(和間です。初めに。卒論の中間発表に追われて書くのが遅くなりました。季節外れですいません)
<プロローグ>
時は、2017年9月。とある3人の男たちが、スプリント大会のチームTTに向けてチームを結成した。男らの名は、阿部、荒井、和間。北海道・東北・筑波のトライアスロン部に属し、ちょうど幹部代を終えた3人であった。
チーム名は「出席番号格差」。中・高・大と五十音順の出席番号で負けなしの和間に、アベ・アライと来たもんだから、まあ飛んでもねえ格差である。当時、和間と阿部はお互い幹部としてメールでのやり取りこそあったものの、直接会ったことはなく、共通の友人である荒井を介してのチーム結成となった。
3人ともそろってSwimは1500が30分前後。BikeとRunには若干(割と?)の実力差こそあったものの、なんせお互いそんなに会ってないので、「まあ何とかなるっしょ」というレースプラン。それよりODベストが2時間20分前後(いやわからんけど、他の二人違ったら御免)の実力でチーム結成できたのがうれしかったのではないだろうか。
来る当日。札幌から仙台経由でやってきた阿部、仙台からやってきた荒井、筑波からやってきた和間は渡良瀬の地で合流した…のも束の間、学連公式のアナウンス
「台風のため、チームT.T.は中止となります」
( ^ω^)・・・やっぱり?(笑)
通常開催は無理だろうと思ってたけど中止とは…
「うわあ,エントリー費だけが飛んで行ったなあ…」と言おうとしたところ
阿部「7万円チャラになっちまった…」
はい…今なんておっしゃいました???ナナマンエン??
エントリー1.5万に加え、行きの飛行機は荷物のトラブルで乗り損ね、帰りの飛行機は台風ですでに欠航が決定していた模様の阿部氏。この遠征に7万円を消費してにもかかわらずレースが中止。この瞬間、「7万円Tシャツ」が爆誕したのである。
自然には抗えぬ。ということで唯一開催された個人アクアスロン選手権を観戦して帰宅の途に就いたのである。
<エントリ∼>
話が飛び、時は2018年9月。インカレも終わり、チームTTの季節。3人はリベンジに立ち上がる。チーム名は昨年に引き続き4つ候補挙げてTwitter投票。
圧倒的ネタ感。7万円Tシャツの知名度な(まあN=73なのはあまり気にしない方向で)
無事に3人ともエントリーを終え、「出席番号格差」改め「7万円Tシャツ」の出走が確定。
<当日編>
さらに時は過ぎ、レース前日。遥か北の大地から阿部(と、
宮エクスプレスの藤井)が筑波に到着(しかし、和間が学祭準備および塾講師のアルバイトを断らなかった関係で23時の帰宅まで会わなかったのは秘密)。
24時就寝・3時半起床とかいう「お前レース当日か」といいたくなる生活っぷり(阿部、ご迷惑おかけしました)
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新幹部お疲れ |
4時前に集合すると、松﨑・和間・阿部・藤井とかいう4年生カーで一路渡良瀬へ(大典運転ありがと)。5時過ぎに渡良瀬につくと夜明け前の幻想的な風景。
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きれいな朝焼け | 夜明けのタイミングの積み下ろしも何度目か |
さーて、レースに向けて調子を…といいたいところだがスタートは13時。やることがねえ(ほんとはあるかもしれないけど、僕の頭では浮かばない)
とりあえずバイクをトランジにしまうだけして、他カテゴリの応援(カメラマン)に。
2年ぶりに晴れた秋渡良瀬。
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仲良し二人組 | 学連もマネージャーもお疲れ様でした。 |
<レース>
ようやくレースです…長かった()
Swim 0:15:08(119)
たぶんウェーブは申請タイムの順かな???とりあえず第3ウェーブ。後ろからつぶされなくていいから気が楽。チェーンスイムとかやる脳はないので「トランジで会おう」とだけ約束して3人それぞれスタート。練習してないし、練習してた時期でさえバトルは嫌いなので、5秒くらい遅れてからスタート。空いたスペースを縫うように泳ぐ。幸い視力は自信があるので、適度にヘッドアップすれば蛇行することはない。200mくらい泳いだところで阿部を捕捉。よかった。クソ遅いことはなさそうだ。急に気が楽になって平泳ぎやら背泳ぎやらふざけ始める。そのあとは終始阿部の前方5mくらいのところで泳いでいた感じでスイムアップ。まさかの3人の中で一番。腕長くてよかった…(もっとちゃんと泳げ)
Bike 0:42:37(119)
あべはラストで集団に巻き込まれて前に出てこれなかったらしく,15-20s遅れてトランジで合流。トランジが隣のAfro動物園軍団と雑談をしながら軽く補給。2分くらい遅れて将太郎と合流。レッツゴー。乗車ライン出てから気づいたこと。最後尾バイクついてんじゃん(笑)
とりあえず、アベに最初引いてもらう。
キッツゥ~~イイ
そりゃそう。練習しなさい( ^ω^)
最後まともに練習した記憶が夏合宿(さらにその前はマジで記憶がない)のおじさんには33km/hがギリギリ。アベが35km/hで引くとちぎれそうになる(ご迷惑おかけしました)
でもたのしい!!
ちゃんと集団走したのほぼ初なんじゃねって感じだったけど楽しいですね。あれでちぎったりちぎられたりの要素があるエリートは到底出る気になりませんが(出る実力ないだろとか言わない)。
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調子乗ってこの後ちぎられかけた |
動物園軍団とも巡航が近かったらしく、3,4回抜きつ抜かれつを繰り返す事ができ、なんかすげえレースしてる感じ(学生レースだといつもボッチ並の感想)
結論:アベありがとう
Run 0:23:11(107)
よっしゃバイク終わった。Runはちょっとは練習してるし行けるっしょ!!
トランジを飛び出す……
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この時はまだ余裕 |
内臓「急に走り出すなバカ」
そうでした。ぼくが走っていたのは、マラソンに向けた、キロ5を切らないJog。
いきなりバイク終わりでキロ4で走りはじめたもんだから横っ腹が痛む。
足が攣っているアベと二人で「将太郎まって…」
てか、将太郎レース前「全然練習してなくてほんとに走れない」って言ってたやん…
全然嘘やん…キロ4余裕綽々じゃん…( ;∀;)
とは言いつつも2kmほど走ると腹の痛みは治る。なぜかペナルティを食らっている将太郎を先に行かし、足釣ったアベとゆっくり走る。
沿道にいた初音「おい!たらたら走ってんな!」僕「無理」
2度目の折り返しにもなるとアベも復活。ここからRunの地力がない僕の地獄タイム開始。
二人はキロ4まで回復し余裕の走り。なお一方僕「やっべきっつ」
きついけど、沿道にいるいろんな知り合いや対面でであう人々とハイタッチしながらテンションを保つ。
無事にご~る
いや~楽しかったですね。本当に本当に二人はありがとう!!
無事に7万円分を1年以上かけて取りかえす(???)ことができました(???)
まあ、圧倒的に練習してない僕ですが、こうやって一緒にチームTTやってくれる仲間がいるだけで圧倒的感謝です。いろんな楽しみ方があることを再認識させてもらいました。
さて、僕もこれで学生レースが終わるわけではありません。宮エクスプレスの御三方には申し訳ないくらいホワイト研究室生活(見方かえれば自己責任なので一番ブラック???)を過ごしておりますが、これでも理系大学生です。大学院進みます。来年のカンカレも出るでしょう。同期各位は卒業しても応援しに来てくれたらうれしいですね。
あと、知ってる人もいるかと思いますが、実は僕IRONMAN出ます。無理とか言わない。
目標は完走です。完走できたらブログ書きます。まずはパスポート再発行するところから始めてきます。
ではでは。