2021/10/23

未完インカレレポ あなたは今笑っていますか?

関カレとインカレを比較…

関カレ「やったーインカレ!みんなでインカレ!」

インカレ「バイクカット完走できませんでした、、、」

 

天と地ほどの後味の差なので悲観的になってしまうこともありました

(インカレ出場は関東女子にとって大半が達成できたことではあったんですが。それでも私には素敵な瞬間だった)

 

ですが一つ、客観的事実として言えるのは、、、

笑っていない!ということ!

撮ってくれた写真を見るとひと時も笑っていないのです。

 

レースが苦しかったから?いやいや関カレのときは笑ってたじゃん

それにプレッシャーは関カレのほうが大きかった。

インカレ私以外みんないい顔してるじゃん!


そうです、なんかもう、

私のlapはすでに決まっていたような、スイムバイクの力量というより臨み方 挑み方 姿勢 で負けてしまったような、そんな気がするのです。(実際、さきと同じパックにいられたのにカットされるのは存外)(といえるように精進します)

 

それはほかの場面でも顕著で

関カレ後「きままにプカプカジョグジョグ楽しい!」

インカレ後「」

 (今絶賛授業シーズンなのもあるけれど、)


楽しんでレースするって何だろう~


こんなの笑い飛ばせるくらい強くなって帰ってきます

 

さて、レースレポを書いてしまいました。そして肯定できない過去も率直に言葉にしてしまいました。もちろん失敗バイアスもあるのですが。不快な気分にさせたらごめんなさい、あと長いです。トライアスロンは頭を離れてくれませんでした

 

それでも応援してくれた人のためにも、投稿してしまいます


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【swim】 25:08(34)


スイムアップで誰がいるとかわからなかった、ただ声だけ聞こえた、ありがとうございました。


水温は22℃。戸田調整池のような呼吸の苦しさはない。噂通り水は濁っていたけれど、においも気にならず、不快感は想像より少ない、いや、ない。

今日はいける。


東日本インカレが終わってからの3か月。泳げる環境になってもプールに足が向かない。追い込んだ後の快感、キツさの先の快楽を、最後に感じたのはいつだろう。東日本インカレ前に回れていたサークルも、回ることができないままインカレの日を迎えてしまった。

 

それでもこの日の渡良瀬の水温は味方してくれた。この三か月のことは忘れ、希望を持てた。冷たくて震え泳ぎ切れるか不安だった711日より落ち着いていた。自信があった。根拠のない自信

ホーンが鳴る。最後方からスタートし、少しずつ前に出る。

バトルはもってのほか。淡々と泳げればよい。このスタンスを貫き続けている。甘いと痛感したのは1018日の反省会()でした。OWS練でバトりましょう

沖のブイが大きくなってきた。ブイを回って前方を確認した時、さきの顔が視界に入って驚く。悪くない。実力以上の位置にいる。残りの一周半は焦らず、キックを抑えて、落ち着いていこう。

いったん上陸して二周目へ。一人で淡々と。最短距離を泳ごうとして、何度もロープにぶつかる。間違ってGARMINは動き出すし。(バイクから起動させる予定だった)前に誰もいなくなってまた一人で泳ぐことになる。ドラは??この後の集団走どうするの??

 

1500mを、休まる環境なく泳ぐことが苦手だった(プールはいつでも休めるから安心である)。足がつかないのも、先が見えないのもつらい。体力的にというより精神的に。トライアスロンにおいて一番スイムが苦しいんですよね。この精神的苦しさを練習で払拭するためにあがいた。まあ自分でそれっぽいメニュー作れるっていうスイムパートの特権でもあったんだけれどね。我流だけれど壁をけらずに1500m泳いだ時はそれなりに自信がついた。

 

練習の成果と調子の良さが相まって、この日は、長く感じなかった。たかが25分。

とらんじのイメトレをしながら、集団走で後ろはどれくらいいるんだろうなど考えながら、(蛇行を重ねながら)ひたすら泳ぎ続ける。

もうすぐスイムが終わる。ブイが大きくなる。ようやくまっすぐ泳げてきた。いよいよバイクだ。上陸!

「さきまで1分!」の声を受けながら走っていく。

 

【Transition 1】

ウエットスーツのひもを開ける。腕を脱ぐ。足もすぐに脱げた。動作は問題なくできている。あとはバイクスタートするだけ、だった。

 

T1が命だと豪語し、飛び乗りの練習をしていた。一人で練習しても恐怖心で進歩なかったが、りんりんで教えてもらいながらなら10分でできた。でも次にまた一人で練習した時は、元に戻ってしまっていた。諦めたのはこの瞬間だった。まあいいか、と。

万全の準備とは言えないだろう。

 

トランジションエリアを出るときにはさきまでの差は50秒になっていた。「さきに引っ張ってもらえ!」の応援を背に、ゆっくりバイクに乗って発進する。

 

【bike】

前に一人見える。後ろから「一緒に追いつきましょう」と声を掛けられ追いつき三人パックになる。このパックはだんだん吸収され、6人くらいで回していた時、前にさきが単走しているのが目に入る。

「さきファイトー」合計7,8人?のパックで、いつものりんりん集団走と変わらないくらいのペース。何なら余裕があるくらい(という感覚だったのはレース効果というかアドレナリンだったのだが。)だったので、調子に乗ってしっかりまわしていた。だって前に出れるんだもん、、(レースでの一番の反省ポイントはここ。集団走ってドラフティングだけじゃなくてレース展開とかパック内の指示とか、いろんな駆け引きがあるという意識が薄かった。みんな優しかったけれどライバルなんだって気づいたのはちぎれた後だった。あまりにも単純である)

 

このインカレの第一目標は宣言通り完走だった。スイムを25分、とらんじは先頭と同じタイムだと仮定して、バイクはりんりんより少し速いペース、5キロのラップでいえば集団走のベストから15秒くらい速く刻めれば完走できると計算していた。そしてそれは大きくは間違っていなかった。

目標が低かったとは思わない。でも、最初から完走だけを考えていたはずはない。

東日本インカレが終わって、インカレに出られることに安堵していた時。みくさんに感謝を伝えたかった。今回のインカレで一区切りであろう彼女と一緒に走りたい。ランで追いかけて、近づきたい。レースでしか伝えられない感謝を伝えたい。できるなら団体順位に貢献したい。

私は、5月くらいまでは、インカレは3年で出られればいいなあくらいの気持ち。3月までは学生レースにこれほど熱中することは想定していなかった。そんな私でも、仲間に恵まれ環境に恵まれ、サポートや応援に背中を押され、仲間を励まして一緒に出た3人全員で笑えた7月の東日本インカレ。みんなで得たインカレ出場権。

間に合った。

一緒に出られる今年のインカレは、特別だった。特別なものにしたかった。

インカレが近づいてきて、スイムもバイクも7月よりは成長したけれど、これでは追いつくどころか完走も危ういのではないか、そして、目標をまずは完走に変えた。不安定な心と向き合いながら、「誰かのために」「みんなと一緒に」目標を達成したい本心を押し殺しながら、もっと強くもしなやかな精神で、あくまで自分のために結果を出すのだと意気込みながら。誰のせいでもない。私には競技に向き合う上での、軸や芯が足りていなかったのだと終わってみて思う。

 

三周目の最初のコーナーで、集団の先頭が立ち上がりを攻めてきた。たまたま前にいたので食らいつく。さきが遅れていたから「追いつこう」と声をかけた。今となれば恥ずかしくも、この時はこんな余裕さえあったのだ。誰も千切れることなくまた回し始めた。

次のコーナーで、私は集団の最後尾にいた。ここの立ち上がりで私は追いつけなかった。

どんどん離れていく背中。

半分は「待ってくれ」もう半分は「誰か落ちてくるだろうからそれまで我慢だ」

しかし千切れたのは私だけだった。甘かった。

じりじりと離れていく。一周が長い、長すぎる。

 

四周目に入る。

なぜ単走?気持ちは折れそうだった。後ろを待つにしてもちんたら待ってる余裕はない。二人来た。速い、ついていけない。また単走。ペースはどんどん落ちて上がらない。焦らないようにと思いあと二周の一心で、変わらない景色と長い長い一周を、感情は捨てて漕ぐ。

 

五周目。

あと7キロ。三人後ろからきて「一緒にペース上げて逃げましょう」。こたえつつ、またついていけなかった。コーナーで完全に離され、後ろを見ると「最後尾」のバイク。

あ、本当にlapが近づいているのか。スイムの時あんなに後ろいたのにみんなに越されたのか。なんだかんだ、耐えられるだろうと踏んでいただけに、あっけなくバイク力のなさを見せつけられ集中の糸が切れるような感覚。

それから少しして、半周ほど行ったとき「終了」と。

こんなレース展開でも、万全とは言えない準備でも、突然レースの終わりを告げられる瞬間はやはりふがいなさで、一丁前に情けない気持ちでした

 


冒頭の通り、写真は明らかにレースを楽しめていなくて笑えてくる。思えば楽しもうという気持ちはなかった。「インカレは消化試合じゃない。記念出場でもない」なんて言い聞かせていた過去の自分に、一番消化試合するのはあなたです、って言いたい。やっぱり振り返ってみると、楽しめる心の余裕はなかった、、dura借りたのにごめんなさい。全然立ち上がれませんでした。がーみんによるとおそらく千切れた瞬間から心拍数が10bpmくらい下がっていて、集中していたのかも怪しい。やっぱりこのバイクカットは必然だったんじゃないか。メンタルって大事。わかっていてもコンディショニング大失敗してしまうくらい、イヤな三か月だった、あーーーーあ(インカレに出るための、運営の仕事は言い訳にしませんよもちろん。)

 

ランコースを通って帰った。みんな頑張って走っていて、わたしにきづいてくれたのはうれしかった。生き生きと楽しそうにはしるさわさん、かのちゃーん!って声かけてもらえてうれしかった。うしろからみくさんにおつかれ!、って声かけてもらって、さきも最後までしっかり走っていて、純粋にみんな格好良かった。他大の人も含めて。

 

追いつく、追いつけなくても勝負できる位置まで上げるための練習プランはこんな感じだった。↓

スイムはできるだけ頑張る(RT集中あるのみ、程度)。バイクもできるだけ頑張る(集団走に慣れる、頻度を保つ、程度)。ランが一番伸びしろあると思うし伸ばしたい、気持ちよく走りたいから一番頑張る(LSDとブリックラン)、そしてトランジは体が動作を覚えるまで練習する。

モチベに波があったり、そもそもプール使えなくなったりバイク練できなくなったりして、一番頑張れたのはおのずとランだった。特にジョグしながら刻むリズムが心地よく、心身が整う感じが好きだった。ブリックランもかんかれ前よりずっといい仕上がりで走れてきたんだよなあ。それでも結局みくさんにランでさえ追いつけなかったんだけれど。本番走れていたらどうなっていたんだろうか~HPのリザルト更新しながらそんなこと考えちゃう

 

このプラン自体が間違っていたのかもしれないけれど、自分が最後にランで苦しまなかった、苦しむ権利がなかったことへの憤りのような感情。あっけなく終わってしまった。宿ではマッサージをしてもらいながら、前日に「良い状態」といわれた脚がまだ良い状態なことが皮肉だった。悔しさというより嘲り、諦観。「今日走ってないからサ」から始まる言葉を何度も口にした。自虐的な言葉を発することで精神を保っていた。さきちゃん不快な思いさせてごめんなさい

マッサージいつもありがとうございます

 

実力は出し切れた。

完走するだけの実力をつけられなかった。

実力とは肉体的要素だけではない。これはある人の部ログと非常に重なるのだけれど。

「強さ」とは何か。

私は弱かった。続けることそれだけに必死だった。頑張れない日もあったけれどね。対照的に周りは強かった。ある人、も、最近すごく落ち着いていて、見てると反対に私は焦った。

それでもこの日、できることを尽くせたことには感謝しなければならない。三か月間、私を助けてくれたのも、やっぱり仲間たちだった。直接かけてくれる言葉に救われた。

練習に誘ってくれることも、真剣な目線、屈託ない笑顔、何気ない瞬間が大切だったと今強く思う。

 

当日のレース後もそうだった。「飯食って寝る!!!」とか「とりあえず心を空っぽにして明日はたのしめばえんちゃう」とか「俺らまだ二年生だから」とか「がんばったよ!!!自己肯定感あげて!」とか。その言葉一つ一つもそうだし、いままで大半の時間を一緒に過ごしてきた仲間からの言葉だから一層

 

そしてたくさんの人からねぎらいの言葉もいただいた。いろんな人がいろんな場面を少しずつ見てくれていることを知った。うれしかった。

 

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みくさんとゆかいなペットたち

のレポは二人に任せるとして(!)。私からは一言、楽しかった。

もーう寒くて寒くて、こんな中応援してくれた、サポートしてくれたつくトラの皆さんには頭が上がりません、ありがとうございます。

ハイライトはT2です。三人であーでもないこーでもない、いっているところをこうさんと学連のかたに見守られ(呆れられ)、もたもたしながらランスタート。学連サイドでいつも声かけてくれるのも最高です。

ランではチームいちねんちぇい☆に会えるし、ひやかしもたくさんいるし(頼んだ)、楽しかった。同じコースも見える景色が前日のインカレと全く異なった。

一緒に出たいっていうワガママかなえてくれてありがとう!(私が押しました)

 

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帰路につく、遠征が終わる。

帰りの車ではもろもろの調整と連絡。

一年前を思い出して、今年も同じ場所で一人一言をしようと決めた。

すべて終わってほっとした。運営に関しては同期のみんなには感謝しかない。至らない点も多かったと思うので反省して次に生かします。

 

来年は香川で、みんなで、ゴールテープを切りたい。

そのためにまた一からもう一回。ふらふらしていて心もとないけれど、はす氏みたいに自己肯定感高めで生きていけたらいいなあ。

 

みんなが生き生きしていて決意にあふれていて、こんな部にいられて幸せだなあと思う。

 

となりでずっと笑顔の主将を見ていたらしんみりしてきた。

幸せオーラがあふれ出ていた。あたたかい空気感をかみしめているように見えた。

 

来年は彼のように笑っていたい。

どうやったら強くなれるかなあ。難しいですね。

ただ同期はもちろんつくトラの仲間たちが大好きなのは変わりません。そこが原動力になるんだろうなあという気がしている、今の私に言えることはこれだけです

 

再挑戦するチャンスをいただいたと思って一年間

後悔ないように 強くなっていく仲間たちの背を追えること 感謝して

一歩ずつ歩いていこうと思います

 

佐藤佳乃

 

 

追伸

誰かの部ログとそっくりになっちゃったねえ

彼は今落ち着いてるから そんな境地にたどり着けるかな

 

あとは早くみんなの部ログよませて

今回はここまで読んでくれた人へのお願い(いつもくどくてごめんなさい(笑))

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