2018年2月16日金曜日

初めてエリートレースまともに完走できました^^

 こんにちは。四年の菊池です。先週末に無事、卒論発表を終え卒業が確定しました!発表では、乏しい成果を誤魔化し、説得力があるような雰囲気を醸し出すために、ゆっくり、はっきり、にこやかに。そして堂々としゃべりました。そのおかげか周りを渡す余裕もあり、煽りに来た山添君にガンとばしてやりました(笑)
 ゆっくり喋るだけで、たいしたこと喋ってなくってもそれっぽく聞こえるので、皆さん、一人一言の時に試してみてください(笑)
 前置きが長くなりました、カーフマン南関東のレースレポについて書こうと思います。もうじき卒業!ってことで、最後におまけもつけさせていただきました。
長文になるので三本ローラーに乗りながらだとか、腹筋しながら見ることをお勧めします。

 ~プロローグ~ 
 時は2017年12月。卒論シーズン真っただ中。僕はひたすら研究、研究、卒論執筆!家に帰る時間がだんだん遅くなり、ときたま大学に泊まるような日々。僕の専門は電子ビーム応用(名前だけ聞くとカッコいい??!)。測定試料はめちゃ小さい。先鋭ピンセットでちまちました作業の連続。すっごく疲れる。家に帰ると疲れすぎて晩御飯も食べれない、お風呂に入る気力も湧かない。そのままベッドにもぐりこみ、死んだように眠る。そんな日々が続いた。
 ご飯が食べれなくなってしまったせいで顔はげっそり、目の下には隈がくっきり。そんな味気ない日々、僕の心を支えたのは、つくトラでの楽しかった日々。お気に入りの一枚。三年のインカレ後の写真。ああ、この時は楽しかった、イキイキしてたな。
写真の中の自分は、今の自分と違ってイキイキしていて眩しかった。と、同時に、過去を振り返ってるのが段々むなしくなってきた。今、研究を理由に死人のような生活をし、それを、「理系大学生だから当たり前」ってことで認めちゃったら。「ああ、あの時は良かったな」って過去を振り返るだけで今を楽しめないような、つまらない大人になってしまうような気がした。
 だからこそ。この慌ただしい、卒論シーズンだからこそ、カーフマンに挑戦しよう。好きなことに全力で挑んでイキイキしよう。そう決意した。
 1月。練習を再開。まずは朝昼晩しっかり食べる事と、家に帰って寝る前にしっかりお風呂に入る事から始め、その次にジョグをする、ローラーに乗る、時々スイム練に行く・・・徐々に体を戻していった。
 運動を始めてから生活にメリハリがつくようになり、辛かった研究室生活、卒論執筆に対しても前向きに取り組めるようになった。と同時に、つくトラの過去のアルバムをみて思い出に浸る時間が減っていった。
 みんなに隠れて??練習をすること約一か月。それなりの状態まで体を戻すことができた。よし、やってやる。大会前日、いつもなら緊張で寝れないのにその日は一か月前と同様、死んだように眠ることができた。
 
 ~1stRun 16:31 24位~ 
 昔々。柔道界で鬼人のごとく最強だった人(名前は忘れてしまった)の逸話で、試合前には切腹の練習をすることで自分にプレッシャーをかけ、鬼メンタルを持って試合に挑んでいたらしい。凄い(汗
 さすがに切腹なんで物騒なこと、僕は死んでもしたくなかったが、自分にプレッシャーをかける点は応用できるなと思い、練習では「その程度で心が折れるようならそれまでの人間。だったら競技なんか辞めてしまえ」と自分自身にプレッシャーをかけまくって鬼メンタルで練習に挑んだ。
 しかし、レースでは過度なプレッシャーはお荷物。冷静な判断を失わせてしまう。プレッシャーが必要なのは練習のみ。レース当日はふわふわとした気分で挑んだ。上手くメンタルをコントロールできたので試合まで全く緊張することなく、凄くリラックスできた。というか、リラックスできるような過ごし方をした。例えば。
みんなの応援したり
ゴロゴロしながら本を読んだり

にっこりと写真を取られたり
 そんなこんなで。気付いたらスタート地点に立っていた。あれ、もう試合か、これからレース出るのか。
 ブォォー。聞き慣れたホーンの音とともにレーススタート。入りの500mで「これ絶対オーバーペースでしょ」と気付いた。僕はトップについていくほどの走力もないし、少ない人数でバイクを回す能力もない。だから1stランは学生が一番多い集団の先頭付近に着ければ良いと思っていた。学生の大集団は先頭に引っ張られて走っているような気がした。どうせ3000mくらいから垂れる。だったら集団の後ろでみんなを風よけに使おう。わざと集団の後ろに着いた。あんまり後ろだと、応援に来てくれたみんなをヒヤヒヤさせてしまうと思ったから毎回ガッツポーズをして余裕アピールした。アピールすることで自分自身、余裕あるなって再確認できるから尚更落ち着て走れる。
 2000mの通過あたりだろうか。周りの息遣いが明らかに荒くなっているのに気づく。シメシメ。集団を次々にパスしていく。3000mの通過。よしやるか。ペースアップ(実際僕も疲れてきているから恐らくペースは上がっていない)集団をじわじわパスして、24位という、それなりにいい位置で、しかもそれなりに余力を残してトランジに入ることができた。
 普段の練習から徹底的にペースに拘っていたからこそ、また、冷静になってスタートラインに立てたからこそ、最初は集団の後ろでもビビらず堂々と走れた。
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~Bike 51:07 34位~
 ペナルティを貰いたくないからかなり丁寧にランシューを置いた。さぁバイクを押してバイクコースへ・・・
ヤバい、やらかした。折角集団のトップでトランジに入ったのに、出るころにはほぼ最後尾。落ち着き過ぎて完全に出遅れた。
そして。みんな立ち上がり速すぎる・・・ローラー練でスプリント練も入れていたが圧倒的に足りな過ぎた・・・あっという間に集団を逃して一人旅。おまけに、一周目終盤にサドルから「パキッ」と乾いた音が響くと同時に、サドルがガクガク揺れ始めた。サドルを固定するボルトが緩んでしまったのだ。ああ、レース前にしっかり閉め忘れるの完全に忘れてた。。。超前傾になったサドルであと25km漕ぐのか・・・
 もう千切れてしまったのはしょうがない。次の集団を待とう。こんな状況でもビックリするくらい冷静だった。1分くらいして4人の集団が来た。ここは絶対に逃せない。必死についていった。
一人旅をしている時。
集団に拾ってもらった時。よく見るとサドルが斜めになっていることが確認できる。

 4人パック。みんな僕よりバイク力が強すぎて全然回せなかった。と思ったら4周目くらいからか、集団のペースが徐々に落ちていった。恐らくみんな焦ってかなりオーバーペースに回していたらしい。ここで僕がでしゃばって集団を引っ張っても2stランに響くだけ。落ちたペースに合わせて余力を持ってローテーションを回した。なんだ、余裕じゃんって思った矢先、両ふくらはぎを吊る。
 できるだけふくらはぎを使わないよう、足首を固定することに集中し、腿からペダルを踏むようにした。脚が吊った状態でもペダルは踏める。痛みに耐えながら、無理やり足を動かした。ああ、こんな状態でレースしてるんだ、一週間はまともに生活できなくなるな・・・そんなことを思いながらバイクを終える。

 最高出力が他の選手に比べて足りていないことを再確認。ローラーでの単発練(たとえば30秒もがき、1分レスト×10セットとか)を取り入れる必要がありそうだ。ただ、千切られたり、メカトラだったり(因みに前日にはペダルが折れるハプニング)、脚が吊ったり。。。トラブルがあったのに冷静に対応できたのはかなり評価できる。冷静になってレースできていた証拠に、レース中でもむすっとした顔でレースを見るアスカきゅんと、ニヤニヤしながら応援するヤマゾエくんの表情を確認することができた。

イメージ図 

二年前。カーフマン東海で千切られて完全に焦って、力尽きて。DNFした時とは比べ物にならないくらい、精神的に強くなったと思う。
その時のレースレポでも読もうとブログを遡ったけど、記事が存在しなかった。ブログに書けないくらいとっても悔しかったのかな。

~2stRun 18:48 26位 全体順位34/63~

 両ふくらはぎが吊った状態で2stRunスタート。絶対に止まりたくなかったから吊った状態でも痛みに耐えながら必死に走った。
 滅茶苦茶きつかったけど、「これからあと5kmも走るの・・・」みたいな。心が折れそうになることは全くなかった。むしろ「よし、一発かましてやりますか!」っていうような、凄い強気な気持ちだった。

 2stRun。両足吊ってるのに笑顔笑顔。
 きつくても笑ってれば気持ちが前向きになって力を発揮できる。だからどんなに苦しくてもニコニコしよう。レース前は戦略的に笑顔になろうと計画していた。いざ2stRunに入ってみると、何故か分からない。滅茶苦茶きついし、両足吊ってるし、吐きそうだし、日差し強いし、風強いし、寒いし。だけど何故だか楽しくて仕方なくて自然と笑みがこぼれてしまう。
 2000mくらいからか足の吊りが解消し、普通に走れるようになる。重たい脚を必死に動かした。心肺はきついけど我慢できる程度。あとは気合で重たい脚を持ち上げ、必死に地面を蹴るだけだった。沿道には他大学の4年生が必死に僕を応援してくれた。つくトラの後輩たちも声を張り上げて応援してくれた。声をかけられるたびにガッツポーズで応えて、余裕そうに振る舞った。実際は死にそうだったけど。気分が高揚していたせいか、自然と体が声援に応えていた。
 ラスト100m。後輩たちに着けていたサングラスをぶん投げてラストスパート。


 出し切った。ゴールの瞬間は本当に気分がいい。もっと走っていたい。ちょっぴり名残惜しい気持ちだった。

20位以内を目標にしていたから、正直34位という結果は悔しい。けど、久しぶりにアツい気持ちになってレースに挑んで滅茶苦茶楽しかった。ああ、本気になれる事って素晴らしいなって思った。
~おまけ(むしろここからが本文?!)~
 運動することで生活にメリハリが出て、イキイキできるってことが今回のカーフマンで分かった。僕にとって走る事、体を動かすことは生活の一部であり、欠かせない要素であるってことを再確認。ただ、運動をどのレベルで続けるかってのは自分の中で答えが出せないでいた。時間的な制約は・・・まぁなんとかなることが今回分かった。自由時間を練習に全振りすれば勉強をそれなりに充実させつつ、競技も両立できる。
 問題は気持ちだ。これから院生になるのに、まだ部活なんかやってていいのかな。応理の同期達はみんな部活を引退。高校の同期は研究に目覚め、一生懸命頑張ってる。それなのに僕は未だに熱心に課外活動に力を入れている。周りと違うことをするっていうのはなんだか不安だ。
 将来のことを考えたら、競技からいったん距離を置いて、勉強にシフトしたほうが良いのでは???色んな事を考えながらこの一か月を過ごした。
 自分にとってスポーツとは、走る事とは何なのか必死に考えた。自分の人生において、時間を割くのに値するのか。趣味の域を越えられないレベルであるのであれば、ゆとりを持って大学院生活を送りたいってのと、残された学生生活、他のことにも手を出したいから「競技」として運動を続けるのは辞めようと思った。できるだけ深く考えたかったから体育哲学の本を借りて読んだ。難し過ぎてよく分からなかった(笑)
 一ヶ月。カーフマンを終えて。考えたけど、スポーツをする価値ってのは結局良くわからなかった。笑
 けど。スポーツも研究も本気で取り組んだ一ヶ月はとにかくイキイキしていた。
なんだろう。。。練習している時は、わざわざ研究する時間を割いてやってるんだ。絶対に勝ってやる。っていう気迫。研究している時は、わざわざ練習する時間を割いてやってるんだ。絶対に成果出してやる。っていう気迫。両者の相乗効果ですごく充実した一ヶ月を過ごせた。
 院生でも競技を本気で取り組み、かつ研究にも本気で打ち込めたら、残りの学生生活二年間、とっても充実するし、とっても成長できるなってこの一ヶ月で思った。こりゃ続けるしかないね。誰がなんと言おうと。やりたいこと、成し遂げたいことに貪欲に。
 ということで、今年度もしぶとく関カレ、インカレに挑戦しようと思います。無論、関カレ、インカレともに過去最高記録を狙います。無論、今年もつくトラのトップに君臨します。今後もよろしくお願いします。
 そして、応援してくださった皆さん、ありがとうございました。次はもっともっーーーーーーとみんなを驚かせるようなレースをします!!
 

 

1 件のコメント:

  1. 研究もトライアスロンも全力でがんばれ!!

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