2013/03/09

IRONMAN NZ レースレポート2 -レース当日編-

こんにちは、昨日に引き続いて荒木です。

今日はレース本番のレポートです。写真は少なめ。

レポートの前にアイアンマンについて少しおさらいをしておきますね。
トライアスロンには51.5kmのオリンピックディスタンス、その半分のスプリントなど、いろいろな距離があることはご存知かと思います。
アイアンマンはその中の一つ、距離はスイム3.8km、バイク180km、ラン42.195kmのレースです。いっつそーくれいじー。

アイアンマンレースは約226km、タイムにするとトップ選手でも8,9時間はかかるとても過酷なレースです。こんな長い時間動くためには何よりもエネルギー補給が重要!ということで、ジェルを10本分ぐらい入れたドリンクや羊羹、ゼリーなどをバイクに積めるだけ積んで、レースは朝4時に起床。しっかり朝ご飯を食べてからレース会場に向かいました。

まだ暗い中、バイクの最終チェックと着替え、そしてアップ。会場は選手や応援でいっぱいで、異様な熱気がありました。
バイクをセッティング


6:30頃スイム会場に到着、ここでもスタート前にハカが行われていましたが見る余裕はありませんでした。
徐々に日が差し始めた頃、選手がタウポ湖に入水。18歳から70歳以上の選手まで、1400人の選手が一斉にスタートします。
スタート前!長い長いレースの始まりです。


そして…、
7:00 IRONMAN NEW ZEALAND スタート!
スイムコースは水は冷たいものの、とてもきれいで波もほとんどなくとても泳ぎやすいコースでした。

ここからはリザルト(順位どころかスピードまで出してくれています^^;)を見ながら書いていきます。
僕はスイムを56分でフィニッシュ。全体で63位ということでかなり早い方のようです。

そしてトランジットへ。着替えをするのですが、ボランティアの方が着替えを手伝ったりウェットをしまってくれたりといろいろお世話をしてくれます。「頑張れよ!」的なことを英語でいわれたと思うので、「さんきゅー」を言ってからバイクへ。

バイクは90kmのコースを2周回。平坦かと思いきや、路面が粗かったり細かなアップダウンがあったり、だんだんと風や暑さがでてきたりと中々タフなコースでした。
僕は1週目はそれなりにいけたものの2週目で失速…。外人の方は女性でもとてもパワフルで、多少路面が悪くてもグイグイ僕を抜いていきました。15kmに1回のペースでエイドがあり、水、ドリンク、コーラ(!?)、ジェル、バナナなどがおいてあるのですが、正直後半は15kmがとても長く感じました。
リザルトで確認すると45km毎の平均速度は31.3→31.3→28.7→27.5km/hと推移。見事に潰れております。

とにかく6時間半をかけてやっとトランジットへ。何度やめたいと思ったことか…。
2度目のトランジットもボランティアの方の手厚いお世話を受け、トランジット内のエイドで補給。ここのエイドはとても手厚く、日焼け止めやワセリン、水、ドリンク、コーラ(!)、ジェル、バナナ、オレンジ、クッキー(!?)、ポテトチップ(!!?)と充実すぎるラインナップ。
いやいやお菓子はのーさんきゅーですよとか思っていると、後からきた選手が「Oh〜,Chips!」とかいいながら普通にパクパク食べていました。すげータフだわ。アイアンマンおそるべし。

なんやかんやでランへ。ランは14kmのコースを3周回。スタートの時にちょうど2週目の石倉さんが見えたのでテンションが上がり、キロ5分を割るハイペースでスタート。
ランコースはアップダウンの激しいコース。ものすごい人数の観衆が応援をしてくれました。特に湖畔沿いの道は応援を間近に感じ、すごいパワーをもらいました。エイドも2.5km毎にあり、やっぱり充実のラインナップでした!
1週目の中頃で石倉さんに追い抜かれたものの、その後も何とかペースをキロ6分を超えないまま維持し、3週目へ。膝や腿がかなり痛かったのですが、歓声とコーラパワーでペースを維持!辛かったのですが、現地の人の「Shunya〜,Good job!」「Tsukuba〜」「GANBATTE〜」などの応援に思わずニヤニヤしてしまいました。(^-^)b←こんな感じでちゃんと答えながら走りましたよ!

そして、ランは3時間54分、トータル11時間35分でフィニッシュ!
達成感と、安心感と、つかれと、痛みと、変な快感でなんだかよくわからないかんじになってました。
初アイアンマンでこのタイムはどんなもんなんでしょうか?エイジグループでは7位、同グループの日本人ではトップですが、エイジ上位のニュージーやオーストラリアの選手には敵いそうにないなーって思います。ちなみに僕はスイムはエイジトップ、ランもエイジ2位でした。どんだけバイク弱いんだよ。

石倉さんは10時間6分でフィニッシュ。ただそれでもエイジ11位、10位以上がほとんど10時間を切っているあたり、ものすごい年代です。

このかはランのトランジットのところで肉離れでメディカルストップ。完走できていたらエイジ入賞は確実なタイムだっただけに残念です。まあでも無理してこれから走れなくなるよりはね。

FINISHER!

以上でレース本番のレポートを終わります。
初アイアンマンで強く感じたことは、アイアンマンの過酷さと異様な快感、海外選手の異様なタフさ、ボランティアやスタッフの方の優秀さとありがたさ、観戦している方々の応援の力とパワー、そしてコーラは偉大だということです。
アイアンマンの後は興奮して眠れなくなる、なんて話を聞かされましたが、そんな興奮も吹き飛ばすくらいの疲れですぐに眠ってしまいました。


今日も長くなりましたが、すでに興味のない人はブラウザバックしているでしょうから開き直って明日も長々アワードパーティー&NZ観光編を書いてしまいます。

ではでは!

荒木

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