2017/09/06

三回目のインカレ

こんにちは。四年の菊池です。
三度目のインカレレースレポ書きたいと思います。

 応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。おかげでとっても楽しいレースをすることができました^^

まずは今までのおさらいから。
 
 二年生。初めてのインカレ。人生で一番練習していた時期。スイムで出遅れるも、強化したバイクで何とか集団に喰らいつき、得意のランで爆走。69位/128位
 
  三年生。主将として挑んだインカレ。運営疲れ&結果を出さなきゃという過度な緊張により、プレッシャーに押し潰された。スイムでひどいバトルに巻き込まれ体力を使い切り、バイクランでもズルズル潰れる。86位/144位

 そして四年生。研究室、院試との兼ね合いもあり、あまり練習は積めていなかったが、練習中の集中力でカバー(したつもり。)慣れもあってかスタートラインに立った時でも全く緊張せず、僕これから本当にインカレ出るの?!という精神状態。
聞き慣れたブザー音が鳴り、いよいよ三度目のインカレがスタートした。


~スイム 23:36 127位~
※今年は水位が浅かったためタイムは全体的に皆速い。
スタート位置は山下さんのアドバイスを受け、真ん中よりちょっと外側。スタートダッシュを決めようと走って海に飛び込むも、当たり負けして潰される。あれ?僕の前には水がないんだけど・・・人の上を泳げってこと??という事態になってしまい既にかなり出遅れる。やっとこさ入水できても四方八方から殴られる。このバトルの激しさの中、自分の泳力で前に行くのは無理だと悟り、スタートして300mも経たないうちに体力温存作戦を実行。基本は集団の中で泳ぎ、ちょくちょくヘッドアップ、人が空いたら前に出る。極力キックは打たない。そのおかげもあってか、かなり体力を残したままスイムアップ。瞬間、トランジダッシュ!!!5
人くらい抜く。
 結局今年もスイムで出遅れる形となったが、今までよりも圧倒的に体力を残せたのは良かった。あのバトル・・・どうやって突破するのだろう。スイムが得意な方に是非ご教授いただきたい。

~バイク 59:56 51位~
 トランジダッシュしながら、冷静にトランジのイメージを頭で再確認できたおかげでかなりスムーズにバイク乗車成功。20m手前には5人ほどの集団が。死ぬ気でペダルを踏む!潰れてもいいから絶対追いつく!!徐々に離されているのは分かっていたが、諦めなかった。すると、僕を猛スピードで抜き、前へ出ていく選手がちらほら。彼らは僕の後ろについて足を温存していたらしい。彼らに死ぬ気でついていき、周回コースに入るころには10人くらいの集団を形成することに成功。諦めなくてよかった。とりあえず一安心。脚を結構使ってしまったので、最初の一周目はあまり前に出ず、くっつき虫に。関カレ以降、高ケイデンス走法にさらに磨きをかけていた(110rpmは余裕)おかげか、一周目で脚を回復させることに成功。後は心肺をランまでに回復させなくては。まずは心を落ち着かせる。余裕余裕。自分に言い聞かせる。すると本当に楽になってきて三周回目には心肺もかなり落ち着いてきた。
 かなり余力を残したまま周回を終え降車ラインへ。トランジ付近はみんな緊張が抜けスピードが落ち気味。!!無理な追い抜きはしない範囲内で!!バイクシューズを脱ぎ始め減速した選手を一気に抜く。同じバック内でもかなり上位でトランジinすることに成功。
 今年のバイクはかなり上手くいった。スイムの体力温存作戦と、高ケイデンス走法のおかげだ。ランで潰れがちな人、すぐ足がつる人、後半スピードが落ちてしまう人。高ケイデンス走法おすすめ(人によって合う合わないはあると思うが)

~ラン 36:22 32位~
 まず一言。みんなラン速くない??36分30秒切って30位代であることにびっくり。それほど今年は大会のコンディションが良くスピードレースになったことを物語っている。
 それはさておき。心身ともにかなり余力を持ったままランスタート。拇指球で地面を蹴る、膝が外側に曲がりがちなので内股気味にする。足を流し気味にする。腕をしっかり振る。ピッチは少し速め、腕振りでリズムを作るetc
 バイクで疲労した脚に負担がかからないよう全身の筋肉をフル稼働して走る方法を普段のジョグから意識し、自分なりに開発、実行できたので、かなり楽に速く走ることができた。それでも後半は前腿が千切れそうになり、腿裏は完全につってしまった。ここでスピードを落としたら死ぬほど後悔するのは分かっている。踏ん張れ踏ん張れ。常に自分を鼓舞した。4周目、芝生に入ってからラストスパート。持てるすべてを出し切った。フラフラになりながらもゴールテープに体をぶち込んだ。
~total 1:59:54 56位/145位~
 過去最高順位、コンディションにも恵まれたおかげか2時間切り達成。今までで一番満足できたレース&自分の実力を出し切れたレースだった。緊張せず自分の強みを冷静に判断し、頑張る所はしっかり頑張る、休むとこは休む。レース中にメリハリがつけられたこと(いわゆる勝負感ってやつ?)が勝因だと思う。というのも、これだけは絶対に粘る、ぶっつぶれるまで出し切る!と自分なりにピークを作り、僕に足りない勝負感ってやつを日頃の練習から付けてきたおかげだ


 最後に。
 三年の12月~4月。トライアスロンに対するモチベーションを完全に失った期間。あの期間があったからこそフレッシュな気持ちでトライアスロンに取り組めた5月~9月。今までは誰かよりも速く、誰かよりも良い順位で。スポーツに対する評価を相対的に見ていた。四年生になってからは、昨日の自分よりも速く、去年の自分よりも良い順位で。評価の基準を常に自分においていた。究極の自己満足を追及していた。だから、去年と違ってプレッシャーに押しつぶされることなく、存分にトライアスロンを楽しむことができた。だから、去年と違ってインカレ後に燃え尽きることなく、まだまだトライアスロンを続けたいと思える。
 
 今後は学業にさらに時間を奪われる。練習時間は減っていく。
「全国で1番練習量の少ない状態で、インカレに出場する」
こんなことを考えるインカレ選手が一人くらい居てもいいんじゃないの???










3 件のコメント:

  1. 4年生でのインカレお疲れ様でした。
    来年は応援行きたいので、練習量が少なくなる中でもインカレ出てください笑

    近藤

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  2. スタートの件、ごめんなさい。
    あんなに浅いと思ってなくて、、、
    ボコボコにやられる優を見ながら心の中でずっと謝ってました。
    バイクはやっと本来の力が出せていたように感じて嬉しかったよ。
    ランは流石ね。2時間切りおめでとう!

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  3. 近藤さん
    了解しました。四年間の経験を活かして少ない練習量で頑張ります^^
    山下さん
    いえいえ、、前日に頂いた[頑張りすぎないように]というアドバイスのおかげで終始落ち着いたレース展開ができたからこその結果です。ありがとうございました。

    歴代主将からコメントを頂けて光栄です

    U (前々主将)

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