2025.06.29
東日本学生トライアスロン選手権那須塩原大会 兼 関東・東北・北海道学生トライアスロン選手権那須塩原大会
お疲れ様です。春から国際のB2になりました大友です。
先月の関カレと諸々について部ログを書くことにしました。
訳わからない人物ばかりのつくトラの中でどうやら私もどちらかというと何考えているかわからない方と思われているらしいので、私なりに色々悩みまくっていたことをこちらに文字で公開しておきます。
いつか、似たような状況にある未来の後輩が役立ててくれたらと思います。
関カレ前日に決めたこと。
会報か部ログか、どこかで書こうとは思っていました。
”関カレ終わったら本気出そう”と予め計画していたレポートやら期末試験到達度確認テストやらをしばいていたら恒例の他己紹介の時期に入っていました。
つきましては、幸か不幸か、1年の中で最も部ログの注目度が高まるであろう、部ログ愛好おぢさんだけでなく普段は見ない方々もあえて読みに訪れるようなこの時期に、
新入生方の初々しい&テンポよい他己紹介リレーの最中に、
私の長文レースレポ兼学連体験記兼思考記録がぶっ込まれる運びとなりました。
私の記事はあまり人目につかない時期にしれっと上げたかった……
いえ重要なのはそこではないですね。他己紹介を途切れさせてすみません。
(ああでももう金田さんと古俣さんがお互い紹介するところまで行ったのか、じゃあそんなに気にしなくても)
個人的な思考を綴るのに敬体で(常体でないのは他者の目に触れる公表物であることを意識するため)、
冗長ですが、興味があれば暖かい目でお読みください。
前置きが長くなりました。
何かっていうと、
今後私は選手としてではなく、学連として選手を支える側になる
という決意です。
”それだけ?それで?”と思った方もいるかもしれません。
実際、私が個別に/MTで話した際も皆さんすんなり受け入れて、応援してくれましたね。
でも今後、記録や戦績でつくトラに貢献できないこと、
2ねんず……ナルヒロゆうなと一緒にインカレ行きたいと思ったのに、言ったのに、1人方向転換すること、
申し訳なく思っています。
※もちろん2人には先にしっかり話しました。あったかすぎた。
学連に行くとはっきり決めたのは、関カレの前日準備へと向かうかのこさん車でした。
学連の組織や重職の業務内容など色々聞くにつれ、”これが自分に合った、トライアスロンと関われる場かもしれない”との思いが強まったんです。
それでもわざわざ選手を諦めてまで学連に行く理由。主に、
- 記録と順位に執着しきれなかった
- 自分がトライアスロンに向いてなさすぎることに気付いた
ためです。
昨年のスプリント、初ODである先月のスプリング、そして今回の関カレという3回のレースを通し、
選手としては致命的な自分の内面に気付いてしまったからです。
以下、それに確信した関カレのレースレポ的振り返りとともに、説明していきます。
自分用のはずのノートに書いたことをほとんど写します。長いです。何かの参考にして/楽しんでいただけたら幸いです。
〈swim〉
またGarminに”リカバリー”呼ばわりされた。
心拍数が十分上がっていなかったらしい。
単純にアップ不足も悪いのですが、やっぱり広い水の中でスピード出して頑張って泳ぐというのは、ましてや集団のバトルに入り込むなんて無理。
どこかで疲れ切って、泳げなくなる不安が潜在するのかどうしても上げられません。
OWS の恐怖からは逃れられない。
h-up と呼吸の度に広大な山と水と空が見えたり、
生身では/普段は入れない(関カレ会場:戸田調整池)冷たい水の中を泳いだりという体験自体は貴重で楽しいものですが、
自分にとってOWSはスピードを出すものではなかったようです。
それでも後半に向けて少しずつ上げられたのは、岸からの声援が聞こえたから。
日体大をはじめ他大の方々がものすごい叫ぶので、本気で40分危ういのかと思って焦りました。
岸で見やった計測器は34分ちょっと。普通に応援が熱いだけでした。
T1では、サドル片手押しからハンドル両手持ちへ、bikeを持ちかえたのになぜかバランスを崩しドロミちゃんを倒す。
思えばswim-up から珍しくふらついていました。本来あの喉で1500m泳ぐもんではありません。
〈bike〉
原動力付きの方のbike が終始後ろに。咳がすごくてすみません。
応援が嬉しい、とT2以降のことしか考えず、踏み方やペース配分などは全く意識できませんでした。
とにかく名前を呼ばれたら笑顔で応えました。
T2でトイレへ。
トランジが陣地の前だったせいで皆さんにばれました。
スプリングでは2回ともトランジ担当のかのこさんくらいしか見ていなかったのに……
1人のTOさんに伝えさっさと行って済むものではないらしいです。
”彼女どこ行くの?””run コースあっちだよ”……と道中のTOさん1人ひとりから声かけられ。
コースに出る際も”何キミどこ行ってたの?”と持っていたバーで思い切り通せんぼされ、
”トイレ行ってました、今からrun ですー”と自分で答えるも開かず、他のボラさんが説明してやっと通行可能になりました。
競技中にお手洗い行く人そんなにいないもんですか。学生レースだからですかね。
そんなに対応に混乱するほど珍しかったですか。
(※複雑な競技の特性上、不正防止のため厳しくならざるを得ないことは理解しています。↑は心の声です)
ここまで書くのもなんですが、明らかに朝から摂取した以上の水分が出たはずです(スプリングは特に)。
脱水症状が現れなかったのが不思議なほど。
フルマラでは4時間余りの間、平気だったということは恐らくswim のせいです。
絶対、swim 中に身体の表面から水が浸入しています。
生物基礎でやった、淡水魚の体液濃度調節のあれと同じです。
悲しいので誰か共感してください。
〈run〉
お待ちかねの得意パート、
のはずが早く終わりたかったです。暑い……。
エイドはなんと、ほとんどペットボトルでしたね。毎度の大会や宿の設置水でおなじみ、境町のミネラルウォーター。
もったいないのでいくらか飲んでは残りは身体にかける、を繰り返していましたが、
いったい何頭のサカイタチを那須塩原の地に投げ放ったことでしょう。
回らない頭で、大会運営費と境町の力とボランティアさんの苦労に思いを巡らせながら脚を運びました。
ラスト折り返しで対向にノイコを見かけ、FINISH までに抜かせるかも、という淡い希望がよぎりペースアップ。
向こうも上げたので逃げられましたが、あと1周あればその間に抜かしていたはず。いや暑くてあれで十分長かったからあれ以上はごめんだけれど。
2月に入部し、初ODの”ノイコに負けた”ことよりは、ただただrun で少し前にいるノイコを抜かせなかったことが悔しい。
トライアスロン全体としては、素直に尊敬するばかりです。
〈total〉
細かいタイムはここでは敢えては言いません……順位だけ見ていきます。
順位としては、ビリ脱却は一応達成。一応すぎますが。
各種目の順位は”ほぼ最下位→正真正銘最下位→半分くらい”という前2回のレースの流れをそのまま汲みました。
リザルトのランラップが浮いている。
私が総合54/56位、run 27/56位のようですが、
run 20位台はほかに総合33位以上でしか登場しませんでした。
暑さでダレて、キロ5弱という情けないペースで順位は真ん中ほどを維持、ということは、ほかの選手も同程度に暑さにやられたのでしょう。
本当に、run だけは速いそこそこです。
※スプリットは上記の事情により前7分差の断トツ最下位外れ値なので無視しましょう
とまあ、私の関カレはこんな感じでした。
伸び代しかないじゃないですか。
でもじゃあ次回、反省を活かして少しでも改善したレースができるかといったら、
OWS で集団に食らいついて頑張って泳げるか?
bike にはビンディングを輪ゴムでセットしておき颯爽と飛び乗って、美しいコーナリングを決めつつ最後まで踏み倒せるか?
ビンディングを脱ぎつつ降車ラインギリギリを攻めて飛び降り、トランジを一瞬で済ませトイレなど頭にない状態で走りだせるか?
……厳しい、って
何回やっても、練習しても、自分にはできないことってあるのだと思いました。
努力で乗り越えられないような障壁ではないでしょう。
”いーーやトライアスロンなんて初めのうちは大変なの当たり前じゃん、そういうちょっとした困難を練習で克服してタイム縮めていくもんじゃん、なに自分ばかり特別視してさっさと諦めてんの”
との声も想像されるし、自分でも思います。
”努力してもできないことだってある……”なんて言えるほど、自分はまだ本気で頑張っていません。
もちろん色々と考えて決意して心を入れ替えて、頑張ってきたけれど。
やっぱり、本気で競技することから”逃げた”気がしてならない。
”練習するマネジャー”として入ってろくに仕事もしないまま競技やりたいからと選手に転向し、選手としても中途半端に諦めて今度は学連か。学生委員長として、学生レースは運営に徹するも市民レースに出まくり、しれっとアイアンマンも完走したあおいさん、運営委員長の傍ら、swim 出身で、上手すぎる教え方を活かしてコーチを務めてくれるかのこさん、では私は?
学連業務を担ってきた先輩は競技面でも強みがあるのに、私はrun が相対的に速いだけで特に何もない。そんな状態だから、自分の学連転向が”逃げ”だと思えてしまう。皆でインカレ行くんじゃなかったの?自分には厳しいってったって、泳げない状態から競技始めてインカレ行った先輩が何人いると思ってるのか。
でも、今後、そのハードルを乗り越えるための並々ならぬ練習には、
自分はそこまで情熱を注げないと気付いたんです。
速くなりたいのは本当。
マイペースで完走目的ももちろん肯定するけれど、速い方がより楽しい。
インカレ行けたら格好いい。
けれどやっぱり、自分が来年の今頃、本気で高みを目指して……
1秒でも切り詰めるためにあらゆる手を尽くして、
徹底的に分析して計画して戦略立てて、
ただその1日のために極限までパフォーマンスを高める、
そんな熱意や集中力を発揮しているとは、どうしても想像できなかった。
”ビリ・ビリ・真ん中”で変わらないラップ別順位。結ばない靴紐が入らなくて諦めたZOOM FLY とのトランジ。”ラストファイト―!”と応援していただいて”ワーありがとうございます、すみません実はもう1周あるんですこれが……!”とありがたくもなんだか申し訳なく思いつつ走る上陸後。単体で切り取ればそこまで遅くなく、ほかの選手を十分抜かせるはずなのにそもそもの周回数が違うために抜かす対象が消えてゆくrun 。2月入部で初ODの同期に、1年間の練習とOD1回分の経験で優っているはずの側が負けて、素直に尊敬した今回。
これらが悔しい、もっと頑張らねば……というよりは、
うん、私のトライアスロンはこんなもんなんだな、
と割り切れてしまいました。
過去2回のトライアスロンの経験と、極めつけの関カレ。
頑張り切れない中途半端な気持ちで競技を続けるのではなく、
もっと自分の力を活かして貢献できるような関わり方があるはず。
学連の役職に就いて、本気で頑張る選手を全力で応援したいと思ったのです。
記録を目指す選手は格好いいし、競技自体に”こんなんやってなんになるの~”なんて冷めた訳では全くありません。
あくまで、”自分が”競技で記録を目指すのはどうしても違うと思ったんです。
だからこそ、自分にはできないことができる選手たちを、
記録目指して本気で競技に打ち込む選手たちを、
大会運営を通して間近で、全力で支えたい。
私はトライアスロンの記録では貢献できないかもしれません。
でもこの考えを受け入れて応援してくれた、
ナルヒロゆうなノイコおとはに、つくトラの皆さんに、
応えるために、総務として全力で西へ東へ奔走します。
3度目の正直。
今度こそ、自分が本当に尽くせる位置で、
トライアスロンと本気で関わります。
もちろん練習はこれまで通り毎回参加するので、よろしくお願いします。
ついでに:07.13
水郷潮来トライアスロン2025
あさひさん宅と潮来のトウモロコシにいたく感動しました。
このようなお家からあさひさんという人間ができるのですね。教育の力。
甘いトウモロコシ、郡山で食べた大友パンのメロンパン並みに感動しました。
実を芯に残さないよう根元から歯できれいに削ぎ取るものだと熱弁したら、
中野さん曰く”やっぱ手でしょ”とのことでした。芯の処理を考慮し、実を手できれいに取るそうです。お上品。
育ちのよさはこうしたところにも表れるんですね。
いや我ながら何の話??
教育の話を最後に去ります。
学連業務の記録はまた今度。
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