2019/03/27

IRONMAN NZ 2019 最終章 「トライアスロンとは。そして。」

ここまではこちらから。
  1. 第1章「出発前」
  2. 第2章「NZの洗礼 ~ムール貝とスマホ~」
  3. 第3章「Swim ~ゴーグルと朝日~」
  4. 第4章「Bike Lap1 ~ジェルとトイレ~」
  5. 第5章「Bike Lap2 ~向かい風、同期、時々コーラ~」
  6. 第6章「Run ~腹痛と星空と全力ダッシュ~」
  7. 第7章「After the race ~バンジーとイルカとラムチョップ~」

さて、レースはすべて終わりましたし、長ったらしい観光編も終わったので、今回の遠征を総括したいと思います。

レース後、大典と智紀と今後ロングをやりたいだのやりたくないだの、トライアスロンをやりたいだのしばらくはいいだの話をしていた。そんな話をしてるうちに、自分がなんでトライアスロンをやってるのか、一時は理由をつけてレースから遠ざかっていたのにまた戻ってくる気になったのか、そして、今回のレースから一か月弱が経った今でも、来シーズンが楽しみで仕方ないのか。そういったことへの答えに近い”何か”が見いだせたような気がする。

僕にとってトライアスロンは「旅」であり「祭」である

これが、今回の遠征の一番の収穫なのかもしれない。

あるときは大自然の中を、またあるときは人々の生活の舞台の中を、自らの身体を頼りに一歩、また一歩と歩みを進めていく。ときに人とすれ違い、抜かされ、抜かす。様々な人がそれぞれの歩みをそれぞれのペースで進めていく。こんな旅に似たところがトライアスロンにはあるような気がしたし、それが魅力だと僕は思う。

入部後割とすぐの時期、優さんに「トライアスロンのレースってね、会場全体がすごいお祭りムードなんだよ」と言われたのは今でも覚えている。山下さんもNZのブログの中で「僕たちを見世物(悪い意味でなく)にしたお祭りのような」と表現していた。
2人の指す「祭」が僕の思う「祭」と重なるか分からないし、完全に重なることはないと思うが、僕にとって「祭」とは「非日常」である。

いつもそこにないものが祭にはあって、いつもあるものがなかったりする。そういったところの新鮮さが僕にとっての祭の価値である。
トライアスロンにおいては、レースをやるってことで、

  • いつもは魚や水鳥、水草が遊ぶ水辺を、何百何千といった人間が泳ぐ
  • いつもは自動車が飛ばしてる道路の真ん中を、ロードバイクが転がり続け、脚が地面を蹴り上げる
  • いつもは人々の憩いの場だったり、または何もない寂れた空き地だったりする場所が、歓喜のヴィクトリーロードとなり、EXPOで盛り上がる舞台となる
  • いつもは社会のため、家族のため、自分のために汗水たらして働いている(もしくは勉学にいそしむ)人々が、選手としてレースに出たり、運営としてサポートしたり、沿道の観衆として声援を掛ける
このほかにも数多の「非日常」がニョキニョキと顔を表す。その非日常は選手だろうが、運営だろうが、観衆だろうが関係なくかかわる人々に様々な形で喜びを与え、楽しく明るい気分にさせる。

僕は旅と祭がとても好きだ。まあ、だからこんな結論になるのかもしれないが、僕にとってトライアスロンは、その舞台を自ら駆け抜ける旅の爽快感と、非日常を一心に享受できる祭の楽しさを一度に獲得できる貴重な体験なのである。

さて、僕自身の話はこの程度で終わりにします。誰得なことをこんなにだらだら書いてもしょうがないのでね(笑)

まず、IRONMAN NZに参加し、僕らに十分すぎる前例をくださった、近藤さんをはじめとする先輩方。ありがとうございました。前例がなければこんなにうまくいく遠征になってないだろうし、そもそも参加してるかわからないです(笑)

次に、日本で応援してくださったり、帰国後祝福していただいた方々。なんだか、うれしかったです。ありがとうございました。

そして、これを読んでいてIRONMANに出ようかなとか少しでも考えてる後輩諸君。僕も先輩が書いてたことと同じことを、先輩面して、IRONMAN面して語ります。「迷ってるなら出たほうがいい。」
完走に関しては、今回僕が完走したことでほぼほぼの人の不安は取り除けたのではないでしょうか(?)
そして、もし出場した暁には、優さんも言ってたようにぜひ感想を聞かせて下さい。
それがこのブログ書いた目的の半分です。残りは自己満z(略)
どこの大会だろうといいんだけど、同じ境遇という意味ではNZに出てくれると話も弾むなあと思います。これは大典も言ってた。

極論をいえば、ロングである必要すらないっちゃない。ロングならではの体験談ももちろんあると思うけど、「その人が何を思って、何を考えながらレースの準備をして、レース運びをしているのか」これも大典が言ってた気がする。さらに僕的に言うなら遠征を通じて他愛もない話もあってもいい。まあ、何が言いたいって
「ブログ書こうな!!!!」

はい、話がずれました。戻ります。

レースを運営してくれた人々、沿道から歓声をかけてくれた人々、ともに同じレースで戦った選手の皆さん、最高のレースでした。ありがとうございます。

今回の遠征を全面的に支えていただいた堀さんご夫妻。異国の地で安心してレースできました。ありがとうございます。

そして、何よりともに遠征に行ってくれた大典・智紀。
4年間同じ部活のメンバーとしていて、最後にこういう形で最高のレースができてよかったです。ありがとう。

これにて、僕のIRONMAN NZ 2019雑記は終わりです。
脱線したり、回りくどかったり、わけわからん駄文だったりした箇所もあったかと思いますが、最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
一部しか読んでないって方もありがとうございます。残りも読んでくれると嬉しいな(笑)

Fin.

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