2018/06/03

ドラレースデビュー失敗

こんばんは,主将の真保です.
ブログを更新するのはいつぶりだろう,ごぶさたしてます.

今日は彩の国・関東選手権でした.
僕は関東選手権の方に出場しました.
というのも,インカレ前にドラフティングレースに出ておくのは経験として必要だなと思って.

前日までのコンディショニング,ウォーターローディング,カーボローディング,減量,禁酒などなど,やれることはやってきたので今回のレースについては自分の中でもどこまで通用するのか.

普段はレースレポブログを書かないのですが,今回ばかりはどうしても備忘録として形に残しておきたくて,はやく寝てしまいたいのをこらえて記憶が新しい内にこうして書いています


Swim21:59(51/71)
さすがにプールのベストよりも2'30以上遅いのはやばい.

ウェットなし,波無し,コースはひたすら直線.
渡良瀬の反省を活かして,レース前のSwim練回数を増やした.
入水チェックの時の水の感覚も悪くなかった.
スタートでバトルに巻き込まれることもなく,プールにかなり近い感覚で泳げていた.
今回はドラレースということもあって,スイムは攻めた展開をしようと思いいつもよりもペースを上げた.
いつも蛇行がひどい,ということを部員から言われていたが今回はコースが直線だっただけにブイから離れたり近づいたり,という感じがすごく分かった.
蛇行の原因も自分の中ではっきりと分かったので,あとは関カレでそれをしっかりパフォーマンスとして発揮できるかどうかだ.

1周目のスイムアップで上陸して,前を確認すると想像以上に自分が後方で泳いでいたことを知る.
ペースを上げたつもりだっただけにショックだった,がやるしかない,2周目で前に出るしかない.

2周目の奥のブイを回ったとき,後ろの集団との差が結構あることを確認し,前の集団の3mほど後方を泳いでいることも確認した.
ここで前の集団を捕まえて,パックに乗らない手はない,と思いペースを上げる.

が,思った以上に縮り具合が小さい,さらにペースを上げて前の人の足を触れるくらいまであげる.
後ろにつけたのでとりあえずよかった.

この考えが甘かった...


Bike1:05:08(64/64)
Swimアップの時点で「21:59!」との声が聞こえる.
渡良瀬よりはタイムが上がってるな,とその時は思った.
今考えれば,どちらも遅いが...

トランジエリアに入る.ゼッケン,サングラス,ヘルメットをつける.相当落ち着いてしまっていた.
「おいお前!これはどらレースでお前は集団を捕まえられるかどうかの瀬戸際にいるんだぞ!!ボケっとしてんじゃねえ!!!」
とあの時の自分に怒鳴りたい.
トランジエリアを出て乗車,20mほど前方に選手を確認.
この距離なら追いつける,あのパックに入らなければ後方パックはかなり後ろになるな.
そう判断して踏む踏む踏む.
ピンカーブに差し掛かって前方が減速,近い!チャンス!





ではなかった.
この時はまだ知らなかった,自分がピンカーブからの立ち上がりが絶望的に遅いことが...
結果論になってしまうが,今回のレースはここで決まった.

ピンカーブからの立ち上がり後の左カーブを抜けると前との差が50mくらいになっている.
ここで前パックを逃したら...と思い全力を出して前方集団を追う.10mくらい差が縮まる.
また10mくらい縮まる.よし,あと少しだ!!

足が回らなくなる.
踏みすぎた.
ここからあと39km漕ぐのかと思うと,絶望するくらいきていた.
前を追うことだけしか考えられず,レース全体を見渡せていなかった.

後方を確認,パックは来ていなかったが選手を一人.
後ろのパックがくるまで2人で回すことを考え少しペースを落とし,そこから5kmほど2人で回す.
が,2人で回すにはさすがにきつくて,しかも後方パックが想像以上に来ない.
しんどくなってきた頃ようやく来る.
パックには6人ほどいた.
匠さんとマツコと源さんもいる.パック間コミュニケーションもとりやすそうでこのパックでバイクをフィニッシュすることを考える.
2週目に入って再びピンカーブ.
コンパックは立ち上がりでガンガン踏む人がいなくてそこはついていけた.
そのままいって2週目終盤に差し掛かったところで,足がきつくなってきた.

しまいにはちぎれる.

まさか自分が千切れるとは思っていなかったし,驚いた.

そこからは単独走が始まって,3週目終盤で後方パックに回収される.立ち上がりで再びちぎれ,その後はひたすら単独走だった.

正直めっっっっちゃしんどくてこのままLapされてDNFになればすぐに楽になるし,別に集団に乗ってるわけじゃないからそんなに頑張らなくても?とかいう思考が一瞬頭をよぎったけど
でもここで手を抜いたら絶対に後悔するし,レースはレースなんだからその時できる最善を尽くすのが当たり前だろ,と自分に喝を入れてない足をひたすら回すことだけ考えた.

Split 1:27:48 (64/64)
自分がトランジエリアに入った時は前方にも後方にも選手はおらず,かごが置いてある場所を見落としてしまうという大失態.
少し過ぎてしまってマーシャルに教えてもらうという始末.

Run 44:54(51/61)
走りだし,右ハムが良くない感覚,  やばい,ヤツが来る...
ヤツがきてからでは10km走るのも危うくなるし,確実にタイムにも影響する.
一瞬止まって伸ばしてまたスタート.この判断は良かったと思う.
ヤツはおとなしく帰ってくれて,坂ゾーンへ.
坂ではほかの選手に比べてあまり減速している感じはしなかった.坂ゾーンを無事に抜けると今度は両大腿四頭筋が急に痛み出した.
ツる,というわけではないのだがキューーーッ!!となって超痛かった.
なんだこれは,心拍はかなり落ち着いているのに痛すぎて全くスピードは出ない.
ああ,完走する姿すらイメージできない,と思っていたときに順天のホッシーが「肩の力抜いて!あご引いて!」とアドバイスをくれた.すげえうれしかった.ありがとう.
本部テントに近づくとつくトラ,他大の方々,たくさんの応援をもらえた.
しんどいけど,これが力になって,ネガティブな考えは一気に吹き飛んだ.


ベストを尽くそう.


もはやタイムなどが問題になるポジションにはいないが,それでも応援の力は,サポートの力は本当に偉大で,ありがとう.
頭を冷静にして,フォームの修正,ペースづくり,残り距離の配分を考える.
あと3周はそれでゴリ押せた.



TOTAL 2:12:42 (60/61)
今回のレースの収穫は以下
Swim
・蛇行しないポイント
・ドラフティングレースではSwimアップ前に前方集団に追いつけそうな場面では後ろにつくのではなく集団前方まで抜ける.

T1
・ドラレースのトランジはモタモタしない.

Bike
・俺は立ち上がりが弱い
・前の集団をとらえられなさそうなときには後ろを待つことも一つの選択肢,臨機応変な判断を.
・カーブ,ピンカーブの技術がまだまだ未熟

Run
・レース中,きつくなったらフォームを意識する.

熱中症気味でふらついてたりランで歩いている人が多い中,ウォーターローディングをやっていたおかげで脱水にはならなかったのはいい点だった.
ドラフティングレースだったにもかかわらず半分以上単独走になってしまった,だがそれに引き換えて得るものは多かった.
胸を借りるつもりで挑んでボッコボコにされたレースだったが出場して本当に良かった.



今日は暑い中応援していただいて本当にありがとうございました.
応援が無かったら気持ちが折れたところから立ち上がれなかったし,絶対に完走できなかったです.


今回の結果はめちゃくちゃ悔しいです.
インカレ前のドラレース練習として出たが,今回の結果を見ると,関カレ突破すら危うい,それだけは絶対にダメだ.
3週間後,過去最高のレースをするために残りの時間の使い方は言わずもがな重要になる.
チームの仲間のレース中の姿,他大の選手からの応援,努力の末に日本選手権を決めた戦友、本当に勇気をもらった.
この悔しさを忘れず、やれることをやっていこう.




一緒にインカレに行くという約束を守るため,前キャプテンの無念を晴らすため,それからリベンジのため,絶対に負けない.



Tomohiro

1 件のコメント:

  1. ともひろの立ち上がりはペダルに体重を乗せてるだけな印象を受けるから
    腕の引きも意識して全身で踏めるようになったらもっと速くなるんじゃないかな
    僕が言えた事じゃないけど

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