったか行けだったか、とにかく加速するよう激励をいただき苦笑いがこぼれました(←そこは加速して応えろよ)。あとは声援が嬉しくって普通に笑っていました。
                   ↑苦笑 

 〈bike〉 
29.07km・1:12:23・24.1km/h・MAX33.8km/h  

 計12回に及ぶヘアピンカーブの度に速度0近くまで減速した分もならしてこれくらいということは、実際には直線で平均25km/hくらいだったはず。いえ、そんな計算(計算でもない)しても仕方ないのでコーナリングも今後の課題です。  

 数えきれない回数、抜かされました。少なくともさっき抜かした人数の倍の回数は抜かれました。物凄い速さで2回私を抜いて行ったゆーなちゃんの格好良さ。ゴオォォォオオゥゥン……と凄い音を出しつつ脇を通ってゆくTTbikeのおじさま方の恐ろしさ。変態おじさんと言うんでしたっけ。違ってたらすみません。とにかく周りの選手に圧倒されました。  

 トランジでサングラスをかけ直しておいたはずが、序盤からズレてかなり気になっていました。  今こそ練習の成果を発揮して、片手でサングラスのズレを直す時……!!  
 
 思い続けてはや6周。大会で慣れないことはするものではない、と”無事故”を優先し、片時も両手をハンドルから離さずに終えました。片手走行が”できる”だけでは全く意味がなく、普段から使いこなして慣れておかなければいけないことを今更ながら痛感しました。ママチャリで一瞬だけ片手を離してマスクを剥ぎ取るだけでは駄目なのです。ロードバイクで長時間、安定して手を離せるようもっと練習します。  

 あまりにも遅すぎて抜かれすぎて、途中から2nd runが待ち遠しかった。bikeで頑張りすぎると楽しみにしていたrunで全然走れなくなりそうだし、かと言ってもとが遅いのだから全力で漕がなければ全然進まない終わらない。そもそもの巡航ペースも遅い私は一瞬たりとも惰性で漕ぐ訳にはいきません。が、そうこうしているうちに、遅いなりに一応は意識していた腹筋と股関節が痛くなってきて思うように力を込められなくなりました。うわあ辛い遅い、尚更runが待ち遠しいじゃないですか。この距離で身体のどこかしらを痛めていたらOD完走なんて無理じゃないですか。数分後に数か月後と、先のことが頭を満たし、ただrunのためだけに漕いでいた気がします。それでも自分にできる範囲で、”疲れて小休憩中かな?”とか”脚攣りそうなのかな大丈夫かな”という状態の明らかに減速している選手を数名抜かしたことはよかったです。ただ逆に言えば、私の速度で抜けるのはそうした状態の選手しかいなかったということ。私は脚が攣るとか疲労とか、大幅に減速するような異常なく終始ほぼ一定のペースで漕げていたのに、全体的に遅いせいで、終盤に残っている数名の選手を抜くくらいしかできなかったのです。悔しい。  

 心残りは、最後の1周回あたりから痛みであまり上げられなかったことと、つくトラの皆さんの応援ポイントがちょうどカーブの減速ポイントだったこと。直線エリアで声援をいただいていたらもっと出力上げて、頑張って漕げたのだろうか……と思わなくもないですが、全体的に遅いのでそんなのは言い訳だって分かっています。皆さんの目の前では満足に加速できなかったものの、暖かい応援はしかと受け取りました。 

〈2nd run〉
5.77km・26:20・4:34/km  

 やっとヘルメット外してグローブ外してサングラス直して自分の脚で走れる……!!  

 お楽しみの2nd run、と心ははやるもののやはり身体にはきていたようで、痛みですぐには走り出せません。トランジで股関節をぐるりと回してからスタートしました。序盤から2nd runのことは考えない方がいい、との助言はありましたが、今からどれくらいの速さで走れるのでしょう……。  
 
 この時すでに、エイジ・シチズン・学生OPEN女子の部門競技もだいぶ後半。残っている選手自体がパラパラまばらで少ないものの、ここまで残っているということはrunも遅いはずということで、bikeで脚を酷使したであろうおじさま方をかなり抜かして行きました。結果で言えば1st runと約3s/km差。”こんなに遅い順位にしてはなんかやたら走るの速くね?なんでこんな後ろの方にいるん?あ、bikeが遅いのか、ってどんだけ遅いんだよそれだけ2nd run軽やかならもっと漕いどけよ”と、沿道で案内・応援してくださったTOさんもビックリであろう(さすがにここまでは考えないか)身軽さで走り抜けたのでした。    

 bike遅いのは本当にもったいない。改めて思いました。
           ↑完走タオル。悔しいけどこれは嬉しかった 

 〈総評・感想〉  困難は分割せよ、ということで集団走のためには 

    • 事故らない技術
      • 怖がらない精神
      • ピッタリついていく走力 

が必要だと解釈しました。あとは私のみに適用される具体的な改善方法になるので、ここでは省略します。  

 これまで自他ともに認めるbike力のなさで色々と配慮していただけましたが、  

 全く集団について行けない人がいれば貴重なRTの時間や調子を乱されて迷惑でしょうし、 

 自分でも”片手運転できないから……”とか”ビンディング履いてないから……”といった前置きが、配慮の対象ではなくいい加減”完全に自分の練習不足が悪い”ということに気づいているし、  
 
 いつか新歓資料かどこかに記載があった”bike練は走力を考慮します”、”初心者でも大丈夫”をいつまでも当てにしていられません。  

 弱いからこそ、入部以来、ここでは書ききれないくらい色々な方から優しく厳しく、色々な助言をいただいてきました。  

 その度に心に響いて、もっと頑張らねばとやる気になったのは本当です。1人ひとりの言葉、しっかり心に刻んでいます。  

 でもこれまでは覚悟と実際の努力が圧倒的に足りなかった。  

 先輩方の言葉に賞味期限なんてないのに、言われた瞬間の心情を練習に還元できなかった自分の弱さが情けなくなりました。

 ”すごいなあやっぱり、選手権に出る人は”  
 
 ついこの間までなら、あの激烈な集団走を見てもそう他人ごとに思ったかもしれません。  
 来年は自分があの集団走に参加するんだ。  

 あさひさん、ももなさん、なる君がLAPされるくらいの厳しい戦いで、私が1年後に完走は無謀かもしれないけれど、選手権で他選手と対等にレースを繰り広げられるくらいには力をつけます。  

 渋滞中に書き留めていたこれら自分のレースのことの他にも、1日を通して皆さんと話したこと、渋滞脱出後のひとり一言や先程の涼太さんとの洗車+アドバイスを受けてさらに色々考えましたが、公開は恥ずかしいのと他人の参考にならないのとでさすがに自分用に留めておきます。とにかく、来年の選手権出場と、その前のトライアスロンシーズンに向けて精進して参ります。この大会は私にとって大きな転機です。  

 今後ともよろしくお願いします。

  (総合学域群第1類1年 大友) 


 【補足:補給集】  
 皆さん差し入れありがとうございました。  
 経験やお話から、食べ物に関しても思うことがあったので記しておきますね↓

  レース前:
 水・バランスパワー・ファミマクリームデニッシュ半分・Mag-on 

 レース後: 
 水・デニッシュ残り半分・かのこさんよりミニドーナツ・引換券でいただく豚汁・京佳さん手作りスノーボール・玉井さん父よりミスド×2・ひらりさんよりメッセージ入りアルフォート 

 夜ご飯: 
 百香亭(例によって余剰回収担当)  

 ↑この日、口にしたもの全てです  ごちそうさまでした。  



 今や私は大食いというイメージが定着していますが、  そういえば皆さん日中に色々と補食やお菓子摂ってたな……私は確かに日中にパンとかバナナとか食べなかったな…… それで夜ご飯を前にすると誰よりも食べるという。  
 これ私が大食いなのではなく、単に補給が足りてなかっただけでは? と言うと夜ご飯のためにお腹を空かせていたようでとっても図々しいので一応弁明しておくと、運動前にお腹を満たしたくないのと、日中はなんだか動き回って忘れていたというか、別に食べる気がしなかったのです。  

 親族からも”胃の収縮幅が大きい”、”誰似なのやら”などと呆れながらに言われてきましたが、やっぱり空腹でない時は食べず、きっかけがあれば集中して食べる、というスイッチ的なものが私にはあるようです。なんとも不健康的な食べ方。  

 今後、競技を続けて何度も大会を経験してゆくにあたり、こんなんでいいのか……?  
 私のかなり特異な?身体特性が他の人の参考或いは興味の対象になったらいいなと思い、ここに書き残しておきます。今後の動向が気になるところです。  
 本当に、皆さんありがとうございました。お疲れ様でした。