2023/09/05

つくトラとしての幕引き 〜インカレを終えて〜

4年の小島です。
9/3
昨日、2023年のインカレが終わりました。

そして翌日の今日、新鮮な思いをそのままに書き残して区切りとしたいと思います。

(寝落ちしたので2日後)

先日の一言では言葉に詰まった分、しっかりと書かせていただきます。

長くなるかもしれませんがお付き合いください。

 

今回のインカレ。

並々ならぬ覚悟をもって挑みました。

結果としては目も当てられぬタイム。DNF

競技中、手を抜いたわけでもない。感触はむしろ良く、全力で泳いだ。

その結果が、弱さの露呈とはなんともやるせない。

 

今まで、自分ができうることは全てやったつもりだ。

どんなにきつい時でも継続的に練習を行い、自主練もしてきた。

趣味である旅も封印し、他にやりたいことが色々あるが全て断ってきた。

過程に後悔は1つも残していない。

それでも結果が「弱かった」で片づけられてしまう無力感。

 

リベンジすることは可能だ。来年夏も大学に在籍している。

けれど、スイムの壁にぶち当たって今年以上の努力をする必要がある。

もうインカレの為に修行のような部活生活を送る覚悟、根気はない。。

惰性で行けるほど甘くないことは知っている。ならばキッパリやめよう。

 

関カレ前に決めた決断。

同期を含め、周りの同級生が就職やら研究やらで忙しい中、自分は部活だけしかないし、そういう環境を作ってきた。

不退転の覚悟をもって挑むんだからと1日中、練習しないと罪悪感を感じていた。

そんな生活から早く解放されたいと4月からずっと思ってきた。

 

待ちに待った幕引き。

いざ、その日が来ると色々とこみあげてくる。

 

3年前、コロナで遅れた入部。

高校のインハイをあと少しで逃した未練をもって部活を探していた僕はトライアスロン部に出会った。

水泳は一応泳げる。自転車は夏に3000キロの旅をした。陸上部出身。

 

11月初旬、入部を決めた

決め手は初めての対面の新歓イベントでの2020のインカレ観戦。

そこで今の同期と初めて顔を合わせて、言葉を交わした。

 

先輩のレース姿、ゴールシーンを観て、

「自分らもここに立とう」

しのとそう誓った記憶はあった。

 

素質があるんじゃないか?

泳ぐことも一応できるし、そこそこ走れて自転車も乗れる。

希望に満ち溢れていた。

(トライスーツ全員エリートなのはそういうこと)

↑入部後、同期でママチャリ漕いで登った筑波山

 

結局、1月中旬まで部活は停止していた。

筑波に行く理由がないから地元にずっといたから、この時期は部活との関係はほぼ無く宙ぶらりんだった。

練習しておこうと思って意気込んだけど、2月頭に落車して、両手首を骨折した。

その結果、3月末の強化連まで練習はほぼできず、新学期を迎えることになった。

 

20214月。部活に専念し、月数回帰ることを条件に一人暮らしを認められた。

そこからは2年半、部活漬けだった。

離された同期の実力に追いつく為、後輩に先輩の姿を見せる為、努力し続けた。

 

そして迎えた初めてのレースにして関カレ。いいレースが出来て60位。

その後、延期に延期を重ね、挑んだ10月の初ODインカレ。

出場枠が1つ回ればよかったのに出場枠が2か月半来なかった。

結局、伝わったのはレース10日目、最終入金日。

気が切れていたのでバタバタ調整。

結果は散々だった。

 

絶対リベンジしてやるという熱意と初年度からインカレ選手という希望をもってシーズンを終えた。

そこからは、練習して怪我して旅しての繰り返し。

歯車が狂ったのは20222月。

自分の慢心が生んだ胸部の骨折。

 

復帰は4月末。駆け込み努力をするが関カレ敗退。

同期と後輩が3年ぶり香川に立つというのにそこにいないという虚しさ。

本当に絶望した。もう来年春から休学して世界一周してやろうと本気で思ってた。

 

けれど、気持ちを繋いでくれたのは

同期の「お前と一緒にゴールしたい」という言葉。

このセリフがどれほど俺の大学生活計画を歪めたことか。

そして辛い時にどれだけ助けられたことか。

本当に、本当にあの場面であのセリフを言ってくれてありがとう。

この約束が俺を一年間突き動かしてくれた。

 

そこからは

入れ違いで同時に出場できなかったインカレで一緒にゴールする。

それだけを目標に突き進んだ。

彼は別の道へ進んだが、それなら彼の代わりに俺が思いをゴールへつなぐと決めた。

 

怪我に悩まされ続けてきたが、今年の冬は怪我をしなかった。

学業の方で海外研修を行うことがあり1か月離脱したが、彩の国までに実力は飛躍させた。

 

関カレ。リベンジ達成。結果は実った。

7・8月。意欲維持の為、合宿中心の練習漬け。

そして2023年、93日。来たるインカレ。

 

自意識過剰かもしれないが、色々な人が自分を応援しに来てくれたと思う。

その思いに答えることができなかった。

そして、同期の代表として自分らの代は最高だったことを証明できなかった。

最後に、去年の約束を果たせなかった。

けれど、許してほしい。ここまで自分なりに精いっぱいやってきました。

 

つくトラとして最高の幕引きはできなかったけど、爪痕は残せたと思う。

自転車で日本一周してるわ、毎年骨折してるわ、滅茶苦茶してたけど受け入れてくれた

お陰様でコロナ禍の代から今の代まで長く選手として第一線に立ってみてこれた。

それぞれの代、全て良かった。そして変遷して今の部は最高だ。そこに一員としていられたことは誇りです。

インカレを完走した三選手を含め、常に高い意欲と練習の質を保ち続けられた。

たるんでいるときは横を見れば気を引き締められた。

周りがいなければ、ここまで強くなれなかった。

一緒に練習をしてくれてありがとう。

 

そして、同期。

3年間、ありがとう。

滅茶苦茶なままで入れたのは寛容だった同期のおかげです。

なんだかんだで同期のことを一番大切におもってきたのかもしれない。

部活を通して3年間、最高の時間を一緒に作ってくれてありがとう。

 

最後に一人だけ。

同期であり、ライバルであり、戦友である篠原君。

性格は真逆だったけど、僕は君のおかげでここまで努力を続けられた。

結局、一緒にインカレに出ることは叶わなかった。

けれど、大会後に一緒にランコースを走ってゴール地まで行けたのは良かった。

形式上だけど、一緒にゴールする約束を叶えることができた。

長らくありがとう。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

引退宣言。撤回するつもりはない。

つくトラとしては終わった。今年の追いコンで追い出してほしい。

 

競技を引退するわけでもない。

ここからは生涯競技として極めていく。

そのスタートがironman

次のステージはすぐ迫っている。

今日、四国を発つのをもって心機一転、切り替えていきたい。

 

つくトラの皆さん、ありがとうございました。

旅するアスリートとして全国・世界各地で競技していきます

またつくば、インド?、どこかで会いましょう!

1 件のコメント:

  1. 更新ありがとうございます&インカレお疲れ様でした。
    現地応援はできませんでしたが、コジが最後まで投げずに突き進んだこと、とても素晴らしいことだと思います。トライアスロンを含め、やりたいことやって、何にも縛られずコジの生き様を貫いていってください!
    トレーニングや怪我で悩んだら、私まで。
    村瀬

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