山下です。お待たせして申し訳ないです。
そして前回、辛辣なコメントありがとうございます。凹みました。
匿名でなければ、何らかの形で報復していたことでしょう。笑
それでは前回のブログで出国直前まで記したのでそこから。ちなみに前回の倍以上あります。
飛行機に乗る直前、搭乗ゲートの椅子で見知った顔に遭遇した。
二日前に長良川でレースをしていた二人である。
そのレース、名を「カーフマンチャンピオンシップ」という。
そしてその者ら、名を中村祐輔と安藤雪乃という。
中村に至ってはチャンピオンシップ3位、学生2位という成績を収めている。
対する我ら、男四人。
何だろうこの敗北感。
とはいえ、おおー!お疲れさま!やっぱ同じ飛行機だったね!的な会話を交わし飛行機へ乗り込む。
座席についてまずしたこと。そう、映画の再生リストの確認。笑
っ!!!
「君の名は」、ある!!
まだ見ていなかったので四人で歓喜した。
ただ、川名だけ二列前の座席。
何故か川名だけ座席の指定ができておらず、四人で横並びのはずが
不知人 不知人 川名 不知人
不知人 不知人 不知人 不知人
越部 飯田 不知人 山下
こんな感じに。
そして離陸。
早速「君の名は」を見ようとすると僕の隣の席の、大学二年生らしいコミュ力が高く英語が堪能な女の子が数分先に再生していた。
数分先の内容の強制ネタバレ状態の「君の名は」。名作でした。
この旅行中、四人の間で大流行。帰りの飛行機でも見た。
結局飛行機の中では「君の名は」を見て、読書をして、数独をして、「シンゴジラ」を見て、数独して、
という感じでフライト時間10時間のうち1時間くらいしか眠れずに(むしろ眠れないからいろいろしていたんだけど)、3/1 AM9:00にニュージーランドに到着。
入国審査を無事済ませ、今回、宿の手配や空港から会場までの送迎をしていただいた、堀さん夫婦と合流。
というのも、僕らが到着したオークランド空港から大会会場のあるタウポ湖までは、車で4時間以上くらいかかるところに位置しており、自力で行くことがかなり困難なのである。
そのため日本人参加者の多くが、堀さん夫婦が仕切っている「WILD EDGE」というガイド会社にそのあたりのサポートをお願いするのである。
ちなみに堀さん夫婦もトライアスリートで、トレーニングコーチなどもされているそう。
そして車に揺られること6時間(途中休憩あり)。
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途中休憩にて。映画「ホビット」の舞台で有名らしい。それにちなんだインフォメーションセンター |
無事タウポ湖の宿(バス、トイレ、キッチン付き)に到着。
着いたら早速バイクの組み立て。
組み終わったらタウポ湖を見に行きつつ軽く晩御飯(フィッシュアンドチップス)を食べ、自炊のための買い物を済ませる。
四人のうちで一人暮らしをしてるのが、唯一僕だけだったので必然的に飯を作る担当に。
最後に、こっちに来たらやっぱステーキでしょ!ってことで、肉を焼いた。すげー硬かった。
次の日(3/2)は朝からバイクでタウポ湖へ試泳に。
チャプチャプとウェットスーツを消毒液に浸し、濡れたそれを着る。。。
いよいよ入水。
クソさっぶい!こんな中スタートするのかよ!って感じだったけど、そう感じていたのは僕だけだった。
10分くらい泳いですぐに陸に上がる。
寒すぎるのでウェットスーツを着たままバイクに乗って宿に着くなり風呂に入った。
その後はレジストレーションを済ませ、堀さんの車でバイクの下見へ。
この大会、バイクコースがちょっとややこしい。
言葉では説明できないが単純な90km二周ではないため、ちゃんと下見をしないと不安が残る。
そう、車に乗って堀さんの説明をちゃんと聞かないと不安が残る。
寝てしまった。。。
走り始めて10分くらいで寝てしまい、起きたら割と下見後半で今どこにいるのかもわからない。
必死にコースマップとにらめっこして他の三人にも聞くがいまいちわからず終わってしまった。
飛行機での寝不足がたたったのかもしれない。不安が残ったのであった。
そして、この日は夕方からwelcome functionという名のカーボパーティ。
(物理学をやっていると「ようこそ関数」とでも訳したくなる。)
ニュージーならではの“ハカ”のパフォーマンス、前回チャンピオンなどのトップ選手の話や競技説明を聞く。
はい。もちろん越部の通訳を介して。
3/3
この日は朝から、今度はバイクでバイクコースの試走へ。
ええ。
まんまと四人で道に迷いました。
海外なのでネットにつなぐわけにもいかず
コースマップと道路標識でどうにかこうにかコースに復帰したものの
越部(この日は謎の全引き)についていったら、いつの間にか宿に戻ってきていて、結果コースよくわからず。。。
さて、この日の作業で外してはならないのがトランジセット。
ただ、トランジセットと言ってもショートディスタンスのそれとは一味違う。
ショートディスタンスで準備するものといえば
・バイク
・バイクシューズ
・メット
・補給
・ランニングシューズ
こんなところか。
これに加えてアイアンマンではバイクギアバッグ、ランギアバッグが配布され、用意する。
バイクギアバッグとは1stトランジの際に使用する着替えや補給を入れる袋、
ランギアバッグとは2ndトランジの際のものを入れる袋のことである。
これをトランジセットのときにスタッフに預けておくとレースのときにレースナンバーを確認して持ってきてくださる。
僕は今回、スイムスタート時にウェットの下にトライスーツを着ていて、
バイクギアバッグには
・バイクシューズ
・サングラス
・バイクジャージ上下
・バイクグローブ
・アームウォーマー
・カーフガード
・補給
を用意。
ランギアバッグには
・ランニングシューズ
・ランキャップ
・補給
を用意した。
そんなこんなでトランジの用意をしてレース会場へ。
ここで、川名のバイクに、すぐには直らないらしいメカトラが発生し、結局応急処置のみでトランジセットする、というトラブルもありながら無事(なのか?)トランジセット完了。
そのあとアイアンマンEXPOをちょろっと散策
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安心してください。 |
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履いてますよ! |
晩御飯。
主に川名と僕で作ったミートソーススパゲッティでレース前最後の晩餐。
我ながらうまし!
レースが7時スタートということを考えて、次の日は3時半起床予定で20時半就寝。
そして、
事件は起こった。
眠れないのである。
全く。
ただの一睡も。
一時間が経った。
皆の寝息らしきものが聞こえる。
ヤバい。寝なければ。
心臓の鼓動を強く感じる。
寝れる気がしない。
いつも寝れないときにやってる妄想をしてみる。
広大な原っぱに寝てる自分を想像する。
そのまま原っぱに溶けてくようなイメージをして、
眠りに落ちる。
いつもは。
原っぱを羊が一匹横切った。
もう一匹、
さらに一匹、二匹、三匹、、、
大群でやってきた。
おおおおおおおおおあああああああああああああああ
羊いいいいい、消えろおおおおおおお
視界に羊しか映らなくなった。
日をまたいだ。
自分のメンタルがこんなに弱いと思わなかった。
川名が起きた。
22歳と21歳の裸の男が、二人で、夜な夜な、同じ風呂桶に入る。
ヤバい。
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この風呂に男二人。ヤバい。 |
風呂から上がると段々と落ち着いてきた。
1時過ぎ、目を閉じる。
・・・・ジャンジャンジャンジャカジャンジャンジャンジャカ(うまく書けないけどこんなメロディ笑。アラーム。)
3時半になっていた。
飯を作る担当は僕と川名なので朝ごはんの用意をする。
目玉焼き焼いて、パン、ハム、チーズを食卓に。
サラダを盛って、お皿を並べる。
食べ終わったら、僕らの代わりに後片付け担当の越部と拓実にあとは任せて、先に出発の準備を進める。
5時半
いよいよ宿を出る。外は真っ暗。
おいおい、こんな中ブイなんて見えるわきゃねえだろ!
と思いつつ最後のトランジのチェックへ(これは任意)
問題がないことと前日撮り忘れた写真を撮って、スタート位置へ向かう。
スタート前に来ていた服は上の写真で背負っている鞄に入れて、スタッフに預けるとレース直後に返してくれるという親切設計。
僕らが出るエイジグルーパーはエリート男子選手の15分後にスタートとなっている。
つまりエリート選手は6時45分にスタートをする。
エリートのスタート時間が迫る。
スタート形式は浜スタートではなく、少し沖に出てのフローティングスタート。
少しでもエリートのスタートを見逃すまいとエイジの選手が集まる、集まる。
そしてそれは唐突に、
ドゴォォオオオオンッッ!!!!!
何事!!??爆発!??
いいえ、スタートです。
前々日の「ようこそ関数」で、スタートはマジの大砲でやるからビビんじゃねーぞ的な説明は確かにされていた。
でも衝撃的な衝撃。
ビビりました。
その数分後にエリート女子の大砲がなるはずが、、、
まさかのスカ。
ボスンッ!
みたいな音の後、女子スタート。
それを聞いてた実況のおじさんがクソ笑ってて、皆も笑ってた。
このいい加減さが海外の魅力の一つなのかな。
と思いつつ、ついにスタート位置へ。
ロングのスタートの場所取りも重要なのかって??
ええ、たとえロングでもスイムのスタート位置は割と気にする人がいるようです。
一番人気は何といっても内角前方。
僕?
そりゃあもちろん!
外側後方。一択です。
いよいよスタート。
予想通り滞ってしまい大変申し訳ありません。
なかなか言葉にするのが難しい。どこを端折ればいいのか迷う。
ということで長々と書いてしまいました。3500字超えてます。
でもまだスタートしていません。
今回から投稿期限を自ら設けようと思います。
次回投稿は3月中に行いたいと思います。
ついに――第一章――スイムです。
ということでまた次回。
さっさと次を早く書いてください。
返信削除待ってるんですけど。
〜通訳
堀さん夫婦、ホビット、ステーキまでは去年の自分たちも同じ経験しました笑
返信削除このあとのレースレポが楽しみ楽しみ。
まだ?
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