2014/09/09

インカレ レースレポート


お疲れ様です。
昨日、観音寺からバンにてつくバックした堀です。
運転手のみんな疲れている中ありがとうございました。

さて、近藤→荒巻とインカレを振り返っていますね。
自分は筑波に戻ってきてから気持ちを整理して言葉を選ぼうと思ったので更新が遅くなりました。

レースのことを思い出そうとすると、レースと同じくらいの時間がかかり、結果文章を考える時間がプラスされるので、文章も時間もかなりかかっています。

レースが終わった夜にもインカレの選手といろいろ話したので、かなり消化はできたつもりですが、
レポートなので細かいほうが自分のためにもなると思ったので、長文ですが見ていただければと思います。



団体のリザルトは出たようなので、トータルだけですが自分は 2:04:51 でした。
筑波では3番目という結果。



今回のインカレでの目標タイムは 2:04:00 だったので目標達成ならず。
しかし、今回の設定はそもそも甘かった。

選手自体のレベルが上がってきていることと同時に、今回のコンディションは昨年に比べると穏やかで、海も波はなく、雨もやみバイクの路面も乾いていて、何より気温が低かった。ランに入ってからは急に気温が上がってきたので、ゴール終了後は救護が騒がしかったが・・・

レース自体が明確に同じ状況で動くことは非常に難しいと思う。
しかし、今回の全体的な結果を見ると、個人優勝は 1:53:22 という驚異的なスピードで、昨年よりも1分以上も早い。

今の心境を一言でいうと、「勝負できなかったな。」という感じです。



調整自体はいい雰囲気で仕上げることができていた。
移動の前の日からかなりリラックスしていたのは自分でもわかったし、みんなにも言っていた。

レース当日の朝は5:00頃に起床し、ストレッチをゆっくり行い、6:00からトランジッションの開放があったので、それを準備し6:30頃に朝食をとることにした。

7:30~女子のスタートを見る。
8:00~陣地にもどり、ストレッチを行う。特に肩回りと太もも。
8:30~水分とゼリー状の補給食をとる。ジョグを軽く行う。結構トイレに行った。
9:00~陣地で少し休む。
9:30~トライスーツに着替えて、入水チェックの準備を行う。
9:50~桐の葉
10:00~入水チェック。10分くらいまでゆったり泳ぐ。ブイ確認とかドルフィンスルーとかやったり。
10:20~入水チェック終了。
10:30~男子スタート


― Swim ―

位置取りは第1ブイにほぼ直線上。全体的に外側に選手がいたので、バトルはかなり少なめにすんだ。息継ぎをしながら外側を泳ぐ集団を確認。部位の方向確認は10ストロークに1回ほど。集団を参考にした。

1周回終了時、荒巻と山下を確認。ほぼ同時にスタートと同じ位置から入水する。バトルはかなり少ない。いくつかの集団については、少し回転を速め集団をとらえる。山下が先に行くのを確認。

2周回終了時、山下がすぐ前にいることを知らされる。アップ時に荒巻が後ろにいたことは確認済み。バイクまでできるだけ早く走る。かなり体は重かった。シートのない砂利道に注意しながら、バイクの前へ。



― Bike ―

落ちていたベルトを拾い、焦ることなくつける。前回はここでゼッケンが見えていないということで、マーシャルに止められた。ヘルメットも時間をかけずに装着。

前に山下を含む7~8人の集団とさらに前に大きな集団(近藤がいるであろう)を確認。
山下のいる集団に橋の手前のコーナーで全力で追いつく。

数100メートル集団で走り先頭交代をしたところで、リアディレイラーのシフトレバーのワイヤーが切れた。

これが今回の結果のすべて。ランへの足の痛みにつながった。前日は全く問題なく変速は使えていた。以前にも練習中にワイヤーが切れたこともあり、今回は交換して2か月ほどだったので完全に安心しきっていて、見逃していた。準備・確認不足の結果がここで現れてしまった。

メカトラのせいで勝負できなかった。わけではなく、実際自分は一瞬ここであきらめてしまった。一つ集団を落とすということがものすごく怖くて、重いままでも行こうかどうか迷ったところで、足が先に疲労してしまい、スピードに乗れず後ろの集団が見えたのを確認してそこに落ち着いたのが正直なところ。

結果だけ見れば落としたことが正解だったかもしれないが、今回の気持ちを含めてもまだまだ勝負する心が足りないなと思った。



一つ集団を落として再スタート。
使えるのはインナートップとアウタートップ。集団の人数からすると足を酷使しなければいけないほど余裕がない訳ではなかったので、基本的にはインナートップのままで回した。

折り返しはきついだろうと思っていた。だから位置取りには十分に注意し、集団の中には間隔をあける選手もいたので、コーナーの手前では交代人数を考えながら積極的にあいた所に入り、できるだけ前をキープするようにした。

先頭との差も、近藤と山下の集団との差も縮まることはなかった。全体的に牽制し合っている雰囲気が強かった。荒巻や東北のバイクあ早い選手もいたがあまりコミュニケーションをとることもしなかった。
自分も行くことができなかった。

周回を終えると、最終周は少し飛ばす選手がいたが、ランで疲労を残したくなかったので、あまり焦らずについていくことだけを考えた。



― Run ―

集団でトランジッションに入る。やはりぬかるんだ路面に注意した。走る際には草のあるところで泥を落としつつ自分のポジションに向かった。

靴を履くと、荒巻と同時にランスタートを切る。
自分の足も動かなかったわけではないが、それ以上に荒巻はいい走りをしていた。バイクの後半から気温が上がり始めたので、エイドでは必ず水をとるようにした。

ペットボトルの水は3分の2くらいを首や足、残りは顔にかけ、流れてくる水を飲んだ。

1周目は足の様子を見ながらペースを崩さないように意識した。荒巻が見えなくなるのを見てもペースを上げなかった。また今回はコース上でのスプリンクラーの位置が改善されており、水を全体に浴びることなく、シューズも重くならずに済んだ。

2周目は気持ちペースを上げるが後半の坂に入ると、左足の太もも前の筋肉(バイクで使ったと思われる)に痛みを感じるようになった。平地に戻ると問題なく行けた。

3周目は上り坂で東北の部員を見つけ「行くぞ!!」と声かけた瞬間、先ほど痛めた場所にもろに痛みが来た。平地でも痛みを伴ってきた。フォローするとフォームが崩れてしまい、エイドで受け取った水はほとんど足を冷やすために使った。

最終周。完全にペースダウンしたが、足は止めなかった。
意識はしっかりあったので、エイドで水を受け取っては冷やしながら、走り続けた。
坂でペースが落ちた分、長く応援が聞こえるのが励みにもなったし、辛くもあった。



― Finish ―
ゴール直前は足の痛みでふらついていた。バンドの回収後は自力で救護に向かって足をケアしてもらった。荒巻も救護にいて心配だったが、自分が陣地に戻るころにはいなくなっていたので、安心した。

ゴールの後、近藤がまだ走っていることを知らされた。ランで周回場所にずれを感じていたので、不思議だなと思っていた。周回数の関係で再びコースに戻っていった近藤が見えた。

近藤は最終走者となったが、閉会式で計測に不具合が生じていたことも知った。
速報の発表が後日となったので自分のタイムはわからなかった。

1回目インカレのときよりは全体的な流れなどはよかったが、満足できないことだけはあまり変わらない。



―総括―
今回は選手にもサポートにも来年につながるいい影響のあるレースだったのではないかと思います。 自分自身、インカレが一番厳しくもやっぱり楽しいと感じることができたレースですし、応援してくださった方々にもそういったコメントが多かったように感じます。

つくトラのみんなへ。来年は一緒にインカレの舞台に立とう。



最後になりましたが、遠方からお越しくださったOB・OGの方々本当に熱い応援ありがとうございました。残り1年はまだ大学院がありますが、OB・OGさんの様に後輩のために何かできる先輩になれるように頑張りたいと思います。



ここまで読んでくださりありがとうございました。
また磐田や渡良瀬でお会いしましょう。



9月8日 観音寺の朝


博士前期課程1年   堀 雄太


1 件のコメント:

  1. 幹部が終わった時点で選手をやめてしまった自分からしてみると、
    院生になっても選手としてチームに関わっている堀さんは本当にすごいな、
    と尊敬しています。普段は言わないけどね。笑

    レース中なのにハプニングに冷静に対処したのはすごいなー、
    と思う反面もったいないなーと思っちゃいました!
    堀さんは何か起こしちゃう系の人だと思うからなおさら要注意かも。笑
    来年はいい準備をして、後輩達にも負けないで欲しいなと思います。

    おつかれっしたー!

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