一応、前回までで本編は終わりです。
今回は本編に含めなかった情報をつらつら書いています。いつか誰かがコナに行くときの参考に、旅のスケジュールなども載せておきます。
もともと火曜入りのつもりでしたが、月曜入りの安いフライトがあったので早めに現地入りになりました。多少観光する余裕もあり、レースの準備も焦らずできたので良かったと思います。
慣れている人は水曜入りしていました。(ただしバイクの到着が遅れるリスクはあります。)
現地での移動は、宿が会場から徒歩圏内なら車はなくてもよいですが、あると便利です。バイクの折り返し地点を試走したい人はなおさら車は必要です。
タクシーならウーバーアプリが主流ですが、空港の送迎は事前に現地のタクシー会社を予約したほうが確実だと思います。ウーバーはダイナミックプライシングなので、タクシー会社のほうが高くも安くもなく済みます。あと、アイアンマンのお客さんに慣れているタクシー会社のほうが自転車や荷物を載せやすいです。
公共交通はあまり便利なエリアではありません。バスは1時間に1本で、レース期間の交通規制でルートも変則的でした。
フライトについて、ハワイアン航空はco2ボンベを受け入れておらず、行きで1本、帰りで1本処分しました。自分の使う航空会社の規約を確かめておきましょう。なお、ハワイアン航空での自転車預かりは2025年から追加料金なしになっています。シーコンエアロコンフォートも問題なく預けられました。
ちなみにアイアンマン遠征で参考になる文章はネットにいくつかありますが、まずは菊池さんのnoteを読むのがおすすめです。
例えば↓
3年間改良を重ねた遠征時持ち物リスト|Tomoaki Kikuchi https://share.google/CHfR1kCLCRDlmQAzJ
スケジュール
・月曜日
渡航
トランジットのホノルルで9時間過ごす
行きのレイオーバーが長かったのは正解、荷物の預け直しもあるし観光するならレース前のほうがいい気がする
現地時間月曜夜に到着
airbnbでとった宿へ、たまたま同じフロアは誰もいなくて快適
バイクを組み立て就寝、一応翌朝泳ぐつもりだった
・火曜日
寝坊
バイクを自転車屋さんで点検してもらう
アスリートチェックインも済ませる
公式ストアの一部のグッズはこの日で売り切れ始めていたので、欲しいものは早めに買うとよい
・水曜日
朝はホカのランニングイベントに参加、朝ごはんも出てきてめちゃくちゃ贅沢
レースブリーフィング
午後は地元のプールで軽く泳ぐ
・木曜日
朝は試泳、コーヒーボートも出ていて海上でコーヒーブレイク
その後バイク試走と軽くラン
夜はバンケットへ
・金曜日
朝は試泳
バイクとギアのチェックイン、レースナンバーによって時間帯が異なる
夜は早めに就寝
・土曜日(レース当日)
3時起床
5時半頃には会場到着
シャトルバスは当てにしない方が良い
ボディータトゥーは事前に施しておいたほうがスムーズだが、会場に行けばボランティアさんがやってくれる
レース終了後その日のうちにバイクピックアップ
・日曜日
なんだかんだ8時くらいに起床
荷物の整理
夜はバンケット
・月曜日
タクシーに迎えに来てもらう
空港で荷物預け入れ、特設のバイク預け入れ専用カウンターがあり並ばずに完了
帰りはホノルルでの荷物の預け直しはなし
・日本時間火曜夜
帰国
羽田の税関が意外と時間がかかる
レースで食べたものなど
スタート前にアミノバイタルショット
・バイク
ccdドリンク2本
ジェル8個くらい
エネモチ、前半に2つ
折り返しでバナナ半分
その後モルテンバー1本
時々モータルドリンク
・ラン
モータルドリンク
最初の方でアミノバイタルショット
その後8kmくらいごとにジェル、途中で飽きた
カットオレンジ
チキンスープ
コーラ
終わり近くでチップス
・フィニッシュ後
ちょっとしたバイキングみたいなエリアあり、口の中の水分が持っていかれそうなラインナップ
どうしてやや日本食推しなのだろう
てりやき豆腐、木綿豆腐に甘めのたれ
スチームライス、インディカ米?
フライドチキン、たぶん胸肉
フライドポテト、パサパサ
ミソスープ、飲んでないから分からない
レース後に食べたもの、なんだか茶色い
アスリートガイドでは、モルテンジェルもバーも用意があることになっていましたが、実際はバーがほとんどで、ジェルはあまり見かけませんでした。なので補給はエイドに頼りすぎないほうが安心できると思います。
モルテンジェルは寒天みたいな感じで、私には少し苦手な食感です。味はクセがないから飽きないかもしれません。バーの方はおいしかったです。
エレクトロライトとして置いてあるモータルは、甘い清涼飲料水みたいな味です。日本のスポーツドリンクみたいなすっきりした味ではないです。
基本的にキープライトなのでバイクのエイドも右側にあります。バイクの最初のエイドを目前にして初めてそれに気づき、「あれ、自分左手で片手運転するの下手だよな」ってなって結局毎回止まっていました。
エイドのドリンクは弁つきのペットボトルになっていて、そのままホルダーにさしている人もいたけれど、落としたらいやなので自分のボトルに都度入れ替えました。日本だと見ないタイプのペットボトルだから、レース前に確認するとよいかもしれません。(ペットボトル用のホルダーをつければよいのか?)
あと、ランのエイドで何をとるか迷いすぎて、ボランティアの人にあれこれおすすめされました。優柔不断が過ぎます。
子どもたちに「これ食べて」って差し出されたら断るなんてできませんね。(でも3人同時に差し出されると困ります。)
2023年から続いた男女別開催も、今回で終わりです。
2026年からは再び男女同時開催になります。スロットアロケーションの仕組みも少し変わりました。(そもそも私の年代は選手が少ないので、影響はないですが。)
コース上に女子しかいないって、どんな感覚だろうと疑問に思っていましたが、世界選手権に来る人はみんなかっこよくて、女子だけだから普段と何かが違うということはありませんでした。
トイレや更衣室の区別がいらないから、並ぶにも分かりやすくてその点はいいですね。
22歳の今出れたことの意味もあるけれど、男女別開催の年に出れたのも貴重な経験です。やっぱり自分って、どこかついてるなって思います。
今回のお気に入り写真(アラモアナショッピングセンター)
ハワイ語表記なのがうれしい
おわり
2025年10月 柴田葵
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