2016/06/30

ひねくれるって、正直だ

日本時間の7月2日(土)より、ツール・ド・フランスが開幕する。
第1ステージは世界遺産のモン・サン・ミシェルをスタートとするそうだ。
今年もまた寝る時間が遅くなる3週間がやってくる。

時をほとんど同じくして7月3日(日)、七ヶ浜で東北学生選手権が行われる。
筑波からも学連勢が参加する大会である。

さすがに次の大会がやってくるまでに書いておかないとダメだろう。
レースレポート。
森亮太です。






知らず知らずのうちに気づけばもう4年生になっていた。
2016年の年が明け、就活が始まり、いつの間にか春になり、そして関カレがやってきた。
何もかもあっという間。

プールで泳ぐ。
疲れたぁって思っていても、過ぎているのはせいぜい2時間。

外をジョグする。
いい汗かいたぁって思っても、過ぎているのはせいぜい1時間。

パソコンをカタカタする。
目が疲れてきたなぁって思ったら、あっという間の12時間。

そしてため息をする、重く苦しい3秒間。





でも今年からずっと持ち続けていた楽しみがあった。

それは "関カレに出る" ということ。

関カレへのカウントダウンが始まると、自然と心が踊るようになる。
今年の関カレは、僕にとってインカレ予選ではない。
関カレとして完結型の大会である。
関カレに出ることに意味がある。
学生トライアスリートとして、あの独特の雰囲気の中でレースをすることに意味がある。
なんて贅沢な楽しみだろう、そう思っていた。






さっきからの僕は、関カレがとても好きな人のように見える。
そんなに楽しみだとか言ってんだ。
ただ誤解しないでいただきたい。

関カレは、好きではないのだから。

スイム、水冷たすぎ問題。
プールでやる冬のスイム練でさえ寒い寒いと文句を言いながら練習を始めていた人間である。人にはさっさとアップ始めろとか言ってたくせに自分はギリギリまで入らなかった人間である。自らあの超冷水に身を投げ出すような物好きなんかではない。良い点は水がきれいなだけだ。

バイク、登り嫌いすぎ問題。
あの程度の登りはたいしたことない、そう言う人は少なからずいるだろう。違うんだ。それは分かってなさすぎる。1%でもあったらそれは立派な登りなんだということを。
そしてまた人は言う。その分下りがあるじゃないかと。違うんだ。それも分かってなさすぎる。下った直後がヘアピンカーブだったり折り返しだったりするじゃないか。せっかく獲得した位置エネルギーはどこにいった。ブレーキシューの摩擦エネルギーに消えていったではないか。嫌いである。

ラン、コース悪すぎ問題。
池の周りの砂利はなんなんだ。走りにくい。
以上。




このコースが嫌いな理由は、総括すると「自分が得意じゃないから」
ただそれだけ。
これが正直な思い。

じゃあなんで今年の関カレをそんなに楽しみにすることができたのか。
それは今年の関カレが、順位やタイムを重要とするものではなかったから。
言うなれば、思い出づくり。
つくとらという大所帯の一員として出られる最後のレースになるかもしれない。
そしてオリンピックディスタンスのレースは最後になる。

「関カレのコースは苦手だし嫌い」
僕の口からこんなセリフを聞いたことがある人はいるだろう。
「関カレが楽しみ」
これを聞いたことがある人もいるだろう。
どちらも自分の言葉である。

今回は、ただ、正直になってみた。

だってせっかくの関カレだから。





















さて!!

今回は一応レースレポートと称して書き始めましたが、準備をして臨んだ大会ではありません。なので、いつもみたいにスイムが何分でバイクが何分だのと書くつもりはないです。特にどっかをポイントとして攻めたわけでもないですし。

ただコメントとして残すなら、シンプルにしんどかった、ということぐらいでしょうか。



スイムは...まぁ..それなりに。
予想通りのタイム。
あっ、そうそう。
一つ目のブイをまわるとき、すぐ横にマサトがいました。
それはおれが頑張ったのかマサトが手を抜いていたのか。
そしてマサトを押しのけてブイを先にまわるおれ。
ひとりテンションがちょいと上がった瞬間でしたね。


そしてバイク。
これは予想より2分遅かった。
っていうかもう...疲れた。
登ってんのはいいけどさ、DHバー使ってる意味あんのかとか思ってた。
登りの速度は26~28km/h。
前日の試走とはまるで感触が違う。
疲れた。
4周目にいたってはインナーに入れたしな。
分かってはいたけど青柳さんに抜かれた時の速度差がやばかった。
一瞬の出来事だった。
3週間前の彩の国では、青柳さんに抜かれたのはバイクの35キロ地点。
今回は26キロ地点。
わぉ


最後のラン。
これも予想より3分遅い。
最初の4キロくらいまではまだ良かったかな~的な。
でも2周目入るくらいから、足の裏で何かが破れた感触がした。
いつものくつ擦れとはちょっと違かった。
痛ぇ....
競技を始めてからトライアスロン16回、アクアスロン4回を戦ってきた。
こんな痛かったことはない。
これはあれだ。
かつてのように外プールを裸足で走ったりしてないから足裏の皮膚が弱くなってたんだ。
外プール練は実はこういうところでも生きてたのか。
そんなことを思いながら走ってました。
マジ痛ぇ....
ただ苦しかったけど、対面ゾーンでチームのみんなとすれ違えること、沿道からみんなが応援してくれること、こういったことを楽しみにぜぇはぁしてました。
全然余裕なかったっすね。







ゴール後。
先にフィニッシュしてる人たちがインカレに行けるのかどうか気になった。
女子の結果を聞いた。
男子の結果を聞いた。
サングラスが必要になった。
日差しは強かったけど、そんなことのためではない。




ふぅ






レース全体を通しての感想、というかなんというか。

応援がとても嬉しかったです。
いつも嬉しいですけど、今回は身にしみました。
みんなの応援をエネルギーに変えて、速さに変えて、という"かつて"とは違う。
ただ、その声がありがたくて。
もうこんなに応援されることはないだろうなって思って。
ちょっと寂しくなって。
バイクでも、ランでも、大きな声で叫んでくれて。


本当に感謝です。










最後に、
チームのみんな
学連をはじめとしたスタッフの方々
遠路はるばる応援に来てくださったOBの方々
応援してくれた他大の方々
地域のみなさん
つくとらを支えてくれている方々

本当にありがとうございました。
人とのつながりに感謝です。

(ちなみに親が那須塩原に来るというサプライズもありました。僕のトライアスロンを初めて見たことでしょう。もうちょっと速い方がカッコよかったかなとか思っちゃったり。)







4年生となった僕。
僕が残りの大学生活で出来ることはなんでしょうか。
もちろん無理に何かをしようとは思いません。
出来るだけ自然な形で。
僕らしく。
やることをやっていきたいと思います。
そう、僕らしく。
これからもよろしくお願いしますね、みなさん😉






うーん、今回はテンションが不安定なブログとなってしまいました。
自分でもびっくりなくらい文調が不安定です。
いつもちょっと人よりひねくれて、でも時たま正直な感情を表に出しちゃう。
でも、ひとつの軸は決して変わらない。
今回は「みんなを応援するブログ」とでも銘打っておきましょうか。





夏だ!
頑張っていこうぜ!!!












2 件のコメント:

  1. 学生の間にロング出ておきたかったなと最近よく思うよ!

    鶴薗

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  2. ポエムの様な文章ですね。

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