2017/12/03

便乗、つくばマラソンレポート

おはこんばんにちは。久しぶりの登場、四年の菊池です。最近は部活に顔を出す機会がめっきり減り、レアキャラになりつつあります・・・
ブログを更新しよう!みたいな風潮をうっすら感じ取ったので便乗して先週行われたつくばマラソンのレースレポートをします。


プロローグ
11月1日。つくマラ三週間前。ひっさしぶりに10kmのジョギングをする。研究室での慣れない作業に疲弊して練習が全くできておらず、完走できるのかこれ???という状態で練習を再開する。久々のジョギングはとても楽しく、それからはどんなに疲れていても一週間に3回は走るようにした。20時に研究室から帰って22時まで走った時もあった。レース一週間前にはクロカン15km走を4分/kmで軽々とこなし、トラックで1000*5を3:13で軽快に走った。
レース前日、会場に持っていく荷物を確認。着替えと、教科書と、ノートPCと・・・そうである。ゼミの課題が全く終わらず、レースの一時間前までパワーポイントを必死に作る羽目になった。レースの不安よりもゼミのほうが不安で緊張する暇がなかった。あー、あそこの図はあれに変えよう、そんなことを考えているうちに42.195kmの長い長い旅が始まっていた。

1~10km 39:33
僕はゼッケンBであったため、全体から見たらだいぶ前の方からスタート。しかしそれでも道はかなり混んでおり、中々前へ進めない。
最初の1kmを4分07で入る。サブスリーならちょうどよいペースだが、「キロ4以下はジョグである。マラソンはジョグではない」という謎の哲学からか、とにかく焦ってペースを上げる。視野を広く持ち、隙間があれば割り込んで前に行く。逆に前に割り込まれないよう隙間を作らないようにした。そうやって徐々に前に進み、気付いたら周りはゼッケンAの人ばかり、10km地点ではだいぶ気持ちよく走れるようになった。

10~20km 38:37  1:18:10
練習不足感が否めなかったため、無理はしてはいけない。そう思い、キロ4で走る集団の後ろにつくことにした。
・・・遅い!!!凄くストレスが溜まってしまい、我慢できずに集団を一気に抜く。3分50/km
無理はいけない。次はちゃんと集団に着こう
・・・人の後ろに着くのはせこい!!!余力があるなら前に出ろ!我慢できずに集団を一気に抜く 3分50/km
やばい。これ絶対後半自爆するタイプだ・・・補給食の雑穀パンをもぞもぞ食べながら冷静に考える。
けど守りに入るレースはつまらないから絶対したくなかった。
ここ最近、全力で打ち込めることがなかったから、つくマラくらい、ぶっ倒れるくらい全力でやってやる。スイッチが入った。3分50秒/kmに満たない選手はドンドン抜いていった。心肺は余裕だったが足が段々重くなっていくのを感じながら・・・

20~30km 38:55 1:57:05
3分50~3分55/km辺りをふらつく。26kmくらいからか足がずっしり重くなり、足の裏に猛烈な痛みを感じ始める。けどタイムは落ちておらず安心。
どうせ後半潰れるんだからここである程度出し切ろうと思い、足の違和感を無視してペースを落とさず前へ前へ。補給のバナナ、ブルーベリー、パンは必ず取る。そろそろ誰かの後ろに着いてもいいかな・・・と思うが、僕に追いつかれる人=垂れている人なので、ついても自分のペースが落ちるだけ。ここまで来たら一人で走り切るしかない...そして魔の30km地点へと入る

30~40km 40:42  2:37:40
ついに来た。魔の30km。サブスリーは確信していた。もしかしたらサブ江頭(2時間50分切り)もいけるんじゃない?そう思い始めた。
脚はだいぶ重くなってきた。が3分55~4分/kmで持ちこたえる。よく体内の糖質が。。。だから30kmから落ちるというけど、朝飯抜きで15km走を中学から。無補給で100kmロングライド(よいこのみんなはマネしちゃだめだぞ!)をやってのける僕には無縁だった。少ない練習量でここまで戦えたのは日頃の、補給に頼らない練習ってのが効いてきたからだろう。しかし、38km地点。急に足が重くなり4分20秒/km 39kmでは4分40秒/km
脚が、足が。。。って感じだった。とにかく体中から力を振り絞った。あと10分後にはゴールしてる。ここで歩いたら死ぬほど後悔する。。。気迫でごり押した。

40~42.195km 9:19 2:46:59
横を見るとみんな死にそうな顔で走っている・・・40km近く走っても、最後はスピード勝負になる。ボロボロになった足に活を入れてラストスパートをかける。瞬間、両足を吊る。滅茶苦茶焦ったが吊ったまま走り抜けることにした。トラックに入り、時計を見る。2:46:50 あと9秒頑張れば47分ぎり。
46分台と47分台はたかが一秒の差だけど価値が全然ちがう。ここまで来て後悔はしたくない。死ぬ気で(というか半分死んでいた)走り抜ける。
ピピッ。時計を押す2:46:59 よっし!! けどまだ安心はできない。フラフラになりながらも記録賞を貰いに行く。
ネットタイム 2:46:59 やった!!!! サブ2時間47分だ!!!!!!

エピローグ
もう頑張れない・・・完走後、地面に座り込む。靴を脱ぎ足の裏を確認すると両足マメだらけ。右足の小指の爪は剥がれかけていた。
そりゃそうだ。練習していなんだから足の裏はボロボロになるさ。一度座ってから立ち上がるまでに10分、そこから陣地への200mの道のりを15分かけて歩いた。ペンギンのように40km地点では、こんなキツイこと、もう一生やらねぇよ笑笑。これ終わったらもう引退しよー。と思っていたのに、完走したら
次は45分切りたいなって自然と思ってしまう。マラソンって不思議な競技である(笑)

さて。今までの僕は競技力を圧倒的な練習量で補っていた。自分で言うのも変なことだが、3年生まではつくトラ1練習していたと思う。
4年生になり、勉学の方にも力を入れ始めてからは練習時間を確保できなくなった。練習量は1/2。一番練習していた2年のインカレ前に比べたら冗談抜きで1/3まで減ってしまった。けど、結果でみたら今年のインカレと言い、つくマラと言い。一番練習していない今年が一番いい。
時間がない、練習ができないというのをプラスにとって、質の良い練習が自然と行えたからだろう。今回だって、三週間、ただジョグしていたのではない。着足の位置、腕振りの大きさ、軸、腰骨のスイング。。。色々考えながら走った。だからこその結果だと思う。
少ない練習量でも結果が出るっていうのを知ってしまうと、まだまだ僕って学生レースの一線で戦えるんじゃないの??って錯覚してしまう錯覚していたら気付いたら実現してて・・・っていうのが今年(笑)どうなるかわからないけど。
この、質の良い、効率の練習ができるようになったのも、三年生までは死ぬほど練習して、それが筋肉としてじゃなくて知識として頭の中に刻み込まれているからであって・・・だからこそ、その知識を今こそ活かすべきなんじゃないかと。
とりあえず、OB駅伝では1区の区間記録塗り替えようと思います。

最後になりましたが、秋本さん神がかりなサポートありがとうございました。



  


ウイルス フリー。 www.avg.com

1 件のコメント:

  1. 優さんもなんだかんだタレて回収できる展開があると思ったんですが、流石です。
    来年は競り合いが出来るよう1年間練習頑張ります。

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