2023/07/02

関カレを終えて ~勝負の世界で勝ちたい〜

4年の小島です。

早くも3回目の関カレになりました。

初レースでインカレを決めた1回目

トラウマができ敗退した2回目

そして恐らくつくトラ最後の3回目

 

結果としては無事に突破でき、もう10週間部に打ち込める状況にホッとしています。

詳しいレース所感は文末に置いたので、読みたい人は見てみてください。

(数字が多い無機質な感じなので、読んでも面白くない)

インカレの目標はゴールです。それ以上もそれ以下もないです。

 

ここでは今回の関カレで気づいた勝負の世界で勝つ確率を上げる考え方を記します。

自分の考えの整理整頓とインカレ後、インドで勝負する未来の自分へのメッセージが主な目的です。

そして、皆の何かの気づきやこれに反発した考えを得ることもちょっと期待してます。

 

勝負の世界において結果は運が3割、積み重ねが7割で構成されている。

 

積み重ねの7割は当日、上振れることはないし、下振れることもない。

要は、自分が必ず達成できると想定する最低ラインである。

そのラインを自分で正確に線引くことが大切である。

その為には勝負の環境に近い経験を多く積むことは非常に大切だ。

一見、勝負の形とはかけ離れている行動も、勝負に通ずる部分を常に見出して努力する。

 

(例:1時間半のスイム練。純粋な練習という側面だけでなく、トイレの我慢やメインでの根性はレースに近しいものがある。

  昨年は怪我を言い訳にメインを減らしたり、トイレに頻繁に行っていた。今年はそこを改善。)

 

運の3割はレース中の事故などの外的要因と自身の競技の上振れという内的要因を含む。

3割のうち1割ほどは防ぎようのない体調不良、レース中のパンクなどの事故が含まれる。

これらも事前準備により可能性を下げることが0にはならない。

しかし、本当に不慮の結果は微小であり、それを理由にできる人は限られるだろう。

 

問題であるのは、残り2割ほどの競技力の上振れである。

これは全くあてにしてはならない。

本番に強い性格だからと言って結果に上振れ要素をふくませるのは間違いである。

 

(例:昨年の関カレ、浪人時の東大受験。

本番での9割以上のパフォーマンスで結果を予想していた。痛い目を見たのは言うまでもない。)

 

結局、最低ラインとなる7割で勝利条件を満たさなくてはならない。

どんなに伸びしろが大きかろうが、勝てる雰囲気がすごくあろうが、7割で勝てないならそれは絶対的な弱さだ。

弱さには徹底的に向き合い、打ちのめさなければならない。

頼れるのは弱いが等身大の自分であって、強くなりうる未来の自分という他人ではないのだ。

 

確実に勝つならば徹底的にネガティブな方に目を向ける。

勝負の世界で「なんとかなるさ」なんて考えはない。

それはそこで失敗しても未来が続く、人生全体をみたときに適用できる。

人生全体でみれば、勝負で負けても何とかなるだろう。その経験を糧に成功するまで行動すればいいからだ。

しかし、その勝負では「負けた」という事実が記録として明確に残る。

それをポジティブに読み替えることはできない。

(例:昨年の関カレ後

敗退後、無人島をはじめとする旅を通じた新しい世界との出会いから自分の軸を見つけ、人生で見れば良い面をもたらした。

しかし、関カレで敗退したという記録は変わらないし、悔しさは同じ場でしか返せない。)

 

勝負の世界に身を投じる機会はとても貴重な気がする。

その世界は飛躍的な成長を与えてくれる。

その反面で色々と失うものは多々あるし、過程は辛く厳しいことが多い。

 

部という場にいてその場で続けていれば自動的に積み重ね7割が勝利基準を満たす環境ならば良いだろう。

しかし、実業団やプロチームではない「つくトラ」はそのような環境ではない。

やっぱり、自分で厳しい状況やネガティブな面を徹底的に見つめていかなければならない。

 

勝負の世界で「楽しむ」という気持ちは結果でしか得れない気がする。

日々の成長を可視化すること、レースで結果を出すこと。

けれども「楽しさ」を感じたいあまり、ポジティブに偏重して主観的な良い結果を作り出してはいけない。

楽しみを感じる対象とすべきなのは人に評価されるものである数字や実績。

 

・・・・・

 

他人に見られる尺度で楽しさがつくられるとか、キツい世界だなあと痛感する。

幸福とかは自分で幸せを感じる尺度をもつとか、他人に影響されないとかが重要なはず。逆やん。

そりゃあ、他の大学生は部活なんかしないわ、ましてや打ち込むことなんかキツすぎる。

 

といいながらも僕はあと10週間だけ、つくトラでこの勝負の世界に没頭する。

この経験はめちゃくちゃ成長を与えてくれてるし、実感もあるので、深く深く盲目的になってのめりこむ。

さてと頑張ってまいりましょう!

(と言いながら体調崩して2日ダウンしている)



【】←はレース所感と目標設定がメイン

 

【今回の関カレ所感として、それまでの積み重ねでボーダーを超えている確信があった。

以下が今回の結果。

Swim 26'02"

Bike 1'09"15

Run 38'27"

Total 2'13"44

 

そして事前に設定した最低ラインタイム

swim 25:00 Bike 1:10:00 Run 38:20  Total 2'13"20

 

一見すると誤差があまりない気がするが

実際はRunが短かく9.76kmであったため3'50"/kmで走ると37'23"

したがって

事前設定の最低ラインを再設定

Swim 25'00" Bike 1'10"00 Run 37'23" Total 2'12"23

 

ここから分かることは

Swim +1'02" / Bike -45" / Run +57" Total +1'14"

 

 

彩の国(3週間前)ではほぼ完璧にタイム予想ができ、最低ラインの線引きに自信があった。

以下が彩の国最低ライン合算タイムと結果

 

しかし、結果としてswimrun2種目が最低ラインすら守れなかった。

幸い、最低ライン+1'14"でも突破できる力があり、何とかなったが、もしボーダーギリギリの身分だったら、致命的だっただろう。

 

Swim

<目標> 最低ライン 24'00"

・進んでいる感覚はあったが、実際はタイムが遅かった。

→パニック症状を恐れて無意識的に全力を温存したのだろう。

→インカレは5003周回なので溺れる心配もない。全力温存する点は改善見込み。

・バトルを逃れることができた。

→徹底的に人との重なりを避けた結果であり、体力を温存できた。

→インカレではタイムを出すために多少のバトルはいとわない(周回ごとに上陸できるので)

 

Bike

<目標> 集団走を軽くこなす。あわよくばブリッジできる力の養成。

・重いギアで踏み切ることになれていて、疲労回避能力が弱かった。

→実走でアウター3段目付近でケイデンス意識

→現状、4.0W/kg (Garmin記載かつ普段のSSTでも同値)あるのでパワーは及第点

 

Run

<目標>酷暑かつbrick3'45"/kmで走りきる。

・自信を持っていた3'50"/kmの最低ラインを守れなかった。

→自信過剰であった。日々のbrickで目標値-5s位で走る。

→バイク後のbrickジョグでは流し等を入れて速く大きく走る練習をする。】

 

 

 

 

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