2018年5月16日水曜日

IRONMAN-NZってどういう意味か議論するブログ。第四章バイク編~飾りと化したDHバー~

こんにちは、修士の菊池です。長期化してるアイアンマンブログ・・・
果たして僕は完走(完筆)できるのか?乞うご期待(笑)
・・・

飛び乗りはせず、落ち着いてバイクに跨る。
バイクジャージが異様に重たい・・・背中には補給食がたっぷりだ


レースで使った補給食たち。。。
ジェル系補給食×8
ㇲローバー×3(血糖値をゆっくり上げるため
羊羹×5
足がつらないタブレット×2
梅チューブ
お菓子(180km、途中で飽きた時用)

お菓子は前日お腹空きすぎて全部食べてしまいましたが笑



ダンシングするたびに背中がゆっさゆっさ・・・
体力的にはかなり余力がある、メンタルもバッチリ、よし、ガンガン行くぞ!!

DHバーを握り、ガシガシ踏みまくった。

バイクコースは直線、片道45kmのコースを二週。途中、桜のミニストップ前くらいの長さ&傾斜の坂が3,4回くらい出てくる。行は緩やかな下り、帰りは緩やかな登り。コースは右も左も無限に広がる草原。。。
一面に広がる緑はグッと心で燃えていた闘争心を落ち着かせる・・

補給は15kmに一回。トイレもここでできる。僕は利用しなかったけど。
補給では
水、スポドリ、あんまり美味しくないジェル、クッキーを砕いて蜂蜜で固めた滅茶苦茶重たいお菓子
が支給される。飲料はボトルごと交換。自分の持ってるボトルを路肩に投げ捨て、アイアンマンのロゴが入った新しいボトルを貰う。勿論走りながら。

~40km
下り&追い風。軽く漕いで38km/h。お、おお!!飛ばし過ぎじゃないかな、オーバーペースになっていないか、少し怖かったものの、追い風のうちタイムを稼いじゃおうと思いそのまま踏み続けた。

胃腸が元気なうちは固形物を取ろう
背中からㇲローバーを取ろうとする
・・・肩めっちゃ痛いっ!!吊る、吊りそうっ!
スイムで疲労&DHポジションを維持していた肩周り。石のように凝り固まってしまい、背中に手を伸ばすだけで一苦労だった。。

なんとかバーを取り出しムシャムシャ。食べ始めた瞬間なぜか鼻水が止まらなくなった(笑)。ティッシュなんて持ち合わせていなかったので、バイクジャージの襟で鼻をかむ。汚いとか、行儀悪いとか。そんなこと言ってられん。そもそも自転車乗りながら飲食する時点で行儀良くないし笑笑。

途中、滅茶苦茶ゴツくて厳つい兄ちゃん達に抜かれる。ひょろひょろの日本人は勝てっこない。お先にどうぞって感じ。

途中、華奢でブロンドヘアーが似合う美しい女性たちに抜かれる
??マジで??速くないっすか???流石に度肝を抜かれた。

途中、下りから平地になり、巡航が35km/hになるものの、至って順調

へへっ。やっぱアイアンマンって大したことないじゃん。

菊池選手余裕の表情

40km~80km

徐々に腰が痛くなる・・・振り返ってみれば、DHバー使って実走したの関カレ以来だった・・・というか、そもそもカーフマン以降バイク乗ってないし(笑)。

腰痛になると踏み足が使えなくなる。それを恐れてDHバーをあまり握らず、ドロップハンドル中心にレースをするようにした。

バイク開始1/4で、DHバーは飾りと化したのだった・・・

とは言いつつも、巡航は35km/h辺りを維持できてる。いい感じ。

途中で折り返しを挟む。本当に草原しかなかったなぁ。。。

折り返して5分くらい。つくトラの筋肉おじさんこと、山添先生とすれ違う。流石にスイムで5分差つくことはないだろう。バイクで離したな。
へへっ。先にゴールしてどや顔してやろっと。

更に10分後くらい。萌乃ちゃんとすれ違う。

??

速くない??萌乃ちゃんに会う前に、アフロ達にすれ違うと思ったのに、まさかの萌乃ちゃん。しかも相変わらず、空気抵抗を極限までに減らした、背中がトップチューブと水平になるくらい腰を折り曲げたDHポジション。そして満面の笑み。
卒業間近にして、彼女の恐ろしさを改めて思い知った・・・

その後、阿竹、森脇、山下とすれ違う。日本語で[Fight]と声をかけ、お互い励まし合った。
太ももの辺りがピクピクしているような・・・まぁ気のせいかな。


80km~120km

補給食。つくトラの中では抜群に取らない方だと思う。
70kmくらいのロングライドなら基本無補給。100kmでも取らない時は多々ある。
朝食なしの低血糖状態でも20kmくらいケロッと走れてしまう。
というか、補給に頼らないような体にするために意図的にそういう練習を高校生から積んできたんだけどね。
補給を取り過ぎると胃腸に負担がかかってパフォーマンスが落ちる。内臓に動力使うなら筋肉に使おうぜっていう僕の理論

その理論を、ぶち壊された・・・

補給食は30kmに一回。ジェルを一本取っていた。しかし、100km地点くらいからだろうか。やけにお腹が減る&力が入らなくなってきた。
意識もボーっとするような。寝起きで頭が回らない間隔。やばい、これはやばい・・・急いで補給食をがっついた。

いつものロングライドならこんな事ならないのに・・・
それもそのはず。今考えれば、高出力で漕ぎ続ける100kmと、チンタラ漕ぐ100kmでは消費エネルギーは遥かに違う。同じに考えてはいけない。
一瞬にして補給食が底をついた(笑)

と同時に、腰痛が限界に達し、サドルに座っているだけで激痛が走るようになった。
更に最悪なことに、風向きが変わり、強烈な向かい風に。巡航は30km/hを下回った。
他の選手にごぼう抜きされる。。。
途中、「おい、筑波大学、頑張れよ!!」
と、日本語で応援を頂いた。前を見ると、ケンズのバイクジャージを着た選手が。
この人を目標にしてリズムを取り戻そう!と思って踏み込むも、脚が動かない・・・

120kmくらいだろうか。

おい!!

聞き慣れた声。ちらっと横を見ると、いつも見慣れた、あのニヤッとしたにくい顔。
トレックに乗った彼は一瞬にして僕を抜き去った。
奴に負けるわけにはいかん。追うぞ!!
思いきり足を踏み込む。がしかし。
嫌、無理っす。限界っす。休ませてください・・・
と言わんばかりに僕の太ももが痙攣し始めた。
疲労してて頭が馬鹿になっていたせいか、本当に筋肉の声が聞こえたようなした。
弱虫ペダルで、胸筋に語り掛けるやついたよね。あやつの気分が分かった気がした・・・

補給食が底をついた僕。頼りは15kmごとにあるエイドステーション。序盤は、
[15kmおきなんて多すぎっしょ。30kmごとで良くない???]
と思っていたが、今は
[15km遠すぎ・・・まだかな、まだかな・・・]

思いきり大きな声で「ヌーヌー」と叫んでスポドリとあんまり美味しくないジェルを渡してくれるボランティアの方々が恋しくなった

120km~160km

腰痛い、太もも痙攣してる、意識もボーっとする。集中力もなくなってきた・・・
汗でべたついたハンドルに必死にしがみついて、フラフラしながらペダルを踏み続けた。
ロングを舐めてた。
もっと練習しておけば
ロングを舐めてた。
もっと補給食積んでおけばよかった・・・
飾りになったDHバーを握りながら後悔の念に苛まれた・・・
完全にメンタルが折れていた130km地点くらい

「ゆう~ふぁいと~」

聞き慣れたあの緩い声。対向車線にはさっきすれ違った時と全く変わらないDHポジション&相変わらずの満面の笑みを浮かべた萌乃ちゃんだった。

マジか。よくあの姿勢で漕ぎ続けられるな、そしてこんなにきついのに良く笑顔で居られるな・・・驚きを隠せなかった。
と、同時に、その笑顔に滅茶苦茶勇気づけられた。よし、僕も楽しむぞ!!笑顔笑顔。
応援って偉大だなぁと再度実感しながら、ペダルをこぎ続けた。
相変わらず全身が痛いし、フラフラするけど、心はさっきよりも全然元気だった。

あともうちょい。頑張ろう

160km~180km

きつい、マジでキツイ。。。涙なのか鼻水なのか汗なのかよく分からないけど顔から色んなエキスが沢山出た。
エイドでは補給食をとりまくりひたすらもぐもぐ。
速くランにならないかな、ランは僕の十八番。きっとスイスイ行けるはず。
あと20km漕げば走れる!そのモチベーションを糧に必死に漕いだ。

きつすぎて顔が歪みっぱなし・・・

180km

バイク完。全身が痛い・・・
トランジエリアに入って椅子に座る。瞬間、筋肉が固まって立ち上がれなくなった・・・
え、マジで。驚きを隠せなかった。気力を絞って靴を履き替え、バイクジャージからランウェアに着替える。
思い切って立ち上がる。とりあえずは歩ける。けど、ここからフルマラソンは無理っしょ・・・
トランジエリアを出る。滅茶苦茶強い、ニュージーランドの日差しが僕を照り付けた。
いや、これは無理っしょ。絶対脱水症状で倒れるって・・・
ランは僕の十八番。きっとスイスイ行けるはず。
そんな期待を、2分間のトランジで一瞬にして粉砕された。

心を無にして走ろう。考えたら負けだ・・・
完全に思考を停止し、腕と足をタイミングよく動かすだけのロボットになった状態でランコースに出た。

アイアンマンってやっぱヤバい。完走した人凄すぎる・・・地獄だ・・・・


けど、これは地獄の入り口に過ぎない・・・


本当の地獄はこれからだぜ??

time    5:47:26 total 6:50:13
充電 5%、かろうじで動ける
精神 悟り状態
取った補給 持ってきたもの全部、おいしくないジェル、重たいクッキー
(計2000kcalくらい?)


追伸
今週末はいよいよ渡良瀬ですね~
なんだかんだでトライアスロン人生5年目に突入。今シーズンも楽しむぞ~

0 件のコメント:

コメントを投稿